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  • 砂川の実家で飼っていた動物たち 鶏の思い出 【沙河15】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

    子供の頃、家で飼っていた動物のことを覚えています。 馬や犬、猫がいました。一番賑やかだったのが鶏ですね。 祖母が鶏小屋を作って、そこで飼っていました。 時々小屋の外にも出していました。今でいうところの地鶏でしょうか。 それを僕が追いかけているところの写真がありました。 小学生になる頃まで鶏はたくさんいたと思います。 祖父の体調が悪くなり、看病をしなければならなくなって、飼うのをやめたようです。 【沙河】昭和四〇年~昭和五〇年 (八)① 我が家でも犬を飼っていた時期があるようだ。私はそれを覚えていない。 赤犬だったらしい。父はよく、赤犬はうまいなどといっていた。赤犬がいなくなったことと、なにか関係はあるのだろうか。 犬小屋があった場所は、私が家の周りで遊ぶようになった頃には堆肥場になっていた。 馬がいたことは写真で知っている。その写真には、馬に引かせた橇を操る祖父の姿が写っていた。 鶏のこと

      砂川の実家で飼っていた動物たち 鶏の思い出 【沙河15】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
    • 「玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば」 式子内親王 斎院による「忍ぶ恋」の歌 - 安心感の研究 by 暖淡堂

      百人一首第89番目の歌の作者は式子内親王しょくしないしんのうです。 賀茂斎院かものさいいんとして11歳から21歳まで過ごした人でした。 今回は式子内親王について紹介します。 式子内親王とは 生年が1149年、没年が1201年。 後白河天皇の皇女です。 守覚法親王や以仁王の姉にあたります。 21歳で斎院を退きますが、その後は社会とは交わらず、藤原俊成や藤原定家らの指導を受けて和歌を勉強するような、静かな暮らしをしていたようです。 その式子内親王は、のちに呪詛事件の犯人とされてしまいます。 この事件があってから、式子内親王は出家しますが、亡くなるまでの生涯は、本人が希望したような穏やかなものではなかったように思えます。 歌に詠まれている「玉の緒」とは、玉を貫いてつなぐ糸。 玉(魂)をつなぐ糸の意味に転じて、命の意味となります。 この命が絶えてしまうのであれば、絶えてしまえ。 そう式子内親王は自

        「玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば」 式子内親王 斎院による「忍ぶ恋」の歌 - 安心感の研究 by 暖淡堂
      • 「渡り鳥 はぐれ鳥」 新田一郎 地声の魅力 - 安心感の研究 by 暖淡堂

        こんにちは、暖淡堂です。 出向までの期間、色々と準備が必要で、落ち着かない日々を過ごしております。 出向後は原則毎日出社なので、時間の制約がきつくなります。 まあ、それでも、それなりに諸々続けていこうと思っています。 金曜日ですね。 渡り鳥のような気分で、とらわれることなく、生きていきたいなあと思っています。 新田一郎さん、スペクトラムの「リーダー」だったかな。 ギターの西さんとツインボーカルで、迫力のある演奏を楽しませてくれていました。 「渡り鳥 はぐれ鳥」は新田一郎さんのソロアルバムから。 LPレコードで持っていました。 名曲が多かったのですが、今回は、動画の見つかったこの曲を紹介します。 週末のひととき、この曲でホッと一息つきましょう。 www.youtube.com *☺☺☺☺☺* KOTOBUKI 新田一郎・三番 (生産限定紙ジャケット仕様) アーティスト:新田一郎 Vivid

          「渡り鳥 はぐれ鳥」 新田一郎 地声の魅力 - 安心感の研究 by 暖淡堂
        • 【現代詩】「スタートしない」 そんな宣言 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

          スタートしない まだ スタートしない 今年は ゆっくりと 今夜は たくさん寝るんだ ビールを 少し多めに飲んで ***** これも2008年のお正月休み期間中に書いています。 思えば、これまでの会社員生活の中で、トップクラスに忙しい時期だったと思います。 力をためていたんでしょうね。 この後、タイ駐在を始めるまでは、日々駆け回ることになります。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

            【現代詩】「スタートしない」 そんな宣言 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
          • 毎年の早春の雪割作業 これをしないと連休までテニスコートが使えない 豊沼-砂川(二十七) - 安心感の研究 by 暖淡堂

            冬は、テニスコートは雪に厚く覆われた。春は部員がスコップを使って雪割りをした。陽に当たる面積を増やして、早く溶かそうというのだ。溶かして、結局は遊ぶだけだったのだが。 当然、あまりまじめにはやらない。雪割りをしていると、教室の窓を開けて顔を出し、僕たちをからかうものがいた。一緒に雪割りをしていた部員が雪球をその顔めがけて投げた。雪球は外れて教室の窓に当たり、窓ガラスが割れた。 その部員は顧問の先生と、その教室の受け持ちの担任にしかられていたようだが、僕は雪割りを続けていた。 * また部活関連です。 校舎の中庭にあったテニスコートは、冬の間、雪が厚く積もりました。 そのまま放置したら、5月の連休まで雪が残ったと思われます。 事実、テニスコート脇には4月下旬でも雪が残っていました。 で、毎年、春が近づくと、部員の有志が雪割作業をします。 僕たちがやるので、あまりまじめではありません。 中庭なの

              毎年の早春の雪割作業 これをしないと連休までテニスコートが使えない 豊沼-砂川(二十七) - 安心感の研究 by 暖淡堂
            • フィナンシャル・プランニング技能士2級も「完全合格」でした 早速次に進みます - 安心感の研究 by 暖淡堂

