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石・化石の検索結果1 - 40 件 / 170件

石・化石に関するエントリは170件あります。 人気エントリには 『キャッツアイとスターストーン - Ushidama Farm』などがあります。
  • キャッツアイとスターストーン - Ushidama Farm

    自然の中で、鉱物が長期間圧縮されることで、針状の微細なインクルージョンができることがあります。 このインクルージョンに、平行になるように、カボションカットを施してから光を当てると、乳白色の光が帯状になって反射し、猫の目のように見えます。 これをキャッツアイ効果(シャトヤンシー効果)と言います。 キャッツアイと言えば、基本的には、クリソベリルキャッツアイを指しますが、他にもキャッツアイ効果を持つ石はあります。 また、複数の光の帯が交差して、星のように見える現象をスター効果と言い、スターの現れる石を、スターストーンと呼んでいます。 クリソベリル タイガーアイ トルマリン ネフライト スターサファイア スタールビー ダイオプサイド

      キャッツアイとスターストーン - Ushidama Farm
    • 含有物のある水晶 - Ushidama Farm

      水晶は結晶中に、他の鉱物などを含むことが多い鉱物です。 角閃石や金紅石、クロム雲母、赤鉄鉱、電気石、緑泥石、緑簾石などいろいろな鉱物を含んだ水晶があります。 水や空気、オイルなどが、閉じ込められた水晶もあります。 これらの水晶を、インクルージョン クオーツと言います。 地殻の深い場所は、高温、高圧で、水も熱水状態になっていて、熱水中には様々な鉱物の成分が溶け込んでいます。 熱水が岩石の隙間に入り込み、地上近くまで達して、圧力と温度が下がると、鉱物成分は析出して結晶化します。 含まれている成分の中では、SiO₂が最も多く、水晶もゆっくりと成長します。 シリカ鉱物を、安定的な温度条件により、並べるとオパール→低温石英→高温石英→鱗珪石→クリストバルとなり、低温石英は573℃以下でできます。 水晶は低温石英に相当し、比較的、温度が下がった状態で結晶になります。 他の鉱物は、もっと高い温度で結晶化

        含有物のある水晶 - Ushidama Farm
      • アンモライト - Ushidama Farm

        アンモライトは、アンモナイト化石の殻が虹色に輝き、とても美しく、以前から手に入れたいと思っていました。 ただ、貝そのものは、とても高価で手が出ないので、切片をいくつか手に入れました。 小さなかけらですが、とてもきれいで、気に入っています。 アンモライトは、カナダ アルバータ州の中生代白亜紀の地層から産するアンモナイト化石で、貝殻が虹色の輝きを放っています。 貝殻は霰石から成り、層状構造を持っていますが、長い年月の間に、霰石の構造が変化して、遊色効果を持つようになったものです。 貝殻の層が厚いと赤色や緑色がよく見られ、薄いと青色や紫色になります。 地中での圧力によりひび割れ、ドラゴンスキンと呼ばれる模様ができたものもあります。 1981年に世界宝石連盟は、アンモライトを宝石として認定しています。 霰石は、硬度が4.5~5.5と柔らかく傷つきやすく、日照により退色化するため、表面をコーティング

          アンモライト - Ushidama Farm
        • ストロマトライト - Ushidama Farm

          ストロマトライトは、シアノバクテリアのコロニーが作った構造体のことです。 シアノバクテリアは、日中は光合成を行い活動します。 そして、シアノバクテリアの粘液により、泥が取り込まれ、海水中の炭酸カルシウムと共に沈着します。 夜は休み、一日経つと再び、活動を始めます。 この繰り返しにより、何層にも重なった層状構造ができます。 その成長は、年に0.4㎜程ととてもゆっくりです。 このストロマトライトの化石が、27億年前の地層から見つかっています。 シアノバクテリアは、遥か太古の昔に出現し、大繁栄し、光合成を行うことで、大量に酸素の放出を行いました。 酸素は海水中の鉄分と結合して酸化鉄となり沈殿して、大規模な縞状鉄鉱床が形成されました。 縞状鉄鉱床の名称は、鉄鉱石に富む部分とケイ酸塩鉱物を主とする部分が縞状に重なっていることから、名付けられています。 ストロマトライトは、現代でも、オーストラリアなど

