現実・現場と向き合い、決断と行動を迫られるトップリーダーたちは、困難に負けない広い視野と心の軸を培うため、思想・哲学、歴史に学んできた。禅、西洋哲学、東洋思想…。支えになった教えを、各界の経営者が振り返る。 立命館アジア太平洋大学の出口治明学長特命補佐(ライフネット生命保険・創業者) は、毎日の全ての判断に歴史・哲学の読書が役立ったという。エーワン精密・創業者の梅原勝彦氏は、中国古典からリーダーのすべきことを学んだ。グロービス経営大学院の堀義人学長は、行動哲学である陽明学の「知行合一」を実践してきた。 経営判断に生きた歴史、哲学 本は「面白いから読む」 立命館アジア太平洋大学 出口 治明 学長特命補佐 私はビジネスパーソンとして日本生命保険で部長職を務め、その後にライフネット生命保険を立ち上げてからは社長、会長を務めました。それから立命館アジア太平洋大学に移り、歴史についての本などを書いて