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数理統計学の検索結果1 - 10 件 / 10件

  • 『ベイズデータ解析』はベイズ統計学を用いる全ての実務家が座右に置くべき第一級の鈍器 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

    ベイズデータ解析(第3版) 森北出版Amazon 先日のことですが、『ベイズデータ解析』を訳者のお一人菅澤さんからご恵贈いただきました。もう一目見ただけで「鈍器」以外の語が出てこないくらいの立派な鈍器で(笑)、原著のBDA3*1に負けないくらいの鈍器っぷりが見事な一冊です。菅澤さんといえば名著『標準ベイズ統計学』の翻訳も手掛けておられますが、先日直にお話を伺った際は「本書の方が標準ベイズよりもさらに理論的な内容に踏み込んでしっかり書かれていて良い」とのコメントでした。 ということで、早速本書をレビューしていこうと思います。ただ、何分にも全体で888ページもある大著であり、ぶっちゃけ斜め読みするだけでも1ヶ月近くかかるという有様でしたので、内容の理解が不完全であったり誤ったりしている可能性があります。それらの不備を見つけられた際は、何なりとご指摘くだされば幸いです。 本書の概要 第I部 ベイ

      『ベイズデータ解析』はベイズ統計学を用いる全ての実務家が座右に置くべき第一級の鈍器 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
    • 【統計検定1級】データ解析のための数理統計入門を読む | とけたろうブログ

      ―本書は統計検定の準1級と1級(統計数理,統計応用)の内容にもほぼ対応している―初版第2刷以降の「はじめに」には,この文言が入っています。はたして,これは本当か,本稿では忖度なく一刀両断にしていきます。 本書(以下,青本と呼ぶ)は2023年10月に共立出版から出版されました。現在,著者の久保川達也先生は東大経済学研究科の教授であり,同じ出版社から出ている「現代数理統計学の基礎(以下,白本と呼ぶ)」の著者としても有名ですね。著者の慧眼によって様々な統計手法の本質が審らかにされていく様子は読んでいてとても刺激的であり,青本は私も好きな1冊です。本稿を読んで興味をもった人は,本書をぜひ購入してみてください。 青本は統計検定1級対策として適している 準1級は統計学の初学者や文系出身者でも努力すれば合格できる知識主体の試験であるのに対して,1級は難関国立大学理系2次試験を彷彿とさせるガチの数学力勝負

      • 名寄せの定量評価とGroup Sequential Test - Sansan Tech Blog

        こんにちは、技術本部Sansan Engineering UnitのNayoseグループでバックエンドエンジニアをしている上田です。 普段はデータの名寄せサービスを開発しています。Sansanの名寄せというのは、こちらのページに記載のとおり、別々のデータとして存在する同じ会社や人物のデータをひとまとめにグルーピングすることを言います。 下記の記事のとおり、前回は名寄せアルゴリズムを定量評価する際に利用する統計的仮説検定において、固定サンプルサイズ検定の課題を解決する逐次検定の手法SPRT(Sequential Probability Ratio Test、逐次確率比検定)を紹介しました。SPRTには別の課題があるため、今回は実務で重宝する特徴をもつGroup Sequential Testという逐次検定について紹介します。 buildersbox.corp-sansan.com この記事の

          名寄せの定量評価とGroup Sequential Test - Sansan Tech Blog
        • 統計学の歴史:統計学っていつからあるの? いつから日本で使われている?

          2012年10月にデータサイエンティストが「21世紀で最もセクシーな職業」と名指しされてから10年以上が経ちました。2022年度から高校では「情報Ⅰ」が必修科目となり、社会人がリスキリングでデータサイエンスを学びなおす例も増えています。 さて、そんなデータサイエンスの基礎たる「統計学」はいったいいつ生まれ、どのようにしてその知を積み上げられてきたのでしょうか? 長大な歴史のなかから重要な出来事や流れを踏まえて、世界・日本の統計史をご紹介します。 「統計」は国家の実態を知るために古代から用いられていた:紀元前 「統計(statistics)」とは、“ある集団の傾向や性質を数量的に表すこと”と定義されます。統計局はその源流を「①国の実態を捉えるためのもの」「②大量の事象を捉えるためのもの」「③確率的事象を捉えるためのもの」の3つに分類しており、①については、古代エジプトや古代ローマ帝国、中国前

            統計学の歴史:統計学っていつからあるの? いつから日本で使われている?
          • 『ベイズデータ解析』はベイズ統計学を用いる全ての実務家が座右に置くべき第一級の鈍器 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

            ベイズデータ解析(第3版) 森北出版Amazon 先日のことですが、『ベイズデータ解析』を訳者のお一人菅澤さんからご恵贈いただきました。もう一目見ただけで「鈍器」以外の語が出てこないくらいの立派な鈍器で(笑)、原著のBDA3*1に負けないくらいの鈍器っぷりが見事な一冊です。菅澤さんといえば名著『標準ベイズ統計学』の翻訳も手掛けておられますが、先日直にお話を伺った際は「本書の方が標準ベイズよりもさらに理論的な内容に踏み込んでしっかり書かれていて良い」とのコメントでした。 ということで、早速本書をレビューしていこうと思います。ただ、何分にも全体で888ページもある大著であり、ぶっちゃけ斜め読みするだけでも1ヶ月近くかかるという有様でしたので、内容の理解が不完全であったり誤ったりしている可能性があります。それらの不備を見つけられた際は、何なりとご指摘くだされば幸いです。 本書の概要 第I部 ベイ