            ストロマトライト - Ushidama Farm
          • アンモナイトの隔壁 - Ushidama Farm

            アンモナイトの殻の断面を見ると、内部は隔壁で仕切られています。 そして、殻の構造は、隔壁で仕切られた多数の気室と、それを貫く1本の連室細管からなっているとのことです。 これは、現生のオウム貝と同様な構造です。 らせん状に巻いた巻貝と外観は似ていますが、巻貝には隔壁は無く、内部の構造は全く異なっています。 気室は、ガスと体液で満たされていて、新しい気室を作る時に、連室細管を通して体液を排出することで浮力を増し、海水と同じ密度になるように調整していたとのことです。 これにより、海中を浮遊して移動できたようです。 ペルム紀のアンモナイト ジュラ紀のアンモナイト 白亜紀のアンモナイト

              アンモナイトの隔壁 - Ushidama Farm
            • 孔雀石(マラカイト) - Ushidama Farm

              孔雀石(マラカイト)は、緑色で断面の縞模様がきれいな石です。 銅を含む二次鉱物で、一次鉱床の銅鉱石が雨水に溶け、空気中の二酸化炭素と反応してできる微細な結晶が、不純物を含みながら層状に集合したものです。 化学組成はCu₂CO₃(OH)₂で、銅にできるサビの緑青と同じ成分です。 結晶系は単斜晶、モース硬度は3.5~4で、塊状や腎臓状などで産出します。 孔雀石の名称は、同心円状の模様が、クジャクの羽の眼状紋に似ていることから、名付けられたとのことです。 古くから知られていて、古代エジプトのクレオパトラは、アイシャドウに孔雀石を使っていたという逸話があります。

                孔雀石(マラカイト) - Ushidama Farm
              • コモンオパール - Ushidama Farm

                コモンオパールは、遊色効果を示さないオパールのことで、遊色効果とは光の干渉により、虹色が現れる効果のことを言います。 オパールに興味を持ったのは、子どもの頃、化石採集に行って、オパールで置換された巻貝の化石を見つけてからで、ガラスのような透明感のある姿に惹かれました。 その採集場所では、白色のコモンオパールも見つけることができました。 化学組成 SiO₂・nH₂O 結晶系  非晶質 モース硬度 5.5~6.5 色は白、オレンジ、黄、ピンク、緑、青、褐色などで、ガラス光沢があります。 コモンオパールは、パワーストーンとしてアクセサリーや彫細工に使われています。 オパール化した巻貝の化石 白色のコモンオパール オレンジオパール ピンクオパール 化学組成がオパールと似ていることから、以前は、コモンオパールと混同されていましたが、パリゴルスカイトという鉱物です。 ただ、今でも、ピンクオパールの名称

                  コモンオパール - Ushidama Farm
                • 琥珀 - Ushidama Farm

                  琥珀は、樹木の樹脂が長い年月をかけて化石化したもので、アンバーと言い、半化石のものをコーパルと呼んでいます。 琥珀の色は、赤や黄、白、黒で、緑や青のものもあります。 バルト海沿岸の地域は、新生代古第三紀始新世の地層が広がり、良質な琥珀が採れることで知られた産地です。 琥珀の中には、昆虫や羽毛、植物の葉や種子、水や気泡などが混入していることがあります。 樹脂は粘性に富むため、取り込まれた昆虫などが、琥珀と共に化石になったものです。 アンバー コーパル バルチックアンバー 子どもの頃、ミネラルショーに行き、お小遣いで購入した小さな琥珀で、昆虫と気泡が入っています。 それから、虫入り琥珀に興味を持ち、1つ、2つと増え、今ではずいぶん増えてしまいました。

                    琥珀 - Ushidama Farm
                  • 珪乳石(メニライト) - Ushidama Farm

                    珪乳石(メニライト)は、すべすべの質感で、丸い形で構成された白い石です。 1500万年前の新生代新第三紀中新世の珪藻土層から産出し、ケイ酸分が濃縮して固まったノジュールの一種で、オパールの変種です。 化学組成はSiO₂・nH₂O、モース硬度は5~6.5です。 こぶり石、菩薩石、仏石とも呼ばれています。 珪藻土は、二酸化ケイ素の殻を持つ珪藻というプランクトンでできていて、珪乳石は、珪藻土中の二酸化ケイ素が溶けて、コロイド状になり脱水して、オパール質の石になったと考えられています。 1つ1つの形が異なり、抽象的な彫刻作品のように見え、イマジネーションを刺激してくれる石です。

