年末は大掃除の時期である。愛着があり捨てるに捨てられないで取っておいた物でも、部屋が手狭になったことなどから、この際、処分しようと思う人もいるだろう。 そのとき、とくに迷ったり悩んだりするのは、人形やぬいぐるみ類である。それらには魂が宿ると考えられていることから、「魂が宿ったものをゴミと一緒に捨てるのは忍びない」と思ったり、魂のことまでは気にしないにしても、「大切にしていて思い入れのあった人形なのでゴミと一緒に捨ててしまうにはためらう」などの思いを持ったりするからだ。 そうした悩みや思いを解消する方法として今注目されているのが、「人形・ぬいぐるみ供養」だ。 人形感謝祭を実施している 人形・ぬいぐるみ供養と言えば、お寺や神社に持ち込む方法がよく知られているが、ほかにもいくつか方法がある。節句・伝統文化の啓蒙と振興を目的として、全国の製造業・卸売業・小売業を中心に約350社が加盟する一般社団法