青柳 碧人 (著) 双葉文庫 あらすじ日本昔ばなしの世界で起こる謎解きミステリがふたたびやってきた。 欲張りなおじいさんが何度も穴に転がり落ちる「おむすびころりん」、貧乏な半太と物を交換した人たちが何故か同じ男を殺したと主張する「わらしべ長者」など、その話ならではの謎と舞台設定による推理が楽しめる驚きの日本昔ばなしミステリ第二弾。 ネズミの穴で繰り返される謎と事件の真相おむすびを穴に転がしたらねずみに「望みのものが手に入る袋」をもらい、金銀財宝を手に入れた米八。 それを知った惣七は自分もその袋を手に入れようとおにぎりを転がし穴の中へ。 さっさと袋を手に入れて帰ろうと猫の声まねをすると、ねずみたちはパニックになり明かりも消えて辺りは真っ暗に。 メリメリっと音がしたかと思うと、惣七の上にやぐらが倒れてきました。 ぶつかる!とおもったその時、遠くで鐘の音が…。 目が冷めると惣七は山の中。 おにぎ