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石・化石の検索結果81 - 120 件 / 170件

  • カルセドニー(玉髄) - Ushidama Farm

    カルセドニー(玉髄)は、肉眼で見えないほど微小な水晶の集合体で、緻密で硬い鉱物です。 化学組成はSiO₂で、モース硬度は6~7です。 色は赤、黄、白、灰色、ピンク、緑、空色、紫など豊富です。 カルセドニーの名称は、古代ギリシャの都市chalkedonに由来すると言われています。 カルセドニーの中で、赤色のものをカーネリアン(赤玉髄)と呼びます。 赤色は、鉄分によるものです。 カーネリアンの歴史は古く、紀元前4000年の昔から、お守りとして重宝されたとのことです。 カーネリアンの名称は、ラテン語のcarnis「肉」やcarneolus「新鮮」に由来すると言われています。 クリソプレーズ(緑玉髄)は、青リンゴのような美しい青緑色をした石です。 この色は、ニッケルによるものです。 クリソプレーズの名称は、古代ギリシャ語のchrysos「黄金」とprason「薬用ネギ」の造語で、アレキサンダー大王

      カルセドニー(玉髄) - Ushidama Farm
    • 針鉄鉱(ゲーサイト) - Ushidama Farm

      針鉄鉱(ゲーサイト)は、鉄の水酸化鉱物で、化学組成はFeO(OH)です。 結晶系は斜方晶で、針状結晶が放射状や腎臓状に集合したものや塊状で産します。 モース硬度は5~5.5で、色は赤、褐色、黒です。 ゲーサイトの名称は、ドイツの文豪のゲーテに因んでいます。 針鉄鉱 鱗鉄鉱(レピドクロサイト)は、針鉄鉱の同質異像で、鱗片状や繊維状で産し、内包物として見られることが多いです。 赤色の針鉄鉱や鱗鉄鉱が内包した水晶を、ストロベリークオーツと言います。 ストロベリークオーツ 褐鉄鉱(リモナイト)は、鉄の水酸化鉱物の通称で、鉱物名ではありません。 結晶質のものや非晶質のものがあり、結晶質のものの多くは、毛管水を含んだ微細な針鉄鉱や鱗鉄鉱の集合体です。 化学組成はFeO(OH)・nH₂Oで、モース硬度は4~5.5、色は赤褐色です。 鉄を含んだ鉱物の風化生成物として産します。 褐鉄鉱 植物の根に鉄分が吸着

        針鉄鉱(ゲーサイト) - Ushidama Farm
      • トルコ石(ターコイズ) - Ushidama Farm

        トルコ石(ターコイズ)は、鮮やかな青色が美しい宝石です。 宝石の中でも、最も古くから愛されてきたものの1つで、エジプトやメソポタミア、アステカなど古代文明の遺跡から装飾品などが発掘されています。 青色の発色は銅によるもので、鉄分が混ざると緑色になります。 また、褐鉄鉱や砂岩から産出するものは、褐色や黒色の線模様が入り、スパイダーウェブターコイズと呼ばれています。 ターコイズの名称は、ペルシャ産の石がトルコを経由して、ヨーロッパにもたらされたため、ターコイズと呼ばれるようになったとのことです。 化学組成 CuAl₆(PO₄)₄(OH)₈・4H₂O 結晶系 三斜晶 モース硬度 5~6 色は青、青緑、緑 トルコ石の原石 表面を磨いたもの ルース

          トルコ石(ターコイズ) - Ushidama Farm
        • 柱石(スキャポライト) - Ushidama Farm

          柱石(スキャポライト)は、Naを含む曹柱石(マリアライト)とCaを含む灰柱石(メイオナイト)の固溶体です。 化学組成は、曹柱石Na₄Al₃Si₉O₂₄Cl、灰柱石Ca₄Al₆Si₆O₂₄CO₃で、結晶系は正方晶、モース硬度は5~6です。 角柱状の結晶で産出することから、柱石と名付けられています。 色は無色、白、黄、灰色、褐色、ピンク、紫などです。 古くから人気のある石ですが、以前はシトリンやアメジストに似ているため、混同されていました。 カナダ ケベック州産の柱石は、蛍光性があり、ウェルネル石と呼ばれています。 スキャポライト スキャポライト ルース マリアライト ウェルネル石

            柱石(スキャポライト) - Ushidama Farm
          • 魚の化石 - Ushidama Farm

            余りにも暑い日が続くので、外出はなるべく控えるようにして、クーラーの入った部屋で涼んでいます。 化石や鉱物の整理は、今までは、畑や庭仕事の手が空く、冬に行っていましたが、少しずつ再開しています。 魚の化石は、中生代から新生代のものまで、いくつかありました。 特に、中生代の中国産の魚の化石が多いです。 リコプテラ属の小型の淡水魚で、ジュラ紀から白亜紀前期に湖や川に生息し、プランクトンや小さな昆虫をエサとしていたようです。 リコプテラ 中国河北省 ジュラ紀 リコプテラ 中国河北省 白亜紀前期 魚の化石に混じって、カゲロウなどの昆虫や水草の化石もありました。 カゲロウ アリ? 水草 ヴィンクティフェルはカマスの仲間です。ブラジル 中生代白亜紀 新生代の魚の化石は、ナイティアというニシンの仲間で、米国で産出したものです。 ナイティア 米国ワイオミング州 新生代古第三紀始新世