                      珪乳石(メニライト) - Ushidama Farm
                    • 多彩な色の水晶 - Ushidama Farm

                      水晶は石英の結晶で、化学組成はSiO₂、結晶系は三方晶系で、六角柱状の形をしています。 モース硬度は7で、ガラス光沢があります。 色は純粋なものは、無色透明か白ですが、微量な不純物や放射線の影響で着色し、様々な色のものがあります。 アメジスト Siの一部が、Fe³⁺に置き換わり、自然の放射線の影響を受けて、紫色に発色したもの。 グリーン 緑泥石(クローライト)や緑泥などにより、緑色に着色したもの。 クリスタル 不純物を含まず、無色透明なもの シトリン Siの一部が、Fe³⁺に置き換わり、黄色く発色したものやアメジストがマグマなどにより加熱され、黄色く変化したもの。 スモーキー Siの一部が、Alに置き換わり、自然の放射線の影響で、長い年月を経て茶色や黒っぽく変化したもの。 内部が見えない程、黒くなったものは、モリオンと呼ばれている。 モリオン タンジェリン 表面に鉄分が付着し、オレンジ色に

                        多彩な色の水晶 - Ushidama Farm
                      • 三葉虫 - Ushidama Farm

                        三葉虫は、古生代に生息した節足動物です。 カンブリア紀に誕生し、繁栄しました。 その後、オルドビス紀とデボン紀の大絶滅は生き延びたものの、ペルム紀の大絶滅で、絶滅してしまいました。 三葉虫は、初めて眼を持った動物の1つではと言われています。 カンブリア紀は、生物の多様化が爆発的に進んだ時代で、弱肉強食の関係を生み出しました。 眼を持ったことで、三葉虫は敵に早く気づき、行動できたでしょう。 眼は複眼で、高機能だったようです。 通常、眼は化石として残りにくいですが、三葉虫の眼はカルサイトでできていて、形がきれいに残った化石が見つかっています。 三葉虫は硬い外骨格で覆われいましたが、捕食者の強大化に対抗するように、棘で武装したものも現れています。 また、化石の中には、丸まって防御姿勢を取ったものも見つかっています。 カンブリア紀の三葉虫 オルドビス紀の三葉虫 デボン紀の三葉虫 拡大すると 複眼が

                          三葉虫 - Ushidama Farm
                        • ゴビアゲート - Ushidama Farm

                          ゴビアゲートは、内モンゴル自治区内のゴビ砂漠アラシャン地区でのみ、採れるメノウの一種です。 ゴビ砂漠は、古生代ペルム紀から中生代三畳紀にかけては海で、海底火山が噴火した溶岩中の隙間に、シリカが満たされてできたメノウによるものです。 長い年月を経て、砂漠の暑さと砂により、溶岩は風化してメノウの層が地表に出てきたもので、様々な形や色、模様のものがあります。 色は赤、オレンジ、黄、白、緑、青、黒などで、同心円状の縞模様が見られます。 可愛らしく、魅力的な石で、収集したものに、名前を付けたりして楽しんでいます。 苺 赤い色で、イチゴに似ています。梅干しにも似ているかも。 橙 オレンジ色がきれいです。 パンダ 黒丸がパンダの目に見えます。 若草 柔らかい黄緑がきれいです。 抹茶 渋い感じの緑茶色です。 天眼 手に入れた時、この名が付いていました。 曜変天目 曜変天目茶碗を思い浮かべました。

                            ゴビアゲート - Ushidama Farm
                          • 銀星石(ワーベライト) - Ushidama Farm

                            銀星石は、アルミニウムの含水リン酸塩鉱物で、主に燐灰石が変化してできる二次鉱物です。 白色や淡緑色のものが多いですが、鉄分が多くなると黄色くなります。 針状や柱状結晶が、放射状の集合体になっているものが多く、断面は劈開面から銀緑色の光沢を放っています。 化学式は、Al₃(PO₄)₂(OH,F)₃・5H₂Oで、結晶系は斜方晶系、ガラス光沢や真珠光沢があります。 モース硬度は3.5~4です。 銀星石は、直観力や洞察力を高める効果がある、パワーストーンと言われています。 銀星石

                              銀星石(ワーベライト) - Ushidama Farm
                            • 自然金と金を含む鉱石 - Ushidama Farm