              こんにちは、暖淡堂です。 2024年1月28日(日)に実施されたフィナンシャル・プランニング技能士試験の合格発表は2024年3月8日(金)。 FP協会のHPで合否が確認できました。 で、ちょっとドキドキしながら、確認してみると。 「完全合格」 となっていました。 日本FP協会HPより 自己採点でも大丈夫そうだったのですが、結果が出るまでは落ち着きませんでした。 数字の桁のずれとか、記入欄の間違いとか。 考え出すと、どれもやってしまっていそうで、心配になりました。 合格が確認できて、安心しました。 試験終了後、すぐに次の勉強(フィナンシャル・プランニング1級、宅建士、その他)を始めています。 この後は、時間をかけて継続的に勉強をするつもりです。 まずはFP協会の加入とAFPの研修受講を考えています。 フィナンシャル・プランニング2級受験準備は、フィナンシャル・プランニング3試験終了後すぐに始

                フィナンシャル・プランニング技能士2級も「完全合格」でした 早速次に進みます - 安心感の研究 by 暖淡堂
              • 【現代詩】「軽い朝」 思いの隅に溜まっていたもののイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                軽い朝 いつもより眠れた 身体がゆったりと よくのびてい 今日はこのまま 眠っているように 過ごそうか 軽く あそこまで行ける そんな気がする ああ、雪が 降っていたのか それで こんなに 軽いのか ***** 記憶とは、頭のどこかに記録されているものではなく、いつもずっと考え続けているものだと思うことがあります。 考える部分が小さいだけで、いつもそれを考えているので、覚えている。 だから、それを大きくすることで、思い出すことができるということで。 忘れてしまうというのは、いつもずっと考え続けているということをしなくなったこと。 それを、もう考えることをやめてしまったということ。 そうすると、もう思い出すこともできない。 そんなものが、増えている気がしています。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dan

                  【現代詩】「軽い朝」 思いの隅に溜まっていたもののイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                • 楽園のスーパーマーケット 家族旅行で立ち寄ったお店 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                  食文化のパラダイス こんにちは、暖淡堂です。 2024年の3月14日(木)と15日(金)で家族旅行に出かけました。 行き先は伊豆半島の先端の下田。 自家用車で行ってきました。 両日とも好天。 とても気持ちのよい旅行になりました。 伊豆半島に入ってからと下田で見た風景などの紹介は次回以降にさせてください。 今回は途中の御殿場で見かけた看板のこと。 車の中で食べる軽食を買おうと、道路沿いにあったスーパーマーケットに入りました。 そこが「あおき御殿場店」。 東京都内にもあるようです。 で、駐車場に入る途中で目にした看板の言葉。 ついつい二度見してしまいました。 車を駐車場に置いてから、近くまで確認に行きました。 そこで撮影したのが上の写真。 「食文化の<パラダイス>楽園」 「パラダイス」に続けて「楽園」とあるのも、ちょっとしたツボ。 御殿場の「くすぐり」と「つかみ」の技の深さを感じました。 この

                    楽園のスーパーマーケット 家族旅行で立ち寄ったお店 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                  • Book Off (Hard Off)のジャンク品のお宝は、やがて付喪神となる - 安心感の研究 by 暖淡堂

                    こんにちは、暖淡堂です。 Book OffやHard Offで、ジャンク品を眺めるのが好きな人っていますよね。 僕は大好きです。 特に、楽器。 ギターではネックが反ったり、フレットがかなり浮いていたり。 弦を巻くペグが足りなかったり。 プラグを差し込んでも、ツルッと抜けてしまったり。 使っていた人の様子が想像できたりします。 そんな楽器、長く使っていると付喪神になります。 その付喪神は、閉店後の闇の中で、自分たちだけで演奏をしたりしているはずです。 そんな付喪神に取り憑かれた人を見つけてしまいました。 以下の動画、本人の資質と付喪神たちの霊気で、観ている僕たちも取り憑かれてしまいそうです。 またジャンク品を見にいくのが楽しみになってしまいました。 www.youtube.com *☺☺☺☺☺* dantandho ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ にほんブログ村

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                    • お寺でのお通夜 台風が接近して天候が悪化したこと 【沙河28】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                      最近の葬儀は葬儀会場を使うことが多いですね。 昭和の頃の北海道の実家の辺りでは、自宅を使うか、お寺で行っていました。 普段行くことのないお寺の中を見ることができる貴重な機会でした。 本堂の仏像などを見ることができ、子供ながら、宗教というものがあるのだと、なんとなく感じることができていたと思います。 葬儀会場での葬儀は、誰もが参加できるセレモニーになっていますね。 お寺の中がどのようになっているのか、知らない人も増えているかもしれません。 それもまた時代の流れかもしれませんが。 【沙河】昭和五一年~昭和五二年 (十四)① 通夜はお寺で行われた。町に古くからある曹洞宗のお寺だった。 境内に背の高い木が植えられていた。枝や葉が強い風に吹かれて鳴っていた。時折大粒の雨が落ちたが、長続きはしなかった。 庫裡には、近所の人たちがたくさん集まっていた。 手分けをして食事の支度をしたり、祭壇の周りで作業を

