母校に凱旋した池松壮亮と奥山大史監督第77回カンヌ国際映画祭ある視点部門に選出された「ぼくのお日さま」のQ&A付き試写会が日本大学藝術学部の江古田キャンパスで行われ、池松壮亮と奥山大史監督が登壇。同学部の卒業生でもある池松が、映画を学んでいる学生たちにエールを送った。 田舎町のスケートリンクを舞台に、吃音をもつホッケーが苦手な少年タクヤ(越山敬達)と、選手の夢を諦めたスケートのコーチである荒川(池松)、コーチに憧れるスケート少女のさくら(中西希亜良)という3人の視点によって紡がれる本作。雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない恋の物語を描く。大学在学中に制作した長編初監督作「僕はイエス様が嫌い」で第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞を受賞した奥山が監督、撮影、脚本、編集を務めた。 上映を楽しんだ学生を前に「母校です」と目尻を下げた池松は、「今日は、一般の方という意