白井さんの続き、まさにこれね:大衆は運よく大金持ちになることはあり得ても、文化的エリートになることはできないのだ、と。だからリベラルなインテリは「普通の人」にとって絶対に手の届かない地位を占めながら、かつ同時に道徳的な正しさまでも有している度し難い特権者として憎悪されるのである。
2015-06-18 はてな村奇譚考 -特権者のメタ・シンドローム、さもなくばはてなブックマーカーの憂鬱- 随分あの最終回から間が空いてしまったのですが、書きたいことがうまくまとまらずに今に至っています。このまま放っておいてもまとまる気配がなかったので思い切って書いてしまいます。つまりとりとめがないですごめんなさい。 ※すべてはここからはじまっている。 はてな村奇譚1 - orangestarの雑記orangestar.hatenadiary.jp 『はてな村奇譚』とは何だったのか。 2014年の8月下旬から連載が始まり、連載終了する2015年の5月までいわゆる「はてな村民」を熱狂的なブコメ祭りに陥れた作品です。その勢いのせいでホッテントリからはじかれたり、たまに物議を醸しだす番外編でさらに熱い議論を呼んでいたのも記憶に新しいと思います。最初は50ページくらいの作品になる予定だったそうです
特権をもった人間が、自分の抑圧した人間に対して心に抱くやましさという重荷、そうした気づかいは、まさしく特権を維持するための気づかいなのである。 (『夢・アフォリズム・詩』ASIN:4582761496、p110) 禁欲主義者の多くは、もっとも貪欲な人たちである。彼らは人生のあらゆる局面でハンガーストライキをやりながら、それによって同時に次のことを達成しようとする―― 一、ひとつの声に言わせる――十分だ、お前は十分に断食をした。いまやお前は、ほかの人々とおなじように食事をしてもいい。それにこれは食事とはみなされないであろう。 二、おなじ声に同時に言わせる――いまやお前はずいぶん長い間、強制されて断食してきた。いまからお前はよろこびをもって断食するがいい。それは食事よりも甘美であるだろう(しかし同時にお前は実際にも食事をするがいい)。 三、おなじ声に同時に言わせる――お前は世界に打ち勝った。わ
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