                              金は自然金が濃集した金鉱脈や、砂金として産出します。 岩石中の金は、肉眼で確認できる程の大きさのものは少なく、鉱石の中に混じっています。 自然金は、銀と相性が良く、自然銀と固溶体を形成しているので、純金では無く、少し銀を含んでいます。 金の化学組成はAuで、結晶系は立方晶、モース硬度は2.5~3です。 結晶はほとんど無く、樹枝状や粒状、塊状で産出します。 石英中の自然金 ホセ鉱中の自然金 菱刈鉱山の金銀鉱 鹿児島県の菱刈鉱山は、世界トップクラスの高品位の鉱山として知られています。 砂金 金箔の入った小瓶 これは、以前、駅前にゲームセンターがあり、バスの待ち時間に時間つぶしに、クレーンゲームをして、取ったものです。 意外に簡単に取れたので、すごく得した気分になりました。 日本の都市鉱山として、存在する金の総量は約6800トンと見込まれ、世界最大の金資源国である南アフリカ共和国の埋蔵量を上回る

                                自然金と金を含む鉱石 - Ushidama Farm
                              • ベスブ石(ベスビアナイト) - Ushidama Farm

                                ベスブ石(ベスビアナイト)は、ソロケイ酸塩鉱物の一種で、2個のSiO₄の四面体が、1個の酸素を共有して(Si₂O₇)⁶⁻の構造を作っている鉱物です。 ソロケイ酸塩鉱物には、ベスブ石の他に、緑簾石や異極鉱、斧石などがあります。 ベスブ石の化学組成は、Ca₁₀Mg₂Al₄(SiO₄)(Si₂O₇)₂(OH)₄です。 結晶系は正方晶で、正方四角錐面を持る短柱状結晶や両錐形の結晶が多いですが、針状結晶や等粒状の集合体もあります。 モース硬度は6.5です。 色は褐色、緑、黄、白、赤、青、紫など多彩ですが、褐色や暗緑色のものが多いです。 ベスビアナイトの名称は、イタリアのベスビオ火山で発見されたため、名付けられたものです。 ベスブ石 異極鉱 斧石

                                  ベスブ石(ベスビアナイト) - Ushidama Farm
                                • グランディディエライト - Ushidama Farm

                                  グランディディエライトは、ホウ酸ケイ酸塩鉱物で、1902年にマダガスカルで発見されました。 ただ、インクルージョンの混入が多く、透明度の低いものでしたが、透明度の高い宝石質の結晶は、2003年にスリランカで発見されています。 グランディディエライトの名称は、フランスの博物学者 アルフレッド グランディディエに因んでいます。 化学組成 (Mg,Fe)Al₃(BO₃)(SiO₄)O₂ 結晶系 斜方晶 モース硬度 7.5 色は青緑、青で、鉄分が多いほど青く見えます。 多色性を示し、見る角度により、青、青緑、無色と色が変わります。 試しに、いろいろと向きを変えて見ましたが、青色の濃淡に変化がある程度でした。 透明度の高い原石 ルース

                                    グランディディエライト - Ushidama Farm
                                  • モアッサナイト - Ushidama Farm

                                    モアッサナイトは、地球に落ちてきた隕石から発見された鉱物です。 天然のものは、隕石中に極わずか確認されただけの、とても希少な石で、ジュエリーとしての使用は禁じられています。 市場に出ているモアッサナイトは全て、人工的に作られたものです。 化学組成はSiCで、結晶系は六方晶です。 ダイヤモンドとシリコンの中間的な性質があり、高硬度、高剛性、高耐熱性、高耐薬性、高熱伝導性などの特徴があり、化学的安定性が非常に優れています。 モース硬度は9.5と、ダイヤモンドに次いで硬いです。 屈折率、分散度共にダイヤモンドを上回り、ダイヤモンド以上に輝きの強い宝石です。 カラーレス以外にも、赤、黄、ピンク、緑、青などカラーバリエーションが豊富です。 産業用に使用されるものは、シリコンカーバイト、カーボランダムなどの名称で呼ばれ、研磨材、耐火材、エレクトロニクス素材、繊維、フィルターなど、幅広く利用されています

                                      モアッサナイト - Ushidama Farm
                                    • 砂漠の薔薇(デザートローズ) - Ushidama Farm

                                      砂漠では、地下水の蒸発に伴って、水溶液中のBaSO₄やCaSO₄が析出し、美しい花状結晶が作られます。 表面には砂が付着していて、茶色く、ザラザラしていますが、内部は透明感があります。 バラの花のような形で、砂漠の薔薇(デザートローズ)と呼ばれています。 主にサハラ砂漠やメキシコ、オーストラリアなどで、産出します。 重晶石によるデザートローズ 重晶石(バライト) 化学組成  BaSO₄ 結晶系   斜方晶 モース硬度 3~3.5 色は無色、白、灰色、黄、褐色、青などで、ガラス光沢 石膏によるデザートローズ 石膏(ジプサム) 化学組成  CaSO₄・2H₂O 結晶系   単斜晶 モース硬度 2 色は無色、白、淡黄、淡褐などで、ガラス光沢

