[普天間返還 合意30年] [正月特集](第1集) 米軍普天間飛行場跡地に沖縄県庁を移し、鉄道を敷く-。琉球政府が日本復帰前年の1971年6月にこんな構想を立てた公文書が見つかった。軍用地の返還を「射程内にある」と捉えて具体的な利用計画を策定。普天間飛行場の土地は「平たんで利用価値が高く、行政の中心にする」と書かれている。飛行場の全面返還に日米が合意してから今年で30年。(社会部・塩入雄一郎) 見つかったのは「軍用地および軍用施設」と記された文書で、地図「現況図・転用計画図」と「転用の基本的考え方」「現況調査報告」に分かれている。那覇市の映像クリエイター翁長巳酉(みどり)さん(65)が、琉球政府で農林局長を務めた父林正(りんしょう)さんの遺品から見つけた。 転用計画図は軍用地を「商業」「緑地」「公共施設」といった用途別に色分け。普天間飛行場は「行政中枢(県庁)ビジネスセンター」と記され、鉄