デビューから22年が経ったaikoは、変わることのない瑞々しさを保ったまま音楽活動を続けている。約2年9カ月ぶりのアルバム『どうしたって伝えられないから』においても、音楽に対する真摯な姿勢は一切ブレることなく、新たなニュアンスを織り交ぜながら最新の物語たちを繊細に紡ぎ上げてくれている。 【写真】共演で急接近、King Gnu井口と談笑するaiko 彼女の音楽が多くの人の心を捉えて離さないのはどうしてなのか? 人間性に肉薄するインタビューで秘密を紐解いていく。 <※この記事は『クイック・ジャパン』vol.154に掲載のインタビューを一部抜粋し転載したものです。> ──この1年の間に生まれた曲たちには、コロナ禍での世の中の空気やaikoさん自身の感情が反映されていると思いますか? うん、反映している部分はきっとあると思います。コロナ禍に書いた歌詞なんかは、今までとちょっと違っているのかもなって