「日本を旅をして、100パーセント完全にスペイン文化をテーマにした遊園地に出くわすということが想像できるだろうか? いや、想像する必要はない。現実に存在するのだから」 これは、三重県志摩市の複合リゾート施設「志摩スペイン村」についてあるスペイン紙が記した一文だ。 2024年に入り、この一紙のみならず複数の現地紙が開園30周年を迎えた同施設について報じている。“本場”のメディアはどんな伝え方をしているのだろう。 「日本人がスペインを再現」 同国首都マドリードに本社を置く「ABC」は、「日本人がテーマパークでスペインを再現」などと見出しを付けた記事を掲載。宣教師フランシスコ・ザビエルの生家をモチーフにした「ハビエル城博物館」や「ドンキホーテとサンチョパンサ像」のモニュメントなど同施設の写真を6枚掲載し、スペインにちなんだアトラクションや飲食施設について紹介している。