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書誌学の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 九大名誉教授の中野三敏さん死去 84歳 江戸文学の大家、文化勲章受章(2019年12月4日)|BIGLOBEニュース

    江戸文化研究への多大な功績で文化勲章を受賞した九州大名誉教授の中野三敏(なかの・みつとし)さんが11月27日、急性肺炎のため死去した。84歳。告別式は親族で営んだ。喪主は中央大文学部准教授の長男学而(がくじ)さん。 福岡県出身。高校教諭、短大助教授を経て1972年に九大文学部助教授。母校・早稲田大に提出し刊行した博士論文「戯作(げさく)研究」(中央公論社)がサントリー学芸賞、角川源義(げんよし)賞を受賞。82年に九大教授に就任した。 専攻は日本近世文学。本格的に研究対象とされてこなかった江戸中期こそが、江戸文化の開花期であると主張し、その後の江戸文化観・研究の方向性に大きな影響を与えた。 長年、江戸時代の和本収集に取り組むなど書誌学研究の基盤を築いた。さらに浮世絵師・写楽の正体が阿波藩お抱えの能役者の斎藤十郎兵衛であることを立証するなど、研究領域は幅広く美術史や思想史まで及んだ。 85年に

      九大名誉教授の中野三敏さん死去 84歳 江戸文学の大家、文化勲章受章(2019年12月4日)|BIGLOBEニュース
    • 青土社 ||建築/美術/映画/音楽:羊皮紙のすべて

      歴史、文化、製作方法から、使える画材、保管方法、科学分析、そして未来の可能性まで——基礎から実践まで網羅した本邦初の決定版。 いつからあるのか、どんな動物の皮からできているか、表と裏の区別はあるのか、どういう方法で作られているのか、私たちにどのような影響をいまも与えているのか。羊皮紙づくりを実践し、日本における羊皮紙研究の第一人者である著者が、いまなお人びとをひきつけてやまない羊皮紙の魅力と可能性のすべてをあらわした一冊。

      • 書物の転形期03 出自から形へ2|木戸雄一

        「洋本」「和本」 洋装本の登場によって、初めて広告や目録に書型とは異なる書物の形が記載されるようになった。その新しい形が「西洋仕立」といった「西洋」を冠した言葉によって記されたことによって、それまで「日本」で流通していた書物の形もあらためて名称化される。 市岡正一編輯 ○漢語挿入/新選玉篇 日本仕立上下二冊○西洋仕立一冊○金二円五十銭(中略) 出版書林 甲府常盤町四番地    内藤伝右衛門 売弘支店 東京神田豊島町三丁目 山添栄助 (『東京日日新聞』、1877.6.1) 『漢語挿入/新選玉篇』は和本と洋装本の二つの形態で刊行されているが、「西洋仕立」の洋装本に対して和本は「日本仕立」と記述されている。この「日本仕立」は和本二冊本のことであり、「西洋仕立」は和本と同版の楮紙袋とじ木版を背革クロス表紙丸背の洋装本一冊に仕立て直したものである。「日本仕立」は、甲府の書肆内藤伝右衛門が何度か使用し

          書物の転形期03 出自から形へ2|木戸雄一
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