【ジョン・ミッチェル特約通信員】米退役軍人省は21日までに、1955年の幼女暴行殺人事件(由美子ちゃん事件)を起こした米陸軍のアイザック・ハート軍曹に経歴をたたえる墓石を提供した経緯について、84年にハート軍曹が死亡した当時の「法律に従った対応だった」とし、撤回しない考えを示した。
【ジョン・ミッチェル特約通信員】1955年に嘉手納村(当時)で幼女暴行殺害事件(由美子ちゃん事件)を起こした米陸軍のアイザック・ハート軍曹が事件から22年後の77年、米本国で仮釈放されていたことが分かった。それ以前に死刑から収監45年へ減刑され、仮釈放を認めない条件だったにもかかわらず、フォード大統領が覆した。ハート軍曹は「私は政治の犠牲になった」と主張していた。 死刑判決が減刑された後のハート軍曹の足取りはこれまで分かっていなかった。ピュリツァー賞を受賞した米著名ジャーナリストのリチャード・セラーノ氏が2019年、米軍の死刑制度に関する著書「午前0時の呼び出し」で新事実を発掘。本紙も軍歴を示す文書や写真を入手した。 ハート軍曹は事件当時31歳で、嘉手納基地所属。沖縄で開かれた軍法会議で、1955年12月に死刑判決が言い渡された。 出身地であるケンタッキー州や隣のテキサス州の上院議員は減刑
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