                                        砂漠の薔薇(デザートローズ) - Ushidama Farm
                                      • 鉄鉱物2 - Ushidama Farm

                                        鉄は地殻中に、アルミニウムに次いで多く含まれている金属元素で、磁鉄鉱や赤鉄鉱、褐鉄鉱、黄鉄鉱などの鉄鉱物として存在しています。 鉄鉱物は、鉄を含む鉱物の総称で、鉱石中では、鉄は酸化状態(Fe²⁺、Fe³⁺)になっています。 黄鉄鉱(パイライト) 黄鉄鉱は、最もありふれた硫化鉱物の1つで、火成岩や変成岩の中に広く分布しています。 金に似た色をしているので、金として間違われやすく、愚者の金と言われています。 五角十二面体結晶 パイライトジオード 褐鉄鉱(リモナイト) 鉄の水酸化鉱物の通称で、鉄鉱石が地表近くで酸化されてできる天然の鉄さびで、黄土色をしています。 磁鉄鉱(マグネタイト) 火成岩や変成岩に含まれ、最も広く分布する鉄の主要な鉱物で、強い磁性を持っています。 赤鉄鉱(ヘマタイト) 酸化鉄の鉱物で、赤色をしていることから赤鉄鉱と呼ばれています。 鏡のように強い光沢のある結晶は、鏡鉄鉱と呼

                                          鉄鉱物2 - Ushidama Farm
                                        • 曹灰長石(ラブラドライト) - Ushidama Farm

                                          曹灰長石(ラブラドライト)は、曹長石と灰長石の中間的な組成を持つ斜長石です。 化学組成は(Ca,Na)Al(Al,Si)Si₂O₈で、結晶系は三斜晶、モース硬度は6~6.5です。 色は灰、橙、黄、無、緑、青、紫、黒で、ガラス光沢があります。 カルシウムとナトリウムの数ミクロンほどの薄い層が、交互に積層したラメラ構造を持ち、光の干渉により虹色の光彩効果を起こします。 この効果をラブラドレッセンスと呼びます。 カナダのラブラドル沿岸のセントポール島で発見され、ラブラドライトの名称は発見場所に由来しています。 原石 ルース

                                            曹灰長石(ラブラドライト) - Ushidama Farm
                                          • フォッシルコーラル2 - Ushidama Farm

                                            サンゴは、クラゲやイソギンチャクなどと同じ刺胞動物の仲間で、石灰質の外骨格を作ります。 最も古いサンゴの化石は、古生代カンブリア紀に見られ、床板サンゴの仲間が出現しています。 床板サンゴは、古生代オルドビス紀からデボン紀にかけて繁栄しましたが、古生代末にほとんど絶滅しました。 オルドビス紀には、四放サンゴや六放サンゴが出現し、四放サンゴは、オルドビス紀からペルム紀かけて繁栄しましたが、中生代初期に絶滅しました。 中生代には六放サンゴが繁栄しました。 現在は、六放サンゴや八放サンゴが生息しています。 カルセオラ 四放サンゴ クラタニオフィルム 四放サンゴ ヘキサゴナリア 六放サンゴ ヘリオフィラム 四放サンゴ 枝状サンゴ 六放サンゴ サンゴの風化した面 研磨した面

                                              フォッシルコーラル2 - Ushidama Farm
                                            • フリーマーケットで見つけた直角貝の化石 - Ushidama Farm

                                              数年前、公園のお祭りを見に行き、フリーマーケットの出店の1つで、直角貝の化石を見つけました。 お祭りの出店は、個人でも参加可能で、古本や古着、不要なオモチャ、陶器、アクセサリーなど雑多なものが並びます。 値段も100均並みの設定で、とてもお値打ち感があります。 手に入れた直角貝の化石は、2個で、1コインでした。 黒い石灰岩に白く貝の模様が入っていて、おしゃれな感じです。 モロッコ産で、デボン紀(3億7000万年前)の化石とのことです。 直角貝(オルソセラス)は、古生代のオルドビス紀から中生代三畳紀後期(4億8800万年~2億年)まで、世界中の海に生息していた頭足類で、イカやタコの仲間です。 アンモナイトやオウムガイも頭足類です。 オルドビス紀中期の示準化石になっています。 直角貝(オルソセラス)の化石 フリーマーケットは、見て回るだけで楽しいですが、最近2年間はコロナの影響で中止されていて