                        お寺でのお通夜 台風が接近して天候が悪化したこと 【沙河28】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                      • イベリ子豚 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                        家族が、「イベリコ豚」のことを 「イベリ子豚」 じゃないの、と言いました。 笑いましたが むかし 「重いコンダラ」 と言っていたテニス部の先輩のことを ふと思い出しました。 巨人の星の主題歌の 冒頭部分のことで。 言葉で数十年を飛び越えた 貴重な時間を楽しめました。 *☺☺☺☺☺* 言いまつがい (新潮文庫) 作者:糸井 重里,ほぼ日刊イトイ新聞 新潮社 Amazon イベリ子豚 dantandho ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ にほんブログ村

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                        • 2020年3月13日の日記 「自粛疲れ」とすでに書いてあった - 安心感の研究 by 暖淡堂

                          こんにちは、暖淡堂です。 コロナのこと、誰かきちんと振り返って記録しておくのがいいでしょうね。 もう忘れかけている気がします。 「統一〇〇」も「パーティー〇〇キックバック」も「確定〇〇」も、記憶の彼方に遠ざかりつつあります。 (「確定〇〇」は、忘れるのが早すぎるか…) 4年も前のことであれば、すでに意識の表面から消えていますね。 2020年3月13日に、マスク転売のことを書いていました。 転載します。 転売禁止になったら、近くのドラッグストアの売り場にマスクが並ぶのでしょうか。 そうだったら、ちょっと露骨すぎるなあ、と思います。 必要な人には優先的に配ったらどうか、とか。 (やるじゃないか、北海道) 潜在的な感染者は、首都圏の方が絶対多いだろ、とか。 (山手線、新宿から品川までの混雑はなんとかならないか) そのうち、マスク価格、暴落、かな。 適正価格で流通するようになったら、なぜか余ったり

                            2020年3月13日の日記 「自粛疲れ」とすでに書いてあった - 安心感の研究 by 暖淡堂
                          • ドローン宅配はぜひ早期の実現を 定年後の生活を思う - 安心感の研究 by 暖淡堂

                            こんにちは、暖淡堂です。 ドローンを使った宅配の実証実験が行われたようですね。 drone-journal.impress.co.jp 場所は奥多摩のようですが、それ以外のところでもぜひ実現していただきたいものです。 テレワークをしていて感じるのですが、日中はとてもたくさんの宅配業者の方が住宅街で配送作業をされています。 そのうちの何割かは再配送のようです。 それでは、作業の効率があまりよくないかもしれません。 宅配を、そもそもがドローンなどをつかって、オンデマンドでできるようになると、効率的ですよね。 なんとか実現していただければと希望します。 ドローン宅配の問題点は、配送途中でのトラブルかと。 騒音や、人やその他の物に当たった時の破損、あるいは盗難。 これらは空を飛ぶドローンでも、路面を走るドローンでも同じですね。 例えば下水管に並行して、荷物搬送用のチューブを設置するなんてことで、い

                              ドローン宅配はぜひ早期の実現を 定年後の生活を思う - 安心感の研究 by 暖淡堂
                            • 「音に聞く 高師の浜の あだ波は」 祐子内親王家紀伊 恋歌が主題の歌合で披露された歌 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                              百人一首第72番目の歌の作者は祐子内親王家紀伊ゆうしないしんのうけのきいです。 後朱雀天皇皇女祐子内親王に仕えていた女房でした。 女房三十六歌仙の一人です。 今回は祐子内親王家紀伊について紹介します。 祐子内親王家紀伊とは 祐子内親王家紀伊の生没年は不詳です。 百人一首に選ばれている歌は1102年に行われた堀河院艶書けそうぶみ合で披露されたもの。 その時の紀伊は70歳代とされています。 「艶書合」は、男女が恋文を送り合う形で、疑似恋愛を楽しむ会でもありました。 紀伊の歌は、藤原俊忠の次の歌に対して返したもの。 人知れぬ思いありその浦風に波のよるこそ言わまほしけれ (人に知られないように貴女のことを思っています、浦を吹く風に波が寄るように、夜になれば貴女に言い寄りたいのです) この時の藤原俊忠は29歳だったとのこと。 29歳の藤原俊忠が、70歳代の紀伊に、見事な歌を返された場面ですね。 参加

                                「音に聞く 高師の浜の あだ波は」 祐子内親王家紀伊 恋歌が主題の歌合で披露された歌 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                              • 告別式から火葬場への移動まで 雨の降り続いた一日 【沙河30】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                通夜の翌日は本堂に祭壇を移動させて告別式。 生まれて初めてお経をフルバージョンで聞きました。 曹洞宗なので、おそらく般若心経も唱えられていたのでしょうね。 「ギャーテイギャーテイ」と言っていたような気もします。 当時は、お経の意味はもちろん解らず、すぐに飽きてしまい、本堂のあちこちを見たりして過ごしていました。 雨が降っていて本堂の中は暗く、ロウソクの灯りが揺れると、ご本尊の表情が変わるように見えたりして、何だか怖くなったことを覚えています。 【沙河】昭和五一年~昭和五二年 (十四)③ 本堂から溢れ出すほどに人が集まった。僧侶による読経は通夜の時よりもずっと長かった。私は、焼香のために立ち上がる時に少しふらついた。慣れていない正座で、足が痺れてしまっていたのだ。参列した人々がすべて焼香を済ませるまで、読経は続いた。 読経の後、住職による説教があった。その話も長かった。私は、読経が長かったの

