愛知県の会社が製造販売するキムチに昆虫が混入していたことを受け、この会社は商品の自主回収を始めました。自主回収の対象となっているのは、愛知県にある漬物を製造・販売する漬物メーカーの商品です。会社によ…
京都大学理学研究科生物科学専攻では、京都大学の伝統であるフィールドワークに重点をおいた個体レベル以上のマクロ的研究と、ラボワークによる細胞の構造や機能、遺伝子の発現、発生、神経伝達、蛋白質の分子構造などを明らかにしようとする細胞レベル以下のミクロ的研究を統合し、地球上の多様な生物が織りなす様々な生命現象を対象とした教育と研究を推進しています(http://www.biol.sci.kyoto-u.ac.jp/)。その過程で、国内外でのフィールドワーク、ラボワークを通じて撮影された膨大な映像(動画)・画像(静止画)が蓄積されてきましたが、その多くは個々の研究室、個々の教員のもとに留まっていました。 生物科学専攻では平成29年度総長裁量経費(事業名『生物学映像・画像アーカイブの構築』)を用いて、これらを体系的に整理し一元的に管理することにより、今後の研究資料としての利便性を高めるだけでなく、イ
一部の昆虫では、寄生した植物の遺伝子の発現を操作することで、葉や芽などに「虫こぶ」を作ることが知られています。山尾僚 生態学研究センター教授(研究当時:弘前大学准教授)、水木まゆ 弘前大学修士課程学生(研究当時)、笹部美知子 同准教授、池田紘士 同准教授(現:東京大学准教授)、金子洋平 福岡県保健環境研究所専門研究員、雪江祥貴 津黒いきものふれあいの里館長、陶山佳久 東北大学教授、廣田峻 大阪公立大学特任助教、澤進一郎 熊本大学教授、久保稔 奈良先端科学技術大学院大学特任准教授は、マンサクという植物と、この植物に虫こぶを作る近縁な4種のアブラムシが、マンサクの地理的な分布変遷に影響を強く受けながら種分化してきたことを明らかにしました。また、この種分化の過程で虫こぶの防御物質の量が増加し、形態が複雑化する方向に進化してきたことを、遺伝子発現のレベルと、防御物質や形態といった表現型レベルの双方
(研究成果)島中がメスばかり -昆虫の細胞内に生息する細菌が宿主の野外性比を急...
一年中、カブトムシやクワガタムシの成虫を生体展示しているので、毎日世話をする。これらの飼育の方法をwebや図鑑などで見ると、どれにも霧吹きで水を土などにかけてケース内の水分を維持すると書いてある。 これまで、何も疑いなくそのようにしてきた。 ただ、彼らを解剖して体を詳しく調べるようになって、さらに春に昆虫の脱皮についての企画展を作るに際して再び体(気管や皮膚)を調べるようになってから、大気中の水分が昆虫(特に甲虫類)の体液に関与する可能性は低いと思うようになった。 水分は口からとるのである。 皮膚から水分が入る余地はないのではないか。昆虫の皮膚は各層によって耐水や酸、有機溶剤から体を守る非常によくできた頑丈な皮膚になっている。 つまり、皮膚から大気中の水分が入る余地はたぶんない。では、それらを繋ぐ膜の部分から水分が入るというのだろうか、、、ただ、この膜の部分は体液にすぐには接していないから
トールサイズのカップに入っているのは飲料…ではなく、大量の虫。ラベルには「天敵のたね」の文字。天敵とは害虫を捕食することで農作物を守る生物を指す。 この天敵を熊本県内のみで収集・販売する会社が熊本市のペコIPMパイロットだ。 主な顧客はハウス栽培を行うナスとトマト農家。これらの農家が長年対策に苦慮してきたのが果実の色を変色するなどの害を及ぼす“白い悪魔”、コナジラミ類。 従来は化学農薬の散布で対処してきたが、農薬を使い続けると害虫は次第に抵抗力を持つようになり、効き目が薄くなってしまうという問題があった。 だがペコIPMが収集・販売するタバコカスミカメという、全長約4ミリの昆虫数百匹をハウス内に放飼するとコナジラミ類を本能的に捕食、結果として防除効果が生まれるのだ。 農家にとっては、農薬散布の回数が大幅に減る上に生産効率が上がるなどのメリットが。いまでは全国有数の生産量を誇る熊本市のナス農
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