【9月23日 AFP】国際チェス連盟(FIDE)は22日に開いた総会で、ロシア、ベラルーシ両国の再加盟を求める提案をめぐり採決を行い、否決した。ただし、12歳未満や障害を持つ選手の参加については検討するとした。 FIDEは2022年、ロシアのウクライナ侵攻を理由に、ロシアとベラルーシを追放した。これにより、両国は事実上、国際大会から排除されている。 22日の総会では、キルギスが両国の再加盟を提案した。 FIDE理事会は採決を前に、「慎重に検討した結果、FIDE理事会メンバーの過半数が、現在の状況下ではキルギス提案を補強する十分な根拠は見当たらないと結論付けた」との声明を出した。 総会は一方、12歳未満もしくは障害を持つ両国の選手については、今後、大会参加の可否を検討することを理事会に付託する案を承認した。 理事会は「バランスの取れた人道的アプローチ」を求めており、総会はこれを受け入れた形だ