              『ベイズデータ解析』はベイズ統計学を用いる全ての実務家が座右に置くべき第一級の鈍器 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
            • 統計検定準1級合格のために学習したこと - Qiita

              1.はじめに 先日ようやく統計検定準1級から解放されました。 1回目の受験で不合格で、2回目の受験で合格。 合格したと言っても結果は以下の通り散々でした 確率分布と統計的推測は良かったのですが多変量解析と応用はボロボロです。 偉そうにアドバイスができる立場ではありませんが、合格するために学習したことについてまとめます。 2.受験前のスキルレベル 大学では統計学(統計検定2級レベル)と線形代数の単位をぎりぎり取得できる程度の数学力しかなく、それ以降は数学に触れずに過ごす 2年ほど前に統計検定2級に合格 3.ざっくりとした学習方針 1回目の受験 2級と比べて試験範囲が驚くほど広いので、ワークブックと過去問で満遍なく勉強する(結果的にこれがダメでした) 試験範囲を見る限り高度な計算力は求められないと思ったので、ワークブックに記載されている数式だけは理解することを徹底した(この方針も僕には合わなか

                統計検定準1級合格のために学習したこと - Qiita
              • 統計検定®1級模試 | 集団授業 | すうがくぶんか

                模試を通して実戦経験を養おう! 数理統計学の運用能力を基礎から発展まで満遍なく問う統計検定一級、模試を受けて理解の最終チェックをしませんか。問題はすべて統計検定一級を取得したすうがくぶんかの講師陣が作問し、本番さながらの問題を出題します。 答案を提出していただければ、講師陣による添削・採点も実施します。時間配分、作成した答案が採点者にどう見えるのか、新しい問題に自分がどれだけ対応できるのかといった不安を、模試とその添削で解消しましょう! また、統計検定一級を受験しない方からの力試しとしての受験もお待ちしております。 ※2024年9月のご受講についてお申し込み受付中です。アーカイブ視聴による参加、途中参加も可能です。 この講座では、統計検定一級の統計数理および統計応用全分野の模擬試験の出題、答案の添削、解説を行います。問題は統計検定一級を取得した講師陣が作問するため、本番を見据えたレベル・内

                • データ分析のための統計学入門 原著第4版 | Data Learning Bibliography

                  データサイエンス初学者学生統計学(基礎) データサイエンス力特になし 本書のポイント 「データ分析のための統計学入門」というタイトルのとおり、データ分析を始めるにあたって必要な最低限の統計知識がまとめられている。 数学的な理解・導出よりも、より実践的なノウハウの提示にフォーカスされた入門書。 なにより原書がOpenIntroというNPOにて無償公開されており、翻訳書となる本書も電子版は無償公開されている。(練習問題回答以外) レビュー 「本書は大学に入学して初めて統計学を学ぶ学生、大学に進学を目指す高校生、ビジネスなどの諸分野でデータ分析をしている社会人のために書かれた書籍である。」(訳者まえがき引用) データ分析の学習を始めるとすぐに統計学という学問分野に遭遇する。しかし本格的な統計学の学習はそれだけでも奥深い内容であり、データ分析初学者が最初に感じるハードルとなる。本書はそんな初学者に

                  • 統計検定1級を難易度が高い公式参考書『統計学』で全対策

                    統計検定1級の統計応用(人文科学)の内容と統計数理の内容で学習漏れがありそうな箇所を公式本『日本統計学会公式認定 統計検定1級対応 統計学』をベースに総整理しました。統計検定1級対策においては『日本統計学会公式認定 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック』は関連情報の参照という使い方が良いと考えます。2冊とも両者の良いところを補完し合う関係性のため両方購入は合格に必須です。 増訂版 日本統計学会公式認定 統計検定1級対応 統計学 東京図書 口コミを見る Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる メルカリで調べる ポチップ 日本統計学会公式認定 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック 学術図書出版社 口コミを見る Amazonで調べる 楽天市場で調べる Yahooショッピングで調べる メルカリで調べる ポチップ 本記事では統計検定1級(統計数理と人文科学

                      統計検定1級を難易度が高い公式参考書『統計学』で全対策
                    • 『標準ベイズ統計学』はベイズ統計学をきちんと基礎から日本語で学びたいという人にとって必携の一冊 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ

                      標準 ベイズ統計学 朝倉書店Amazon 発刊当時に話題になっていた『標準ベイズ統計学』。実は訳者のお一人、菅澤翔之助さんからオフィス宛てでご恵贈いただいていたのですが、親父の没後処理やら自分のDVTやら実家の片付けやらで全く手が回らずオフィスに置いたままにしてしまっていたのでした。で、この度改めて拝読してみたら「何故もっと早く読まなかったんだ」と後悔するくらいあまりにも内容が素晴らしかったので、遅まきながら書評記事を書こうと思い立った次第です。 ベイズ統計学というと、殆ど詳しくない人だと「ベイズの定理以外に何があるの?」という印象ぐらいしかないかもしれませんし、一方でとりあえず技法としてやり方だけ覚えてしまった人だと「とりあえずMCMC回せばいいんだよね?」みたいな雑な理解になってしまうかもしれません。いずれにせよこれまで邦書ではベイズ統計学というと超初歩か実装重視かの二択が多かったせい

                        『標準ベイズ統計学』はベイズ統計学をきちんと基礎から日本語で学びたいという人にとって必携の一冊 - 渋谷駅前で働くデータサイエンティストのブログ
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