                                                フリーマーケットで見つけた直角貝の化石 - Ushidama Farm
                                              • マンガン鉱物 - Ushidama Farm

                                                マンガン鉱物は、Mnを主成分とする鉱物で、とても多くの種類があります。 Mnは天然には単体として存在せず、多種の化合物として存在しています。 黒っぽいものが多い中で、バラ輝石や菱マンガン鉱のように、ピンク色できれいなものもあります。 軟マンガン鉱 パイロルーサイト 最も一般的なマンガン鉱物で、バラ輝石や菱マンガン鉱などのマンガン鉱物が、酸化してできたもの 化学組成 MnO₂ 結晶系  立方晶 モース硬度 2~6 色は黒や鋼灰色で、金属光沢がある。 パイクロスマンガン石 バラ輝石と同じ準輝石で、良く似ていている。 化学組成 (Mn,Fe)₇Si₇O₂₁ 結晶系  三斜晶 モース硬度 5.5~6 色は赤、赤褐色でガラス光沢、真珠光沢 バラ輝石 ロードナイト 輝石と名が付いていますが、実際は輝石の仲間では無く、準輝石 準輝石は、メタケイ酸塩の化学組成を持ち、イノケイ酸族に属し、繊維状や柱状結晶で

                                                  マンガン鉱物 - Ushidama Farm
                                                • 柘榴石(ガーネット) - Ushidama Farm

                                                  きれいな結晶の柘榴石が、採集できる場所があると聞き、探しに行ったことがあります。 変成岩中に走る白いペグマタイトの岩脈の中に、赤褐色のキラキラ光る鉄礬柘榴石の結晶が見られました。 岩は硬く、ハンマーを振るうと結晶も割れたり、ヒビが入ったりとうまく取り出せません。 それで、風化して崩れた砂の中を探しました。 採集した鉄礬柘榴石 柘榴石はケイ酸塩鉱物で、化学組成はA₃B₂(SiO₄)₃又はA₃B₂C₃O₁₂で表します。 A、B、Cには次のような元素が入ります。 A=Ca、Mg、Fe²⁺、Mn B=Fe³⁺、Al、Cr、Ti C=Si、Al、Fe³⁺ 結晶系は等軸晶系で、結晶の形は菱形十二面体や偏方多面体です。 モース硬度は7~7.5で、ガラス光沢があります。 色は無色、黄、褐色、赤、緑、黒などで、赤茶色のものが多いです。 結晶がザクロの赤い実に似ていることから、柘榴石と名付けられたとのことです

                                                    柘榴石(ガーネット) - Ushidama Farm
                                                  • 自然銀と銀を含む鉱石 - Ushidama Farm

                                                    銀は硫黄と化合しやすい金属で、硫化銀として産出することが多いです。 まれに、自然銀として産し、樹枝状や髭状の形をしています。 自然銀は硫化銀や酸化銀、塩化銀などへ変化しやすく、金とは異なり、砂銀となることはありません。 銀は酸化しやすく、放って置くと空気中の硫化化合物と反応して、黒くなってしまいます。 自然銀 化学組成 Ag 結晶系 立方晶 モース硬度 2.5~3 色は銀白、酸化すると黒 銀は普通は、輝銀鉱や濃紅銀鉱、淡紅銀鉱など硫化鉱物や硫酸塩鉱物として産します。 銀黒は、銀の主要な鉱石で、石英中に暗黒色で縞状の筋として入っている、微細な銀鉱物の集合体です。 銀黒 輝銀鉱 銀の硫化鉱物 化学組成 Ag₂S 結晶系 立方晶 六面体、八面体結晶や網状、樹枝状、塊状集合体 モース硬度 2~2.5 色は銀黒、銀灰 濃紅銀鉱 硫塩鉱物 化学組成 Ag₃SbS₃ 結晶系 三方晶 柱状、菱面体、犬牙状

                                                      自然銀と銀を含む鉱石 - Ushidama Farm
                                                    • 新生代新第三紀中新世の化石 北の地域 - Ushidama Farm

                                                      北側の地域には、1700万年ほど前にできた地層があります。 電車を乗り継いで、1時間、それから歩いて40分ほどで目的地に着きます。 当時は陸地が広がり、主に落葉広葉樹が茂っていました。 近くには湖があり、湖底に堆積した泥や砂が岩になり、中から木の葉や木の実の化石が見つかります。 木の葉の種類は、カエデ、ケヤキ、サワグルミ、ニレ、ハンノキ、フウ、ブナ、メタセコイアなどで、温暖な気候でしたが、今よりは少し涼しかったようです。 馬や鹿など哺乳類の化石も見つかっているそうです。 また、珪化木も採集できます。 採集に行った時には、大規模な造成工事が行われていて、崩された石の中に珪化木が混じっていました。 今は、戸建て住宅が立ち並ぶ住宅地になっています。 木の葉 木の実 珪化木

