先日、寄稿した「AlexaとGoogle Homeをスマートスパイに変化させる脆弱性。盗聴やパスワード盗難に応用可能」という記事は、残念ながらそれほど閲覧数は伸びなかった。筆者の力不足も有るだろうが、海外のセキュリティニュースサイトではかなり取り上げられており話題になっていた脆弱性で有ったが、日本では、殆ど話題になっていないように見受けられた。 欧米と比較して、スマートスピーカーがそれ程普及していないというのも理由の一つかもしれない。しかし、AlexaとGoogle Homeを題材とした、本件は、今後スマート家電を利用していくうえで、メーカー、ユーザーそれぞれにとって様々な課題を示唆していると、筆者は考えている。 ■アプリの追加や不正アクセスで、スマートスパイ化 録音機能や録画機能を持つスマート家電は数多く存在する。こういったスマート家電を不正に利用することで、盗撮行為を行ったり、今回の報