              魚の化石 - Ushidama Farm
            • 滑石と葉蝋石 - Ushidama Farm

              滑石は、モース硬度1の基準となる鉱物で、爪でも傷が付く程、柔らかい石です。 どこで採集したのか覚えていませんが、家にいくつか滑石があり、子どもの頃、削って遊んでいましたが、アスベストを含むものがあると知り、触るのを止めました。 大きなものは庭に出してしまいましたが、鉱物の整理をしていたら、まだ、数個、箱の中に残っていました。 滑石 マグネシウムの層状ケイ酸塩鉱物 化学組成 Mg₃Si₄O₁₀(OH)₂ 結晶系 単斜晶、三斜晶 モース硬度 1 真珠光沢で、色は白、微量の不純物により淡緑、灰、黄褐色 塗料、合成樹脂、ゴムなどの原料、化粧品に利用される。 葉蝋石は滑石とよく似た構造をしていて、滑石と同様に、柔らかな鉱物です。 蝋のように、スベスベとした感触があります。 熱すると木の葉のように薄く剝れることから、葉蝋石と名付けられたそうです。 葉蝋石 アルミニウムの層状ケイ酸塩鉱物 化学組成 Al

                滑石と葉蝋石 - Ushidama Farm
              • リン酸塩鉱物 - Ushidama Farm

                リン酸塩鉱物は、リン原子を中心に、4個の酸素原子で構成されるリン酸イオンPO₄³⁻を持つ鉱物です。 リン酸塩鉱物は種類が多く、200種以上もありますが、主要な鉱物は燐灰石です。 リン酸肥料を生産するために採掘される、主要な資源となっている他、食品保存料や防腐剤、化粧品、殺菌剤、セラミックス製造などに利用されています。 トルコ石やアパタイト、ラズライトなど、宝石質のものも多いです。 銀星石 Al₃(PO₄)₂(OH,F)₃ トルコ石 CuAl₆(PO₄)₄(OH)₈ バリッシャー石 Al(PO₄)・2H₂O メッセル石 Ca₂(Fe,Mn)(PO₄)₂・2H₂O ラズライト MgAl₂(PO₄)₂(OH)₂ 藍鉄鉱 Fe₃(PO₄)₂・8H₂O 緑鉛鉱 Pb₃(PO₄)₃Cl 燐灰石(アパタイト) Ca₅(PO₄)₃(F,Cl,OH)

                  リン酸塩鉱物 - Ushidama Farm
                • チャロアイト - Ushidama Farm

                  チャロアイトは、ロシア サハ共和国のチャロ川で発見され、1978年に新鉱物と認定されています。 名称は発見場所に因んで、名付けられています。 サハ共和国のムルン山塊でのみ、産出される希少な鉱物です。 化学組成はK(Ca,Na)₂Si₄O₁₀(OH,F)・nH₂Oで、結晶系は単斜晶、モース硬度は5~6です。 色は紫で、白や黒のマーブル模様が入ります。 紫色は微量のマンガンによります。 マーブル模様は、チャロアイトとエジリンやマイクロクリン、ティクナクサイトなどの鉱物が混ざり合うことでできています。 ラリマー、スギライトと並び、世界三大ヒーリングストーンの1つとされています。

                    チャロアイト - Ushidama Farm
                  • 藍晶石(カイヤナイト) - Ushidama Farm

                    藍晶石(カイヤナイト)は、アルミニウムのケイ酸塩鉱物で、化学組成はAl₂SiO₅です。 モース硬度は4.5~7で、結晶が伸びる方向では柔らかく、直角の方向では硬いといった硬度の異方性が大きく、ニ硬石とも呼ばれています。 結晶系は三斜晶で、板状や柱状、繊維状など様々な形になります。 結晶表面はガラス光沢で、藍色を帯びています。 緑色や白、黄、ピンク、黒などの色のものもあります。 カイヤナイトの名称は、ギリシャ語で青色を意味するkyanosに由来するとのことです。 カイヤナイト オレンジカイヤナイト グリーンカイヤナイト ルース

                      藍晶石(カイヤナイト) - Ushidama Farm
                    • 天青石(セレスタイト) - Ushidama Farm

                      天青石は、澄んだ青空のような、爽やかな青色の石です。 硫酸ストロンチウムSrSO₄を主成分とする鉱物で、結晶系は斜方晶系、ガラス光沢を持っています。 モース硬度は3~3.5で、色は淡青色の他に、無色のものもあります。 1781年に、イタリアのシチリア島で発見され、ドイツの鉱物学者ウェルナーにより、セレスタイトと命名されました。 セレスタイトの名称は、大空の色という意味のcelestialが、語源となっているとのことです。 天使の石とも呼ばれ、癒しと安眠をもたらしてくれる、ヒーリングストーンとしても知られています。 天青石(セレスタイト) 今日の空 雪は止み、青空が広がっています。