                                                        新生代新第三紀中新世の化石 北の地域 - Ushidama Farm
                                                      • 橄欖石(オリビン) - Ushidama Farm

                                                        橄欖石(オリビン)は、マントルを構成する主要な鉱物です。 鉄やマグネシウムを含むケイ酸塩鉱物で、鉄とマグネシウムの固溶体を形成しています。 鉄によるものを鉄橄欖石、マグネシウムによるものを苦土橄欖石と呼んでいます。 苦土橄欖石は、純粋な場合は無色透明ですが、わずかに鉄を含むことで、緑色になります。 さらに、鉄の割合が増えると茶色から黒になります。 英名のolivineは、ラテン語のoliveからきていて、オリーブ色をしていることから名付けられています。 化学組成 (Mg,Fe)₂SiO₄ 結晶系 斜方晶、短柱状結晶を作る。 モース硬度 6~7 橄欖石の結晶 苦土橄欖石の中で、緑色が美しく、宝石として扱われるものをペリドットといいます。 ペリドットの歴史はとても古く、古代エジプトでは、屈折率が高く、強い光を放つことから太陽の石と呼ばれ、崇められていました。 ペリドットのルース

                                                          橄欖石(オリビン) - Ushidama Farm
                                                        • ルビー - Ushidama Farm

                                                          鋼玉(コランダム)の中で、濃い赤色のものをルビーと呼び、それ以外のものは、サファイヤや単にコランダムと呼ばれています。 赤い色は、微量のクロムによるものです。 鋼玉の化学組成はAl₂O₃、結晶系は三方晶で、結晶は六角柱の紡錘形をしています。 モース硬度は9で、ダイヤモンドに次いで硬い鉱物です。 針状のルチルが、インクルージョンとして含まれると、3方向の束が生成され、これをカボションカットにすると、星形効果が現れることがあり、スタールビーと呼んでいます。 原石 ルース スタールビー

                                                            ルビー - Ushidama Farm
                                                          • 新生代新第三紀中新世の二枚貝の化石 北東の地域 - Ushidama Farm

                                                            冬の間は、畑仕事も庭仕事も、ほとんどお休み状態になるので、実家からもらってきた化石や鉱物の整理を再開しました。 昨年は、段ボール箱に入っていた化石類を取り出し、産地別、地質年代別に区分しましたが、今年は、同じ種類のものをまとめ、標本箱に入れて、ラベルを付けて行こうと思います。 自宅から北東の方角にある地域には、新生代新第三紀中新世の地層が広がり、貝や木の葉などの化石が採れる場所があり、子どもの頃、何回か採集に行きました。 ここは許可を得て、採集することができ、ホタテ貝の化石などを見つけた記憶があります。 貝類の種類は多く、二枚貝や巻貝、ツノガイ、カサガイなどが見られます。 まずは、二枚貝の化石の整理から始めました。 イガイ エゾヒバリガイ オオキララガイ オキシジミ カガミガイ カミブスマガイ ゲンロクソデガイ シラトリア シラトリガイ スエモノガイ タマキガイ ニシキガイ フミガイ ホタ

                                                              新生代新第三紀中新世の二枚貝の化石 北東の地域 - Ushidama Farm
                                                            • 緑簾石(エピドート) - Ushidama Farm

                                                              緑簾石は、ソロケイ酸塩鉱物の一種です。 ソロケイ酸塩とは、1個のケイ素の周りを、4個の酸素が配位した四面体2個が、1個の酸素を共有して、(Si₂O₇)⁶⁻の構造単位をつくっているグループのことです。 結晶の長軸方向に平行な条線が、簾に似た形であることから、緑簾石と名付けられています。 緑簾石の仲間には、他に褐簾石、紅簾石、斜灰簾石、灰簾石があります。 緑簾石 化学組成 Ca₂Al₂Fe(SiO₄)(Si₂O₇)O(OH) 結晶系 単斜晶 モース硬度 6~7 色は黄、緑、緑黒、黒、灰 褐簾石 化学組成 Ca(Ce,Y)Al₂Fe(SiO₄)(Si₂O₇)O(OH) 結晶系 単斜晶 モース硬度 5.5 色は褐、黒 紅簾石 化学組成 Ca₂Al₂Mn(SiO₄)(Si₂O₇)O(OH) 結晶系 単斜晶 モース硬度 6~7 色は赤、ピンク、赤褐、赤黒 斜灰簾石 化学組成 Ca₂Al₃(SiO₄)(

