最近は東証からの要請もあってか増配や自社株買いなどにより株主還元力を高めている銘柄が多いですが、企業の株主還元を検証する時に1番大切な事は、実施されている株主還元が一過性に終わらず、長期に渡り継続的に期待できるかです。 何故なら、企業によっては保有資産の売却などにより一過性に稼いだ利益を特別配当などで一時的に還元しているケースもあるからです。もちろん、一過性要因でも株主に還元してくれる事は有難いですが、中長期運用を前提としている高配当株投資では継続的な株主還元を行ってくれる事が大切な投資基準で、その裏付けとなるものは、やはり好調な業績です。 とういう事で今回は、最近の業績が過去最高益を更新し続けており、今後も継続的な株主還元力の向上が期待できそうな5銘柄を検証していきます。 【1928】積水ハウス 最初の銘柄は積水ハウスで、国内外で不動産開発を手掛けており、日本を代表するハウスメーカーです