                                  告別式から火葬場への移動まで 雨の降り続いた一日 【沙河30】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                • 教師の好き嫌いが強く出ていた頃 豊沼-砂川(三十六) - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                  高校二年と三年のときの、僕らのクラスの担任の教師を、ずっと嫌いだった。言葉使いで、その教師の考え方が見える気がした。それが、嫌だった。 その教師の受け持ちの教科が数学だったことが、その嫌いだという思いをさらに強くさせたのかもしれない。 僕から話しかけることはなかったし、話しかけられても、時々は無視したこともある。問題行動だったかもしれない。が、特に大きな問題にはなっていなかったと思う。それも、僕が知らなかっただけかもしれないが。 中学高校の六年間で、ほとんどの教師が嫌いだった。化学と、演劇部の顧問と、あまり得意ではなかったが国語と、社会科の倫理の教師は、例外的なものだった。 その誰もが、静かに考え、丁寧に話し、ただ覚えること、理解することを求めるのではなく、理解するとはどのようなことか、思考するとはどのようなことかを繰り返し教えてくれていたような気がする。 かなり贔屓目かもしれないが、これ

                                    教師の好き嫌いが強く出ていた頃 豊沼-砂川(三十六) - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                  • 「懐かしい友のうたう歌」 堀内孝雄 いつもすぐそばにいる過去 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                    こんにちは、暖淡堂です。 なんだかこのところ、昔のことばかり考えています。 そして、いろんな懐かしい曲を思い出しています。 ふと、堀内孝雄さんの昔の曲を思い出しました。 「懐かしい友のうたう歌」です。 この曲はアルバム「忘れかけていたラブソング」に収録されています。 YouTubeで探してみたら、ライブ映像がありました。 弾き語りで、とても堀内孝雄さんらしい演奏になっています。 この曲の世界観は、のちの「ジョニーの子守唄」や「さよならDJ」などでも引き継がれています。 街角でふと耳にした歌で、多くのことを思い出す。 僕にも、そんなことが、以前はよくありました。 僕の郷里の砂川では、商店街で有線放送が流れていて、その時に流行っていた曲がよく聞こえてきたものです。 あの頃は、ヒットしていた曲は、年齢や性別によらず、誰もが知っていたと思います。 もう、街角で有線放送を耳にすることはなくなってしま

                                      「懐かしい友のうたう歌」 堀内孝雄 いつもすぐそばにいる過去 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                    • 砂川を離れる、少し前 豊沼-砂川(三十七) - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                      砂川は、僕が生まれてからは、人口が減り続けた。祭りの規模が次第に小さくなった。工場に勤める人たちが家族とともに住んでいた社宅団地も、空き家が増えていった。 商店街も寂しくなっていった。中央市場と呼んでいた長屋のような商店街も閉まっている店舗が増えていった。 炭鉱と、石炭を利用する産業の衰退の波は、多くの人々を連れ去った。 僕は、それはそれほど悪いものでもないと思っている。いっそ騒がしいものを一切持ち込まず、育てず、静かに、大人の街になっていけばいいのではないか。 高齢化が進んでいるのは確かだろう。であれば心配りのされた医療システムがあるべきだろう。 人の静かな生き方を実践する人たちの住むような、そんな街にならないだろうか。 * 高校を卒業して大学に進学してからは、ずっと砂川以外のところに住んでいます。 それは現在も同じ。 おそらく、定年後、老後も、砂川に戻る可能性はとても低いです。 それで

                                        砂川を離れる、少し前 豊沼-砂川(三十七) - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                      • 同級生の葬儀に参加するということ なぜか居場所がなくて落ち着かない 【沙河37】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                        小学校の同級生のお通夜に参加したのは、それが最初で最後。 その後、現在まで、一度もありません。 それで、とても忘れられない出来事になっています。 少し前の、自分の祖父の葬儀の時とは、まったく違いました。 祖父の時は、いつかくるものという心の準備が出来ました。 同級生の死は、突然訪れたものでした。 なので、どう受け止めたらいいのかまるでわからない状態で、ただ流されているだけのような気がしていました。 【沙河】昭和五一年~昭和五二年 (十六)④ 沢井さんの家で行われた通夜に行った。父が連れて行ってくれた。 子供会の代表だからとのことだった。私は、私の住む地区の小学生のうちで、最年長だったからだ。 父は、近所の大人たちと一緒に静かな声で話をしていた。 私は前から三列目の一番右端に座っていた。私以外に、子供はいなかった。沢井さんのお兄さんやお姉さんがいるはずなのに、見当たらなかった。 花や灯篭が飾

                                          同級生の葬儀に参加するということ なぜか居場所がなくて落ち着かない 【沙河37】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                        • 湯島天神から上野を通って王子の飛鳥山公園まで - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                          湯島天神から空を見た こんにちは、暖淡堂です。 2024年3月30日(土)、家族で湯島天神に参詣しました。 娘の大学院試験の合格祈願をしていて、そのお礼参りに訪れました。 お参りをして、しばらく休憩していると、和装の新郎新婦が現れました。 神社の建物の中で、写真撮影をしていましたね。 結婚式や、記念アルバムに使う写真かな。 お参りをした後、不忍池の外側を通って、上野駅へ。 観光客の人が多かったです。 それも外国の人がたくさん。 キャリーケースを引っ張って歩いているので、さらに混み合っている感じがしました。 上野から京浜東北線で王子まで移動。 飛鳥山公園に行きました。 ここも、子供連れの家族を中心に人がたくさんいました。 桜はまだでしたね。 子供達は桜が咲いていようがまだだろうが関係なし。 元気に遊び回っていました。 大人たちも、桜が咲いていようがまだだろうが関係なし。 お昼の時点で、お酒を

