いろいろあってだいぶ間が空いてしまったけれど前回の続き。書き終えていたのだがアップする時間がなかった。まだ覚えてくれてる人がいたら幸いです。 まだ都庁は有楽町の頃 古い洋楽をこよなく愛する上京仕立ての田舎者が向かったのは西新宿だった。都庁がまだ有楽町にあった頃、この辺りには中古レコード店が集まっていた。探し歩けば今でも数軒あるかもしれない。 定期購読していた音楽雑誌の巻末にあった海賊盤、自主制作盤、廃盤、輸入盤専門のあやしげなレコード店。通信販売で偽物をつかまされたりするのが怖くても、直接足を運ぶのはまったく平気だった。 モノクロ写真でしか見たことのないあのレコードの実物が見られるかもしれないのだ。むしろ飛ぶような軽やかな足取りでウキウキワクワクしていた。 CDよりも遥かに大きなサイズのLPジャケットは、自分にとってそれだけで作品として成り立つアート作品。とくに好んで聴いていたプレグレッシ