                        天青石(セレスタイト) - Ushidama Farm
                      • ジルコン - Ushidama Farm

                        ジルコンは、ジルコニウムのケイ酸塩鉱物です。 高い屈折率と強い光の分散により、ダイヤモンドに似た輝きがあります。 ダイヤモンドとの見分け方は、単屈折のダイヤモンドは、カット面の稜線が1本に見えるのに対し、ジルコンは二重屈折で2本に見えます。 ウランやトリウムなど放射性元素を、不純物として含むことがあり、放射線により、長い年月の間に結晶構造が破壊され、非晶質になっているものがあります。 化学組成 ZrSiO₄ 結晶系 正方晶、八面体の結晶を作ります。 モース硬度 7~7.5 色は赤褐、オレンジ、黄、無、緑、青

                          ジルコン - Ushidama Farm
                        • アンモライトとアンモナイト - Ushidama Farm

                          以前、恐竜博物館に行った時に、アンモライトという、とても美しい化石が展示されていました。 化石を覆う殻の表面が、オパールのように虹色の輝きを放っていました。 ただ、小さな破片でも、すごい金額で、とても手が出ませんでした。 最近、近くでミネラルフェアが開かれていたので、また、見ることができないかと出かけました。 アンモライトは、中生代白亜紀に栄えたアンモナイトの殻の表面が、何千万年もの時の経過と共に、イリデッセンス効果を発するようになった化石の宝石です。 カナダのアルバータ州の地層から産出されています。 イリデッセンス効果とは、光が当たった時に多色の乱反射が起こり、虹色のような輝きが生じることを言います。 会場で探したのですが、小さな切片しか見当たらず、化石本体が輝いているものはありませんでした。 そして、小さなペンダントに、とても高い金額がついていました。 それで、2桁0の少ない小さなアン

                            アンモライトとアンモナイト - Ushidama Farm
                          • 電気石(トルマリン) - Ushidama Farm

                            電気石というと黒い棒状の石といったイメージがありますが、トルマリンというと美しい宝石のイメージに一新します。 トルマリンはケイ酸塩鉱物のグループの総称で、多くの元素が混じりあった鉱物です。 含まれる元素により、色が変わります。 黒い色は鉄分に寄るものです。 三方晶系の結晶構造を持ち、モース硬度は7~7.5です。 加熱すると電気を帯びる性質があり、電気石と呼ばれています。 多彩なカラーバリエーションがあり、色ごとに石に名前が付けられています。 いろいろな色のトルマリン

                              電気石(トルマリン) - Ushidama Farm
                            • 方解石(カルサイト) - Ushidama Farm

                              方解石(カルサイト)は、ごく普通に見られる炭酸塩鉱物です。 成分は炭酸カルシウムで、化学組成はCaCO₃、三方向の完全劈開があり、割ると菱面体の形になります。 結晶の形は、菱面体、六角柱状、陣笠状、犬牙状、釘頭状、板状、葉片状、鍾乳状、球状など非常に多くあります。 青色方解石 イカ石 イガイガの可愛い結晶 化学組成はCaCO₃・6H₂Oで、結晶構造は方解石の六方晶系では無く、単斜晶系ですが、8℃以上で脱水し、方解石に変化します。 黄金色方解石 鉄分を含み、黄色になったもの 犬牙状方解石 玄能石 方解石の仮晶で、玄能の頭のような形をした石 明治時代の考古学者は、石器ではないかと考えたそうです。 六角柱状方解石 氷州石 無色透明な方解石 名称の由来は、アイスランドから良質の結晶が見つかり、アイスランドの邦訳名である氷州を冠して、氷州石と呼ばれるようになったとのことです。

                                方解石(カルサイト) - Ushidama Farm
                              • ジルコンとジルコニア - Ushidama Farm

                                ジルコンとジルコニアは、共に屈折率が高く、ダイヤモンドに近い輝きを持つ宝石として、ダイヤモンドの代わりに使われています。 ジルコンは、ジルコニウムのケイ酸塩鉱物で、天然に産します。 色は無色、橙、褐色、青などですが、褐色のものが多いです。 ジルコニアは、二酸化ジルコニウムを合成したもので、宝飾品として用いられる他、セラミック素材としても利用されています。 金属元素の添加で、様々な色のものが作られています。 ジルコニアは、ダイヤモンドと比べると、暗い場所では輝きが弱くなります。 ジルコン 化学組成 ZrSiO₄ 結晶系 正方晶 モース硬度 7~7.5 屈折率 1.93~1.98 分散度 0.039 比重 4.7 ジルコニア 化学組成 ZrO₂ 結晶系 立方晶 モース硬度 8~8.5 屈折率 2.15 分散度 0.060 比重 5.8 ダイヤモンド 化学組成 C 結晶系 立方晶 モース硬度 1

                                  ジルコンとジルコニア - Ushidama Farm
                                • アクアオーラクオーツ - Ushidama Farm

                                  アクアオーラクオーツは、透き通った涼しげな青色で、幻想的な美しさを持つ水晶です。 天然の水晶では無く、ブラジル コリント産の透明水晶を、アメリカで加工したものです。 真空中で、水晶を2000℃に加熱し、24Kを蒸着しています。 通常のコーティング加工と異なり、色落ちなく、日光で色があせることも無いとのことです。 アクアオーラクオーツ

                                    アクアオーラクオーツ - Ushidama Farm
                                  • ファンシーカラーサファイア - Ushidama Farm

