進学先の大学よりも重視すべき問題 秋篠宮家のご長男、悠仁親王殿下が去る9月6日に18歳のお誕生日を迎えられた。これによって、悠仁殿下は成年になられた。 このところ、悠仁殿下の大学受験が近づいたことから、その進路への関心が高まっている。東大を目指されるのか、それとも他の大学を選ばれるのか、と。 しかし、悠仁殿下が皇族であられても、進学先の選択についてはご本人の希望が最大限、尊重されるのが基本だろう。多くの国民が首をかしげるような、極端に不公正な扱いさえなければ、とりたてて第三者が口を挟む問題ではないはずだ。 しかし、進路選択があくまでも個人的な事柄であるのに対して、もっと重視すべき国民的な問題が他にある。それは、次代の「国民統合の象徴」の地位を継承すべき方がどなたで、その方に将来の天皇になられるにふさわしい教育環境が整っているか、という問題だ。 そこに、今の皇室をめぐる最大の不安があるのでは