センバツも髪形の自由化の風が吹くのか――。昨夏の甲子園は高校球児の頭髪に注目が集まった。「エンジョイベースボール」を掲げ、107年ぶりの優勝を果たした慶応(神奈川)をはじめ、複数の代表校が「脱丸刈り」を進めていた。あれから約7カ月。開催中の第96回選抜高校野球大会の出場校に、髪形について聞いてみた。 【写真】低反発バットで センバツで第1号ホームラン ◇「ルールは校則と同じ」 開会式で選手宣誓をした青森山田の橋場公祐主将の髪形は、トップを長めに残し、サイドを短く刈り上げる若者に人気のツーブロックだった。青森山田は2017年ごろから「脱丸刈り」にしたという。 橋場主将は「ルールは校則と同じ。中学は丸刈りだったので、高校になって伸ばせると聞いてうれしかった」と素直に胸の内を明かした。 兜森崇朗監督は「従来の高校野球の髪形を否定するわけではないが、世の中の動きを考えた時に、そのように指導していく