                                    鋼玉(コランダム)の中で、赤と青以外の宝石質のものは、ファンシーカラーサファイアと呼ばれています。 含まれる微量元素により、オレンジ、黄、白、ピンク、緑、紫、黒など豊富なカラーバリエーションがあります。 オレンジサファイアの発色は、微量のクロムと鉄によります。 イエローサファイアは、淡いレモンイエローからゴールデンカラーまで色の幅があり、微量の鉄により発色しています。 ホワイトサファイアは、不純物が無く、無色透明です。 ピンクサファイアの発色は、微量のクロムによります。 パパラチアサファイアは、蓮の花の色に似たピンクとオレンジの混ざった色をしていて、希少性が高く、アレキサンドライト、パライバトルマリンと共に世界三大希少石の1つとされています。 グリーンサファイアの発色は、微量のコバルトによります。 パープルサファイアは、チタンや鉄、クロムの組み合わせにより、発色しています。 ブラックサファ

                                      ファンシーカラーサファイア - Ushidama Farm
                                    • 新生代第四紀完新世の魚などの化石 - Ushidama Farm

                                      この埋立地の化石採集では、いろいろな化石を見つけることができました。 貝やウニ、カニの他に、魚の化石やエイの歯なども採集できました。 一緒に行った友人の中には、サメの歯や鯨の骨を見つけた子もいました。 この場所は、現在は工業専用地域になり、大きな工場が立ち並んでいます。 地面もコンクリートで覆われ、化石を探すことはできません。 硬骨魚の化石 エイの歯 スチョウジガイ サンゴの仲間 六射サンゴ フジツボ オオヘビガイ

                                        新生代第四紀完新世の魚などの化石 - Ushidama Farm
                                      • 重晶石(バライト) - Ushidama Farm

                                        重晶石は、Baの無水硫酸塩鉱物です。 菱形の板状や柱状の結晶として、また、粒状や繊維状で産出します。 バリウムは、ギリシャ語の重いを意味するバリスに由来します。 重晶石は、比重が4.5ほどもあり、重い鉱物です。 胃検診の造影剤のバリウムは、硫酸バリウムです。 化学組成  BaSO₄ 結晶系   斜方晶 モース硬度 3~3.5 色は無色、白、灰色、黄、褐色、青などで、ガラス光沢

                                          重晶石(バライト) - Ushidama Farm
                                        • 縞メノウの台座作り - Ushidama Farm

                                          家に、赤色の縞メノウの置物があります。 半球状で、長形25㎝程の大きさで、断面がきれいに磨かれています。 断面は、赤と白の縞模様が年輪のように重なり、中心部分は白い結晶質の石英が、キラキラと輝いています。 ただ、台座が無いため、安定性が悪く、ズシリと重いので、転がると危ないと思い、台座を作ることにしました。 花台の中から、手頃な大きさのものを選び、台座にすることにしました。 石をはめ込むために、材を削り始めましたが、選んだ材が柿の木で、とても硬く思うように削れません。 学習用の彫刻刀で削り始めたら、あっという間に、刃こぼれしてしまいました。 それで、ホームセンターに探しに行ったら、とても高いのでびっくりです。 とりあえず、広丸の彫刻刀を1本だけ購入して、削り始めましたが、サクサクと刃が入り、気持ちよく削れます。 ただ、広丸の彫刻刀は、広く浅く削るのには適していますが、1本だけでは作業が上手

                                            縞メノウの台座作り - Ushidama Farm
                                          • 化石や鉱物の整理 - Ushidama Farm

                                            子どもの頃に、父に連れられて、化石や鉱物の採集に行きました。 落ちている石を拾う程度のものでしたが、採集した石は、実家の物置きに保管されていました。 数年前、実家の建物を取り壊して、建て替えることになりました。 以前の建物は、戦後すぐに建てられたもので、老朽化していました。 その時に、物置きに入っているものは処分するので、欲しいものがあれば持って行くようにと言われました。 思い出の残る化石や鉱物は持ち帰り、自宅の部屋の片隅と物置きに入れました。 年末に物置きの掃除をしていて、山積みされた石を眺めているうちに、整理しなければと思い、ちょうど、この時期は畑仕事や庭仕事が無いので、取りかかることにしました。 まずは、地質年代や産地別に分けてみようと思います。 古生代二畳紀 ウミユリ 紡錘虫 拡大すると 中生代三畳紀 モノチス シダ植物 中生代白亜紀 アンモナイト 新生代新第三紀中新世 二枚貝と巻

                                              化石や鉱物の整理 - Ushidama Farm
                                            • 新生代新第三紀中新世の木の葉の化石 北東の地域 - Ushidama Farm

                                              この地域の中新世中期以降の地層からは、木の葉の化石も見つかります。 当時、北側の地域は陸地で、森が広がり、北東側の河口付近に、流れてきた木の葉などが堆積し、化石になったものと思われます。 木の葉の化石に混じって、木の実の化石も見つかります。 いろいろな形のものがありますが、松ぼっくりとクルミの他は、どんな種類かよくわかりません。 木の葉 木の実 松ぼっくり 木の実 クルミ 木の実

                                                新生代新第三紀中新世の木の葉の化石 北東の地域 - Ushidama Farm
                                              • オパール化やメノウ化した巻貝化石 - Ushidama Farm