                                            湯島天神から上野を通って王子の飛鳥山公園まで - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                          • 【現代詩】「西へ」 彷徨い続けるイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                            西へ あの街は 雪が降り積もると 冬は暖かかった それがわかったのは 冷たい風だけの 冬を何度も過ごしたから 一人きりでは 耐えられなかったかもしれない 立ち続けることも できなかったかもしれない 僕は家族に 仲間に 支えられながら 自分で立ち歩き続けていける もっと、西へ ***** いつ頃まで、彷徨い続けるのかな、なんて思ったりします。 疲れた、というよりは、そろそろいいかな、みたいな感じですね。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

                                              【現代詩】「西へ」 彷徨い続けるイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                            • 理系の人間として歩き始めた頃 豊沼-砂川(三十二) - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                              中学生になった頃から、うまく説明できない不安を、時折感じるようになった。それは「いつか、この家を出ていくんだろうなあ」とか、「二一世紀になるときには僕は何をしているんだろうか」ということを考えるようになった。 ちょうど時期を同じくして、数学が好きになり、ギターを弾き始め、科学に対する関心が強くなった。今の自分の基礎的な部分の姿が、少しずつ見え始めていた。 そして、漠然とした不安は消せないままだったけども、今につながる「自分」としての生き方をゆっくりと歩きだしたのだ。 * 中学生になった頃、自分が、数学が得意であることに気づきました。 もともと理科が好きだったことから、中学でも理科系の科目の試験は良い点が取れました。 「理系」という言葉は知りませんでしたが、その頃から理系の人間風の生き方になっていた気がします。 それが、現在まで続いているのだから、理系人間としてのキャリアは45年くらいになり

                                                理系の人間として歩き始めた頃 豊沼-砂川(三十二) - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                              • 【旭川のこと】ずっと昔とちょっと昔 路面電車、アパート暮らし、蜂屋のラーメン - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                子供の頃から、何度も旭川に行っています。両親と行ったり、親戚のおじさんおばさんに連れて行ってもらったり。祖父母と行ったこともあります。我が家は旭川に親戚が多く、旭川という街には馴染みがありました。親戚の家に行くついで、ということもあったと思います。 大学の学部の4年間(1983年から1987年)は旭川で過ごしました。卒業後は札幌の大学の大学院に通っていましたが、旭川にはバンド活動で何度か行っています。 その後、就職して北海道を離れている間に、旭川は大分変わっていましたね。旭山動物園はテレビや新聞などで話題になるくらいに画期的な動物園になっていたようです。 上の写真は、動物園改装後に家族で訪れた時に撮影したものです。夏休みの帰省中ですね。ライオンの雄と雌がのんびりと昼寝をしていました。 今回は、旭川にまつわる、ずっと昔とちょっと昔の思い出を書いてみようと思います。 路面電車のこと <旭川電気

                                                  【旭川のこと】ずっと昔とちょっと昔 路面電車、アパート暮らし、蜂屋のラーメン - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                • 【現代詩】「脆いものの底に」 時の流れのイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                  脆いものの底に 流行するとは やがて廃れるということだ 先頭に立つということは やがて追い抜かれるということだ 目立ってしまうと 皆にいじられ汚れていく 千年、二千年、三千年の時間に洗われ 角が取れ、鈍く光る 触れると冷たいが 次第にさわやかな風を身体の中に送り込むものが それら脆いものの底に 確かに、ある 小魚のように群れ泳ぐ言葉たち 静かに、笑っているような… ***** 時間の底に堆積しているものが、確かにあるように感じています。 変わり続ける一つきりのもの。 変わらない一つのもの。 同じものを、別の面からみているのかもしれませんが。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

                                                    【現代詩】「脆いものの底に」 時の流れのイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                  • 砂川の四季 クリスマスを楽しみにしていた頃のこと - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                    こんにちは、暖淡堂です。 昭和40年代の後半、空知平野の北にある砂川には12月初めには根雪が積もりました。 子供だった私は、次第に積もり上がる雪にかこまれて、学校に通い、遊び、そしてクリスマスやお正月のことを考えて暮らしていました。 そして、年末が近づくにつれ、ワクワク感を募らせていました。 小学校一年生の時のクリスマスイブの日の夕方。珍しく母から僕宛に電話がありました。 当時、母は農協のスーパーマーケットで働いていました。 普段一緒に暮らしている母親と電話で話をするのが、なんだかとても恥ずかしかったのを覚えています。 クリスマスプレゼントはどんなものがいいのか。 母は僕にそれを聞きたかったようでした。 僕はその頃人気だったサイボーグの人形が欲しいといいました。 母は砂川の街中にあった「ゲンサン堂」という化粧品や雑貨、それに子供向けのおもちゃを扱っていた店から電話をかけていたようです。 w

                                                      砂川の四季 クリスマスを楽しみにしていた頃のこと - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                    • 道の駅「天城越え」で休憩 伊豆半島縦断中 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                      道の駅「天城越え」 こんにちは、暖淡堂です。 2024年3月14日(木)と15日(金)で、伊豆下田に行ってきました。 僕は年休消化を兼ねていますが、出向前の気持ちの整理もしたいな、と思っていました。 娘は大学と大学院の間の準備期間で、時間は自由になっています。 ホテルに泊まると、食事の準備などから解放されるので、年に数度は妻を旅行に連れて行ってあげたいと思っています。 帰宅後の諸々片付けは大変なのかもしれませんが。 で、我が家の旅行の特徴として、「なかなか進まない」というのがあります。 前回の「食文化のパラダイス」で、たっぷりと休憩。 その後も、道の駅を見つけると最低でも2か所のうち1か所には立ち寄ります。 そこでゆっくりと休憩します。 伊豆半島の付け根のあたりにあった道の駅(めんたいパーク、伊豆わさびミュージアム、伊豆ゲートウエイ函南が併設)で休んだ後、さらに南下しました。 立ち寄ったの

