並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 2 件 / 2件

新着順 人気順

林真理子の検索結果1 - 2 件 / 2件

  • 林真理子『小説8050』 - Garadanikki

    林真理子 著『小説8050』を読了 人間性と経済問題について深く考えさせられた小説だった 私は林真理子さんがあまり得意ではない。 インタビューなどを拝見して「この人とは肌が合わないな」と思うこともあった。 林さんの小説はとても売れているというのは知ってはいたが、私はずっと通り過ぎてきた。 今回初めて彼女の本を手にしたのは「8050」のワードが気になったからで、 その問題を林さんがどう解釈し、料理し、社会に提示するかに興味を抱いた。 一気に読めた、がしかし・・・ サクサクと読めるところが素晴らしいと思った。 だがしかし、解せないというか腑に落ちないいくつか浮かび上がる。 違和感のひとつに、家族の人間性というか、変わり身に早さにあった。 父親は息子の引きこもりの原因がわかると猪突猛進する 母親はその行動力についてはいけずに非難ばかり言う 姉は自分は弟の被害者、迷惑だとしか考えられずにいる。 そ

      林真理子『小説8050』 - Garadanikki
    • 【読書感想】小説8050 林真理子 - 空飛びラボ日記 Ver.2

      久しぶりの林真理子。 引きこもりの息子を抱えた一家の再生を描いています。 三浦友和があとがきを書いているところを見ると、ドラマ化の構想があるのかもしれません。 小説8050(新潮文庫) 作者:林真理子新潮社Amazon 主人公は息子の父で歯科医師。これがね、自分の意見を押し付けたりするところもあり、そういうところを妻に猛烈に非難されたりしますが、愛情があり行動力もあり、息子を理解しようと悩み苦しんで成長もする良い父親なんですね。 私は未婚で親にもなっていませんが、今や主人公に近い年齢になってきましたし、受容的でただ守る一方の母親よりは父親に似た性質なので「お父さん頑張れ」と思いながら読みました。 具体的なことはほとんど何もせず、父親を責めているだけの母親の方がどうかと思いました。 8050問題というのはご存知、高齢者の引きこもりにより引き起こされる社会問題です。 引きこもり当事者が50代の

        【読書感想】小説8050 林真理子 - 空飛びラボ日記 Ver.2
      1