                                                子どもの頃、貝の化石を採りに行って、ガラス細工のように透明になった、巻貝の化石を見つけました。 貝の形がそのまま、蛋白石(オパール)に置き換わり、透明な部分が美しい化石です。 宝石の様で、宝物になっていました。 蛋白石やメノウは、火成岩や堆積岩の隙間に、ケイ酸塩鉱物が入り込むことで生成されますが、埋没した貝殻や樹木などが、ケイ酸分と交代してできることもあります。 蛋白石(オパール) 蛋白石は非晶質の含水ケイ酸塩鉱物で、半透明又は不透明ですが、不純物によりいろいろな色合いが出ます。 化学式はSiO₂nH₂Oで、モース硬度は5~6です。 メノウ メノウは玉髄、蛋白石、石英は縞状に重なったもので、こちらも不純物によりいろいろな色合いが出ます。 化学式はSiO₂で、モース硬度は6.5~7です。 化石採集に行って、見つけた巻貝化石 新生代新第三期中新世 オパール化し、透明になった部分があり、とてもき

                                                  オパール化やメノウ化した巻貝化石 - Ushidama Farm
                                                • 翡翠(ヒスイ) - Ushidama Farm

                                                  ヒスイは、縄文時代や弥生時代の頃から、装身具や勾玉などに加工され、珍重されてきた宝石です。 新潟県糸魚川市のヒスイ海岸は、有名な産地です。 ヒスイは、ヒスイ輝石とネフライト(透閃石)に分けられ、まったく化学組成が異なりますが、どちらも翡翠と呼ばれています。 ヒスイ輝石 Na輝石の一種 化学組成  NaAlSiO₆ 結晶系   単斜晶系 モース硬度 6.5~7 主な色   白、淡緑 ネフライト(透閃石) Ca角閃石の一種 化学組成  Ca₂(Mg,Fe)₅Si₈O₂₂(OH)₂ 結晶系   単斜晶系 モース硬度 6~6.5 主な色   白、緑 中国では、古くから装飾品などの材料にネフライトが用いられ、玉彫工芸品が作られています。 なかでも、鳥や魚、龍、草花、瓢箪などを題材にして、丁寧に彫り込まれた細密彫刻の置物は見事です。 瓢箪は縁起物としてよく用いられ、家に飾られているものは、瓢箪と鳥が彫

                                                    翡翠(ヒスイ) - Ushidama Farm
                                                  • バナジウムを含む鉱物 - Ushidama Farm

                                                    バナジウムは、元素記号Vの金属元素で、灰色か、銀白色をしています。 結晶系は立方晶で、温度が上がると正方晶に変化します。 展延性があり、容易に圧延加工ができます。 製鋼の添加材として使用されます。 他に触媒や顔料、塗料、半導体材料に使われています。 主要な資源鉱物は、褐鉛鉱です。 褐鉛鉱(バナジン鉛鉱) バナジン酸塩鉱物 (バナジン酸塩イオンVO₄³⁻を、構造単位とする鉱物) 化学組成 Pb₅(VO₄)₃Cl 結晶系 六方晶 六角板、六角柱の結晶 モース硬度 2.5~3 色は赤褐色、黄褐色で、ダイヤモンド光沢がある。 カバンシ石 ケイ酸塩鉱物 化学組成 Ca(VO)Si₄O₁₀・4H₂O 結晶系 斜方晶 針状結晶、放射状集合体 モース硬度 3~4 色は青、青緑でガラス光沢がある。 デクロワゾー石 バナジン酸塩鉱物 化学組成 (Pb,Zn)₂VO₄(OH) 結晶系 斜方晶 柱状結晶、羽毛状集

                                                      バナジウムを含む鉱物 - Ushidama Farm
                                                    • 電気石(トルマリン)2 - Ushidama Farm

                                                      電気石は、SiO₄四面体が環状に連続した、サイクロケイ酸塩鉱物です。 主要元素として、Bを含んでいます。 鉄電気石(ショール)は、Feを含有する電気石です。 化学組成  NaFe₃Al₆(BO₃)₃Si₆O₁₈(OH)₄ 結晶系   三方晶 モース硬度 7.5 色は黒で、ガラス光沢 苦土電気石(ドラバイト)は、Mgを含有する電気石です。 化学組成  NaMg₃Al₆(BO₃)₃Si₆O₁₈(OH)₄ 結晶系   三方晶 モース硬度 7~7.5 色は茶、黒で、ガラス光沢 リシア電気石(エルバイト)は、Liを含有する電気石です。 化学組成  Na(Li,Al)₃Al₆(BO₃)₃Si₆O₁₈(OH)₄ 結晶系   三方晶 モース硬度 7.5 色は赤、ピンク、無色、黄、緑、青、紫など豊富で、ガラス光沢 高品位のものは、宝石として扱われている。 色の違いにより、アクロアイト(無色)、インディゴライ

                                                        電気石(トルマリン)2 - Ushidama Farm
                                                      • 珪化木 - Ushidama Farm