                                                        道の駅「天城越え」で休憩 伊豆半島縦断中 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                      • 【現代詩】「また、一歩」 戸惑いと決意の間 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                        また、一歩 僕は、ついさっき考えていたことの上に立っている さっき、していたことの上に立っている さっきまであったものは すべて、僕の足の下にあるのだ そして、僕の前には 真っ暗な、底の見えない闇があるだけ どこに向かって足を進めたらいいのか まるでわからないのだ 不安になって振り返ってみても 今、立っている、この高い柱のようなものの他に ほの明るい空間が見えるだけで 踏みしめていたはずのところはどこにもない 幸い、ここに立ち続けることはできるようだが ここにずっといたならば もう誰にも会えない気がする 家族にさえも ここに立ち尽くすことも 進むことも、すべて僕が決めることだ ここまで進んできたのだ 暗闇に目を凝らし 底の見えない空間に向かって また、一歩… ***** 暮らしていくということは、いつも戸惑い、なんらかの選択をするということの繰り返し。 時間は逆戻りできないので、後悔するこ

                                                          【現代詩】「また、一歩」 戸惑いと決意の間 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                        • 【現代詩】「追いつく、風」 あの日と同じ青空 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                          追いつく、風 青い空を見上げて ふと子供の頃 同じような青い空を見上げながら 思っていたことが〝ここ〟に追いついた時 背中から 手の先、足の先に向かって 冷たい流れが走り 胸の〝底〟でその源がゆったりと揺れる あの日の僕はここまで来たんだ… そう思うと 青い空から剥がれ落ちた冷たい風が 目の中で渦を巻いた ***** 過去の思いがエコーのように、不意にすぐ近くで響くことがあります。 特に、青い空の下で風に吹かれたような時。 ベルクソンの円錐の図を思い出してしまうのも、そんな瞬間だったりします。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中雑談・日記を書きたい人のグループ

                                                            【現代詩】「追いつく、風」 あの日と同じ青空 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                          • 「父の源義朝は、平治元年十二月二十七日に」 義経記 巻第一 義朝都落(みやこおち)の事(二) - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                            こんにちは、暖淡堂です。 前回の続きです。 源義経の父、源義朝が平治の乱に敗れて京の都から逃げる場面です。 源義朝に従った子供達の中には、まだ年若い源頼朝がいました。 一方の義経ら、常盤御前の子供達は含まれていません。 この辺りが、後々の頼朝と義経の運命を分けていったように思います。 父の源義朝は、平治元年十二月二十七日に、後白河上皇の寵臣、衛門督(えもんのかみ)藤原信頼(のぶより)に味方し、京で繰り広げられた戦に敗れ、代々源家に仕えてきた郎等らも皆討たれてしまい、残ったわずか三十騎余りとともに東国の方に落ちられた。義朝の子のうち、元服を済ませた子らを引き連れ、まだ幼い子らは都に捨て置かれた。義朝につき従ったのは、嫡子、鎌倉の悪源太義平(よしひら)、次男、中宮大夫進朝長(ともなが)十六歳、三男、兵衛佐頼朝(よりとも)十二歳らであった。 現代語訳:暖淡堂 *☺☺☺☺☺* 義経記 1 (東洋文

                                                              「父の源義朝は、平治元年十二月二十七日に」 義経記 巻第一 義朝都落(みやこおち)の事(二) - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                            • 久しぶりに風邪をひいてしまいました - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                              こんにちは、暖淡堂です。 喉がいたくて、肩や首の周りに強張りのような、不快感があります。 くしゃみがでて、咳が出て。 風邪ですね。 久しぶりのことです。 ずいぶん長い間風邪をひいていませんでした。 年を取って、いろんなことに鈍くなっているので、風邪をひいても気づかないのかも、と思って、それはそれでいいことかもしれないなあ、なんて呑気に過ごしていましたが。 さすがにちょっとだけ辛いですね。 妻には、勉強のしすぎではないか、と言われてしまいました。 確かに、最近はずっと勉強をしていて、あまりのんびりとはしていないですね。 本日は体調不良のため、午前中だけ諸々片付けるためテレワークに変更、午後は半日の年休にしました。 パジャマに着替えて、ちゃんと休養を取ろうと思っています。 この機会に、元の生活に戻すのではなく、今の体調にあった暮らし方を探してみたいと思います。 皆様も、どうぞお気をつけてお過ご

                                                                久しぶりに風邪をひいてしまいました - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                              • 人生のステージは何段階? - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                こんにちは、暖淡堂です。 人生のステージについて考えてみました。 生まれて、学校に通って、働いて、老後を過ごして、最後を迎える。 スタンダード5段階でしょうか。 このところ、働いて、老後を過ごして、のあたり少し変わって来ていますね。 働いて、少し働いて、時々働いて、働けなくなったら、老後。 そんな感じで。 考えれば考えるほど、老後は、力尽きた後の灰色の時期に思えて来ます。 なんだか辛くなって来ます。 でも、例えば次のように考えたらどうでしょう。 自分の力を試すために働く(20代) 家族のために働く(30代) 仲間や後輩のために働く(40代) 自分のために働く(50代) 社会のために働く(60代) 世界に恩返しをする(70代以降) 世知辛い世の中ですので、「恩返しするつもりなら、さっさと〇〇」と言われかねませんが。 まあ、ボチボチとやっていきましょう。 *☺☺☺☺☺* 「やりがいのある仕事」

