中間貯蔵、拭えぬ懸念 核燃サイクル停滞、「永久保管」の恐れ 時事通信 経済部2024年08月10日07時04分配信 安全協定に署名する(前列右から)青森県むつ市の山本知也市長、同県の宮下宗一郎知事。前列左から2人目は東京電力ホールディングスの小早川智明社長=9日午後、青森市 原発から出た使用済み核燃料を一時保管する青森県むつ市の中間貯蔵施設が事業開始へ動きだした。使用済み燃料が全国の原発で貯蔵容量の8割までたまる中、電力各社は原発稼働を続けるため中間貯蔵施設に活路を求める。ただ、使用済み燃料を再利用する「核燃料サイクル」は停滞しており、地元では「永久保管」されることへの懸念が拭えない。 使用済み核燃料、50年後の搬出担保へ覚書 安全協定と同時に交わす―青森県 核燃サイクルは、使用済み燃料からウランとプルトニウムを取り出し再び発電に使う流れで、資源の乏しい日本は実現に期待を寄せてきた。しかし