                                                        珪化木は、樹木の木質部にケイ酸塩が浸み込み、二酸化ケイ素で置換され、化石化したものです。 オパール化したり、メノウやジャスパーに変化しています。 子どもの頃に、新生代新第三紀の地層がある場所へ化石採集に行き、珪化木をいくつか拾ってきました。 磨いたら、綺麗になるかなと、その中の1つをグラインダーで削ってみました。 中心部はオパール化していますが、あまり輝きは無く、外側は白っぽく、中心部は黒くなっています。 拾った珪化木 グラインダーで、削ったもの 近くに黒珪化木の採れる場所があります。 新生代新第三紀中新世の地層で、黒色の珪化木に白とブルーのオパールが付いています。 オパールの中でも、遊色効果を持つものは美しく、ウッドオパールも宝石のような輝きがあります。 オーストラリアはオパールの産地で、美しいウッドオパールが見られます。 ブラックオパールの産地ライトニングリッジのウッドオパール 中生代

                                                          珪化木 - Ushidama Farm
                                                        • 銅鉱物2 - Ushidama Farm

                                                          銅を含む鉱物は、黄銅鉱が圧倒的に多く、銅の生産量の約80%を占めていますが、他にもいろいろな銅鉱物があります。 珪孔雀石(クリソコラ) 孔雀石に似た銅の含水ケイ酸塩鉱物 結晶になりにくく、皮膜状、塊状の集合体を作る。 化学組成  (Cu,Al)₂H₂Si₂O₅(OH)₄・nH₂O 結晶系   単斜晶 モース硬度 2.5~3.5 色は緑、青で、樹脂光沢がある。 赤銅鉱(キュプライト) 銅の酸化帯に生じる二次鉱物 塊状の他、八面体や立方体の結晶が見られる。 化学組成  Cu₂O 結晶系   立方晶 モース硬度 3.5~4 色は赤銅色で、金属光沢やダイヤモンド光沢がある。 中宇利石 愛知県中宇利鉱山で発見された新鉱物 化学組成  (Mn,Ni,Cu)₈(SO₄)₄CO₃(OH)₆・48H₂O 但しこの化学式は誤りがあると指摘されています。 結晶系   単斜晶 モース硬度 6 色は鮮やかな淡青色で

                                                            銅鉱物2 - Ushidama Farm
                                                          • デュモルチェライト(デュモルチ石) - Ushidama Farm

                                                            デュモルチェライト(デュモルチ石)は、アルミニウムのホウケイ酸塩鉱物で、化学組成はAl₇(BO₃)(SiO₄)₃O₃です。 結晶系は斜方晶で、繊維状や塊状集合体で産出することが多いです。 モース硬度は7~8.5です。 色は青、紫、ピンク、褐色で、ガラス光沢があります。 青い色は、微量のチタンと鉄によるもので、チタンが多いと鮮やかな青に、鉄が多いと黒っぽくなります。 デュモルチェライトは、見る角度によって、色が青、紫、無色に変化する多色性があります。 耐熱性に優れ、耐熱剤に使われています。 また、青色の顔料や絵具として使用されています。 デュモルチェライト イン クオーツは、2014年にブラジルで発見された石で、青色の針状結晶が、クオーツの中で放射状に伸び、涼しげな印象を与え、人気が高いです。 原石 ルース デュモルチェライト イン クオーツ

                                                              デュモルチェライト(デュモルチ石) - Ushidama Farm
                                                            • 亜鉛鉱物 - Ushidama Farm

                                                              亜鉛は、硫黄と化合した閃亜鉛鉱として産出することが多く、閃亜鉛鉱は主要な鉱石となっています。 ウルツ鉱は、閃亜鉛鉱の同質異像です。 他に亜鉛を含む鉱物には、異極鉱、菱亜鉛鉱などがあります。 亜鉛を鉄板にメッキしたものがトタンで、亜鉛は鉄鋼の防食に欠くことのできない金属です。 銅との合金は真鍮で、五円硬貨に使われています。 閃亜鉛鉱 亜鉛の硫化物 化学組成 (Zn,Fe)S 結晶系 立方晶 四面体結晶を作る。 モース硬度 3.5~4 色は黄褐色、橙、黒 鉄の含有量が少ないと透明感のある黄褐色になり、べっ甲亜鉛鉱と呼ばれる。 鉄の含有量が多いと、黒っぽくなり、鉄閃亜鉛鉱と呼ばれる。 異極鉱 亜鉛の含水ケイ酸塩鉱物 化学組成 Zn₄(Si₂O₇)(OH)₂・H₂O 結晶系 斜方晶 短柱状、板状結晶や塊状、鍾乳状、乳頭状集合体を作る。 モース硬度 4.5~5 色は無色、白、淡青 ウルツ鉱 硫化亜鉛

                                                                亜鉛鉱物 - Ushidama Farm
                                                              • いろいろな形の水晶 - Ushidama Farm

                                                                水晶は結晶化する時の環境に影響され、いろいろな形状のものが作られます。 また、水晶の内部や表面に、筋や模様の付いたものもあります。 皆、異なった表情を持っていて、それぞれに味わいがあります。 エレスチャルクオーツ 結晶内部に空洞ができ、骨格が見えているように凹状の形になった水晶 骸骨水晶とも呼ばれている。 貫入水晶 結晶内部に別の水晶が貫入し、刺さったように見える水晶 クラッククオーツ 水晶の内部が、圧力により破裂し、その後、再結晶したもの 爆裂水晶とも呼ばれている。 人工的にヒビを入れたものが多い。 ゲートウェイクオーツ 水晶の柱面に三角形や六角形の凹形が見られるもの 高温水晶 1気圧時、577℃以上で結晶化した水晶 成長干渉水晶 他鉱物などの影響により、成長が干渉された水晶 結晶表面に、切り傷のような痕や溝が見られる。 セプタークオーツ 水晶の先端部分に、別の結晶が覆うように被さって成