                                                                  人生のステージは何段階? - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                • 郷里の砂川からまた旅立った朝 2023年12月9日 午前10時頃 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                  こんにちは、暖淡堂です。 2023年12月9日(土)の午前中に、久しぶりに帰省していた砂川を離れました。 今回の帰省では旭川空港を利用したので、札幌方面から来る旭川行きの特急に乗りました。 砂川駅では、旭川方面行きは改札口を出てすぐのホームから乗降します。 これまでは千歳空港を利用することが多かったので、札幌方面行きの特急を使っていました。 札幌方面行きの特急は、跨線橋を渡った向かい側のホームで乗降することになります。 荷物が多い時は、この跨線橋を渡るのが一苦労です。 砂川駅は、エスカレーターもエレベーターもありません。 老人など、体力のない人は、駅員さんがサポートするのでしょうね。 それでも、本人の移動が大変かなと。 まあ、そんなことを思いながら、雪のうっすらと積もった砂川駅からまた旅立ちました。 昔、人が一生の間に登った高さと降りた高さ(低さ)って、どのくらいになるのだろうって考えたこ

                                                                    郷里の砂川からまた旅立った朝 2023年12月9日 午前10時頃 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                  • 運動部は全員丸刈りの時代 昭和の思い出 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                    丸刈り こんにちは、暖淡堂です。 昭和の頃のことを時々思い出しています。 今ちょうど高校野球の春の選抜大会が行われています。 最近の選手の髪型を見ると、昭和(僕たちの学生時代の頃)とはずいぶん変わった気がします。 丸刈りでない選手の数が、増えていますね。 ちょっとおしゃれな髪型をしている選手もいるくらいで。 僕たちの頃(繰り返しますが、昭和のことです)は、全員丸刈り。 髪が伸びてくると、すぐに短くしていました。 野球部だけやっていればよかったのでしょうが、学校によっては運動部は皆丸刈りというところもあったようで。 僕の通っていた中学校(豊沼中学校)は、野球部は基本丸刈りでした。 「丸刈り以外でもOK」だった運動部はいくつかありましたが、その代表が「軟式テニス部」。 で、中学の3年間は「軟式テニス部」に所属していました。 野球部にも憧れましたが、丸刈りが嫌だったからです。 自分が他の人にどう

                                                                      運動部は全員丸刈りの時代 昭和の思い出 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                    • 小学校入学の時期が近づいた頃のこと 【沙河20】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                      登園を拒否し続けて、引きこもり状態の園児だった僕も、小学校入学の準備をしないといけない時期になりました。 それでも、相変わらず一人きりで遊んでいました。 幼稚園に通っていなかったので、ひらがなを他の子どもと同じように書くということができていなかったようです。 鏡文字というものですね。 成長するにともなって、解消されていくものらしいのですが、両親はとても心配していました。 祖母は、僕に本を読まそうとしていました。 少しでも僕の成長に役立つようにと考えてくれていたのでしょう。 小学館の幼児用の雑誌を定期購読していました。 おそらくそれが、今の読書習慣のきっかけになったのだと思います。 内容はほぼ漫画でしたが、それでも時間があれば、その本を読んでいました。 小学一年生 2023年 4月号 [雑誌] 小学館 Amazon 【沙河】昭和四〇年~昭和五〇年 (十)① 早生まれの私は、同学年になる予定の

                                                                        小学校入学の時期が近づいた頃のこと 【沙河20】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                      • 【現代詩】「ベンチ」 すれ違う異国の匂いのイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                        ベンチ 目の前を たくさんの人たちが 通り過ぎていく 僕はベンチに腰をおろしたまま それを ただ見ている 少しだけ 目を閉じてみる 異国の言葉が 周囲を埋めていたことに気づく そして ここが 僕のあの国に つながっていることにも きっと、あの部屋で 僕の家族も 目を閉じて、耳を澄ましている ***** 2001年9月11日の後。 僕は一人でヨーロッパのいくつかの街を移動していた。 ローマ、ラベンナ、バルセロナ、バレンシア、ロンドン。 空港のベンチで、周囲にいる人たちをただ見ている時間が長かった。 家族連れを見ると、僕は自分の家族を思い出した。 そして、遠く離れている家族が過ごしている時間を思った。 雪の処方箋 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 Amazon 腐朽船群 (暖淡堂書房) 作者:暖淡堂 暖淡堂書房 Amazon dantandho にほんブログ村 ランキング参加中詩 ランキング参加中

