「潜在能力」と聞くと、どんなイメージを抱くだろうか。きっと「表に出ていない、内に秘めた才能」のようなものだと考えている人が大半だろう。 しかし、潜在能力とはそんなに簡単なものではないと語るのは、数々のアスリートを育成してきたスポーツ脳科学者の林成之氏。氏によれば、潜在能力は、一定の考え方と行動を伴うことによって、いつでも発揮できるものであり、それを十全に発揮すれば、想像していなかったレベルの成果が得られることもあるという。 このたび、『運を強くする潜在能力の鍛え方』を刊行するに当たった経緯や本書に記された内容を、担当編集者が教えてくれた。 「僕が死ぬ前に出す最後の本になる」 実は近々『運を強くする潜在能力の鍛え方』という本を出す予定なんです。たぶん僕が死ぬ前に出す最後の本になると思います。手前味噌ですけど、この本にはすごいことが書いてありますよ。 潜在能力というと単純に、自分の中に眠ってい