新型アクアが採用した新しい電池「バイポーラ型ニッケル水素電池」のインパクトは、非常に大きい。現状は長年使ってきたリチウムイオン電池のコストが下がっていることもあって、まだコスト高だが、将来はハイブリッド車の性能・コストを左右するゲームチェンジャー的な存在になるかもしれない。 今回、新型アクアに採用される1年半前の2020年2月に、トヨタと豊田自動織機は、「ハイブリッド車用の新型電池を共同開発する」ことは発表していた。豊田自動織機は、2020~22年の3年感で最大300億円の投資を行ない、開発した電池、つまり今回話題となったバイポーラ型ニッケル水素バッテリーを量産する。 新型アクア。Bグレードを除き新しいバイポーラ型ニッケル水素電池を搭載する。ビジネスユースの多いBグレードは従来型のリチウムイオン電池を使う。その意味するとことは、現状ではまだコストがリチウムイオン電池より高いということだ。