                                                                          【現代詩】「ベンチ」 すれ違う異国の匂いのイメージ 現代詩の試み - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                        • 「制服」 松田聖子 卒業ソングシリーズはやらない - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                          こんにちは、暖淡堂です。 そろそろ卒業シーズンですね。 例年多くの方が卒業ソングの紹介をされていますが、僕はやりません。 が、この曲だけは紹介したいと思います。 名曲です。 松田聖子さんの一連のヒット曲の中ではちょっと埋もれ気味。 それでも、印象に残りますね。 時々、頭の中を流れています。 まあ、私ごとですが、30年以上勤めていた会社から出向で離れることが決まりつつあって、卒業気分ではあります。 (出向が決まりつつ、というのが、結構微妙ですが…) 寒い日がまだ続いていますね。 お気に入りの場所で、ゆっくりと来し方行く末を思う時間に、こんな曲でも聴いてみてください。 www.youtube.com *☺☺☺☺☺* 「We Love SEIKO」-35thAnniversary松田聖子究極オールタイムベスト50Songs-(初回限定盤A)(3CD+DVD) アーティスト:松田聖子 ユニバーサル

                                                                            「制服」 松田聖子 卒業ソングシリーズはやらない - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                          • 図書室で本を借りて読むことを覚えた頃 【沙河24】 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                            学校には図書室という部屋があって、たくさんの本が並べられているということを知りました。 それ以来、図書室は学校の中での一番のお気に入りの場所になりました。 小学校は木造の校舎で、炭鉱での採掘が盛んだった頃に建てられていたもので、とても大きな建物でした。 職員室のある棟の2階に保健室と図書室がありました。 教室とは離れたところにあるので、いつもとても静かでした。 防腐剤と防水剤を兼ねたタールが床に塗られていて、そのにおいのこもる部屋でした。 午後、図書室で過ごすのが好きでした。 他の人があまり読んでいないような本を見つけるのが大きな楽しみでした。 外国の人が書いた本がたくさんあるということを知ったのも、その頃でしたね。 僕のお気に入りの本は、海外の人が書いたSF作品を小学生向けに翻訳・翻案したもの。 二十冊くらいの全集でしたが、それを全巻読みました。 繰り返し読んだ巻もあります。 外国という

                                                                              図書室で本を借りて読むことを覚えた頃 【沙河24】 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                            • 伊豆下田 ペリーロード散策 伊豆下田への家族旅行 - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                              ペリーロードの古い家並み こんにちは、暖淡堂です。 2024年3月14日(木)の午後、伊豆下田に到着。 車を道の駅「開国下田みなと」に駐車して、小一時間周辺を散策しました。 www.kaikokushimodaminato.co.jp 散策したのは、ペリーに縁のある地域。 その中のペリーロードを中心に歩きました。 古い街並みがそのまま残されていて、趣のある場所でしたね。 妻は「小樽の運河もこんな感じで古いため物を残しておいたらよかったのに」と言っていました。 確かに、小樽は古い建物をどんどん壊してしまって、新しい建物に建て替えられているように思います。 それはそれとして。 建物の間に小さな川があって、流れている水がとてもキレイでした。 鳥もたくさんいて。 カメラを向けると、ポーズを取るような感じで、一瞬止まってくれます。 「カメラ慣れしているな」と思いながら、シャッターを切っていました。

                                                                                伊豆下田 ペリーロード散策 伊豆下田への家族旅行 - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                              • 「常盤らが都に出てきたことが六波羅に伝えられた」 義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(三) - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                                こんにちは、暖淡堂です。 「義経記」の常盤都落ちの三回目。 常盤が清盛と対面します。 清盛は常盤を見て、急に怒りがさめてしまいます。 一転して、常盤にご執心となります。 常盤らが都に出てきたことが六波羅に伝えられた。悪七兵衛景清(あくしちひょうえかげきよ)、監物太郎(けんもつたろう)に命じて、子ともども六波羅に引き立てた。清盛は常盤を捕らえたら、火でも水でももって責めてやろうと思っていたが、常盤の姿を目の当たりにすると、そのように怒る心は静まってしまった。常盤という女は、日本一の美人であったのだ。九条院、すなわち近衛天皇の中宮藤原呈子(ていし)は、派手な催し事が好きであった。それで都中から容顔美麗な女を千人集め、その中の百人、百人の中から十人、その中の十人から一人と選ばれた美女が常盤だったのである。 現代語訳:暖淡堂 *☺☺☺☺☺* 清盛と常盤の対面で、義経の運命が変わります。 平家物語の

                                                                                  「常盤らが都に出てきたことが六波羅に伝えられた」 義経記 巻第一 常盤都落(みやこおち)の事(三) - 安心感の研究 by 暖淡堂
                                                                                • OpenSpotifyでVocapandaさんの歌声を堪能する風邪ひきの一日でした - 安心感の研究 by 暖淡堂

                                                                                  こんにちは、暖淡堂です。 風邪ひきとしての正しい一日を過ごしました。 多くの方からあたたかいコメントをいただきました。 妻からも僕の反省を促す言葉をもらい、ちょっと考えながら休んでいました。 で、休んでいると、それなりに暇なのでついついPCを触ってしまいました。 (正しい風邪ひきの行動か?) まあ、その辺りは緩やかに判断するとして。 自分の過去記事を見ていて、Vocapandaさんの記事から一連の動画に進んで。 で、Spotifyに移動して。 結局、1時間くらいVocapandaさんの歌声を聴いてしまいました。 上手なだけでなく、聴いていると心が震えます。 アニソンだからというのもあるのかもしれませんが。 アニソンは、「そこを盛り上げてほしいなあ」という気持ちに、ストレートに応えてくれますね。 だからいいのだと思います。 以下にリンクを貼っておきます。 僕のいちばんのおすすめは「Blue

                                                                                    OpenSpotifyでVocapandaさんの歌声を堪能する風邪ひきの一日でした - 安心感の研究 by 暖淡堂