                                                                  いろいろな形の水晶 - Ushidama Farm
                                                                • 新生代新第三紀中新世の地層 - Ushidama Farm

                                                                  この辺りには、四方に新生代新第三紀中新世の地層が広がっていて、東西南北それぞれの地域に、化石が採れる場所があります。 中新世は、2500万年前から500万年前までの2000万年間の時代で、前期は暖かく熱帯、亜熱帯の海洋環境だったのが、次第に寒冷化して行き、陸地の隆起がみられています。 当時、この辺りは海が広がり、東西南側の地域には海の生き物が生息していました。 北から北東にかけては、陸地で樹木が茂っていたようです。 東西南側の地域には、貝などの化石の採れる場所が何か所かあり、北から北東の地域からは木の葉の化石や珪化木が採れます。 特に、東にある地層は中新世前期から後期まで広く堆積していて、下の地層からは暖かい海の生物の化石が、上の地層からは冷たい海の生き物の化石が見つかります。 当時、化石採集に熱中していた私は、何度か足を運びましたが、今では許可を得て、採集できる場所は限られていて、中には

                                                                    新生代新第三紀中新世の地層 - Ushidama Farm
                                                                  • エイの歯などの化石片の詰め合わせ - Ushidama Farm

                                                                    エイの歯などの化石片が、いっぱい詰まっている袋を見つけました。 福袋のように、何かお宝が入っていないか楽しみで、購入してみました。 化石は、新生代古第三紀始新世のルテシアン期(約4400万年前)のもので、ベルギー東フランダースのレダ層という石灰質砂岩から産出したものとのことです。 袋に入っている化石は、エイの歯、棘、サメの歯、硬骨魚の歯、骨などの破片です。 化石をテーブルの上に広げ、区分けしてみました。 エイの歯や硬骨魚の骨が多く、サメの歯や硬骨魚の歯、エイの棘がその中に混ざっていました。 破片ということでしたが、サメの歯などきれいな形のものが多くありました。 詰め合わせの中身 サメの歯 エイの歯 エイの棘 硬骨魚の歯 硬骨魚の骨 まだ、エイの歯や硬骨魚の歯、骨がいっぱいあります。

                                                                      エイの歯などの化石片の詰め合わせ - Ushidama Farm
                                                                    • カリ長石 - Ushidama Farm

                                                                      長石の中で、カリウムを含むものを、カリ長石と呼んでいます。 カリ長石は生成する際の温度によって、ケイ素とアルミニウムの配列が変わり、ハリ長石、正長石、微斜長石に分類されます。 高温で形成された場合にはハリ長石に、中低温で形成された場合には正長石、微斜長石になります。 ハリ長石 ナトリウムをやや多く含んでいます。 化学組成 (K,Na)AlSi₃O₈ 結晶系 単斜晶 単柱状結晶 モース硬度 6 色は無色、白、クリーム、ピンク、灰色で、ガラス光沢 ハリ長石の中で、青白い色が揺らめいているように見えるものを、月長石(ムーンストーン)と呼んでいます。 ムーンストーンのルース 正長石 化学組成 KAlSi₃O₈ 結晶系 単斜晶 単柱状結晶 モース硬度 6 色は無色、白、クリーム、ピンク、褐色で、ガラス光沢 微斜長石 化学組成 KAlSi₃O₈ 結晶系 三斜晶 単柱状結晶 モース硬度 6 色は無色、白

                                                                        カリ長石 - Ushidama Farm
                                                                      • 放射性鉱物 - Ushidama Farm

                                                                        鉱物の整理をしていると、放射性鉱物のような有害な鉱物や、有毒な鉱物も出てきます。 そこで、強放射性鉱物や毒性の強い鉱物を取り扱う際には、直接、手に触れないよう、ビニール手袋をしています。 また、粉塵を吸わないようマスクをして、眼鏡をかけて作業しています。 強放射性鉱物の保管は、アクリルケースに入れたものを、さらに金属ケースに入れてから、保存箱に収めています。 強放射性鉱物でも、10㎝離れれば、人体に影響ないレベルの放射線になり、1m離れれば、自然放射線レベルになるそうですが、人が近づかない場所に置いています。 トール石 トリウムのネソケイ酸塩鉱物 強放射性鉱物 化学組成は(Th,U)SiO₄ 結晶系は正方晶 モース硬度は4.5~5 色は黄橙、褐色、黒褐色 強い放射線により、結晶構造が壊され、メタミクト化しているものが多い。 トール石は、水和していることが多く、水和したものを以前は、トロゴム

                                                                          放射性鉱物 - Ushidama Farm
                                                                        • ソーダ珪灰石(ペクトライト) - Ushidama Farm

