【中古】 田沼意次 主殿の税 人物文庫/佐藤雅美(著者) 価格: 363 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 紀伊藩の足軽だった田沼意行は紀伊藩主徳川吉宗の近習として仕えていたが、吉宗の将軍就任に従って江戸に移り、600石の旗本となった。その嫡子田沼意次は吉宗の子家重の小姓となるが、言葉が不明瞭な家重の意図を酌み取ることできて重用される。家重が9代将軍に就任すると徐々に加増され、ついには大名にまで出世する。家重亡き後も10代将軍家治の信任は厚く、側用人から老中格、そして老中にまで出世し、権勢は揺るぎないものになり「田沼時代」を迎える。 吉宗の時に倹約と年貢の増収を主とした改革を行ない、一時の財政危機から金銀を蓄えるまでに回復したが、その後の放漫経営でまたもや幕府の金蔵は危機を迎えた。頼みの年貢引き上げ策は、各地で一揆を誘引していた。一揆の裁定を行なう意次は、米に頼る財政改革は限界に来ていると