                                                                          ソーダ珪灰石(ペクトライト)は、イソケイ酸塩鉱物で、化学組成はCa₂NaSi₃O₈(OH)、結晶系は三斜晶、モース硬度は4.5~5、ガラス光沢や絹糸光沢を持ち、色は無色、白、淡黄、桃色、青、灰色などです。 産地は世界中にありますが、ドミニカ産のものは、青色が美しく、ラリマーと呼ばれ、珍重されています。 トルコ石のように青色の装飾品として、利用されます。 ラリマーの青色は、微量の銅によると言われています。 ラリマーは、チャロアイト、スギライトと共に、世界三大ヒーリングストーンの1つとされています。 ペクトライト ルース ラリマー 原石

                                                                            ソーダ珪灰石(ペクトライト) - Ushidama Farm
                                                                          • 黄玉(トパーズ) - Ushidama Farm

                                                                            黄玉(トパーズ)は、アルミニウムのケイ酸塩鉱物で、化学組成はAl₂SiO₄(F,OH)₂です。 結晶系は斜方晶で、ガラス光沢があります。 柱状結晶で、菱形の断面を持ち、柱面には縦の条線が現れます。 モース硬度は8で、石英より硬いです。 透明な黄金色の石が代表的で、黄玉という名が付いていますが、無色からオレンジ、黄、褐色、ピンク、緑、青、紫など、いろいろな色のものがあります。 Fタイプのトパーズには、ブルートパーズがあり、色は無色、青、褐色などです。 ブルートパーズは、淡い色のスカイブルートパーズ、ビビットなスイスブルートパーズ、深い色合いのロンドントパーズがあります。 ブルートパーズは、無色のトパーズに、放射線処理したものが多いです。 グリーントパーズもブルーと同様に、放射線処理したものが多いです。 Fタイプのものは、長期間日光にさらされると、退色する傾向があります。 OHタイプのトパーズ

                                                                              黄玉(トパーズ) - Ushidama Farm
                                                                            • 自然アンチモンとアンチモンを含む鉱物 - Ushidama Farm

                                                                              アンチモンは、銀白色の金属光沢のある脆い金属元素で、元素記号はSb、レアメタルの一種です。 結晶系は三方晶で、塊状、葉片状、放射状、腎臓状集合体などで産し、自然結晶は稀です。 モース硬度は3~3.5です。 ほとんどのアンチモンは、硫化物として産出し、輝安鉱は主要な鉱石です。 アンチモンの特徴は、他の金属に加えると、その金属を硬くすることです。 アンチモンは、鉛バッテリーの電極や、半導体の材料、花火の火薬原料などに使われています。 毒性があり、吸入したり、誤飲すると咳、嘔吐、腹痛、下痢などの症状を起こす恐れがあります。 自然アンチモン Sb 輝安鉱 Sb₂S₃ セムセイ鉱 Pb₉Sb₈S₂₁ バレンチン鉱 Sb₂O₃ ブーランジェ鉱 Pb₅Sb₄S₁₁ ルビーシルバー Ag₃SbS₃

                                                                                自然アンチモンとアンチモンを含む鉱物 - Ushidama Farm
                                                                              • モリブデンを含む鉱物 - Ushidama Farm

                                                                                モリブデンは、元素記号Moの銀白色の金属です。 硬く、融点が2600℃と高いため、鋼材の強度や耐熱性を高めるために添加されます。 また、耐腐食性があり、機械部品や金属電子部品などに使われています。 生物にも必須の元素で、代謝に必要な反応を助ける働きがあります。 モリブデンを含む鉱物の中では、輝水鉛鉱が重要な資源鉱物です。 輝水鉛鉱 モリブデンの硫化鉱物 化学組成 MoS₂ 結晶系 六方晶 六角状結晶や鱗片状結晶、粒状集合体などで産する。 モース硬度 1~1.5 とても柔らかい。 色は銀灰色で、金属光沢がある。 モリブデン鉛鉱 モリブデン酸塩鉱物 化学組成 PbMoO₄ 結晶系 正方晶 四角形の板状、柱状結晶や塊状、粒状集合体などで産する。 モース硬度 3 色は無色、オレンジ、黄、褐色などでガラス光沢がある。 オレンジ色は、モリブデンの一部が、クロムに置き換わることで生じる。 リンドグレン石

                                                                                  モリブデンを含む鉱物 - Ushidama Farm
                                                                                • 緑柱石(ベリル)2 - Ushidama Farm

                                                                                  緑柱石(ベリル)は、ベリリウムを含むケイ酸塩鉱物で、化学組成はBe₃Al₂Si₆O₁₈です。 純粋なものは無色透明ですが、微量の元素が含まれることで、様々な色になります。 エメラルドは、地中深くの高温高圧下で生成されるため、結晶にヒビやインクルージョンが多く、透明度の高いものは希少です。 エメラルド以外は、ペグマタイト中に産し、結晶中の不純物は少ないです。 ベリルの名称は、ギリシャ語で海水の青緑色を意味する、ベリロスに由来するとのことです。 アクアマリン 微量の鉄Fe²⁺により、青く発色しています。 エメラルド 微量のクロムやバナジウムにより、緑色に発色しています。 ゴシュナイト 不純物が含まれて無く、無色透明です。 ヘリオドール 微量の鉄Fe³⁺により、黄色く発色しています。 レッドベリル(ビスクバイト) 微量のマンガンにより、赤色に発色しています。 モルガナイト 微量のマンガンにより、

                                                                                    緑柱石(ベリル)2 - Ushidama Farm

                                                                                  新着記事