                                                                緑簾石(エピドート) - Ushidama Farm
                                                              • タンザナイトとルビーインゾイサイト - Ushidama Farm

                                                                タンザナイトは、灰簾石(ゾイサイト)の中で、青色を呈する石です。 灰簾石は、灰色や褐色のものが多く、宝石にはなりにくい色あいですが、1967年にタンザニアで青紫色のものが発見されて、タンザナイトと名付けられ、人気のある宝石の1つになっています。 タンザナイトは、タンザニアのメレラニでしか採掘されていない希少な石です。 タンザナイトの青紫色は、成分中のアルミニウムが、微量のバナジウムで置換されることで、発色すると考えられています。 タンザナイトの結晶は、見る角度により青色や紫色、灰色に、色調が変化する多色性を示します。 化学組成 Ca₂Al₃(SiO₄)(Si₂O₇)O(OH) 結晶系 斜方晶 モース硬度 6.5 タンザナイトの原石 タンザナイトの結晶 角度を変えて見てみました。 ルース ルビーインゾイサイトは、灰簾石の中にルビーを含んだ石です。 緑色が灰簾石、赤色がルビーで、赤と緑のコント

                                                                  タンザナイトとルビーインゾイサイト - Ushidama Farm
                                                                • デンドライト - Ushidama Farm

                                                                  デンドライトとは、樹の枝のようなパターンで発達した結晶のことで、岩石や鉱物中にできたものに、忍石やモスアゲートなどがあります。 忍石は、岩石中に二酸化マンガンが浸み込み、シダ状の模様を作ったもので、植物の化石のように見えますが、化石ではありません。 化石は堆積岩中に含まれていますが、忍石は火成岩や変成岩にもできます。 忍石 モスアゲートは、白色や透明のメノウの中に緑や赤、黒色の内包物が入り、苔や樹枝状に見えるもので、緑色はクローライト、赤や黒は鉄、マンガンなどによります。 モスアゲート ホワイトデンドライトは、モスアゲートの一種で、白色のメノウの隙間に、鉄やマンガンなどが入り込み、再結晶して樹枝状の模様ができたものです。 ホワイトデンドライト デンドライトの名称は、ギリシャ語で木を意味するdendronに由来するとのことです。

                                                                    デンドライト - Ushidama Farm
                                                                  • 錫石(キャンテライト) - Ushidama Farm

                                                                    錫石(キャンテライト)は、スズの酸化鉱物で、化学組成はSnO₂です。 結晶系は正方晶で、ルチルと同じ結晶構造をしています。 結晶は錐面を持つ四角柱状で、短柱状、繊維状結晶や塊状集合体として産します。 モース硬度は6~7です。 色は褐色、黒で、ダイヤモンド光沢や金属光沢があります。 風化に強く、比重が6.8~7.1と重いため、砂錫として川底に堆積して、砂鉱床を作ります。 錫の唯一の資源鉱物です。

                                                                      錫石(キャンテライト) - Ushidama Farm
                                                                    • 自然水銀と水銀を含む鉱物 - Ushidama Farm

                                                                      自然水銀は、元素記号Hgの金属元素です。 常温常圧で液体で、色は銀白色、金属光沢をしています。 比重は13.6と、とても重いです。 鉱物の定義は、地球や地球外の天体で、地質作用を経て、自然に生成した個体とされています。 自然水銀は、常温常圧で液体ですが、例外的に鉱物として扱われています。 主要な資源鉱物は、自然水銀と辰砂HgSです。 辰砂は丹と呼ばれ、古来から朱色の顔料や漢方薬などに使われてきました。 水銀や辰砂には毒性があります。 自然水銀 拡大したもの 赤色の部分は辰砂で、銀白色の小さな粒は自然水銀です。 辰砂 HgS

                                                                        自然水銀と水銀を含む鉱物 - Ushidama Farm
                                                                      • 楔石(チタナイト) - Ushidama Farm

                                                                        楔石(チタナイト)は、チタンのケイ酸塩鉱物で、化学組成はCaTiSiO₅です。 結晶系は単斜晶で、モース硬度は5~5.5です。 色は黄、緑、無色、褐色、黒などで、微量に含まれるクロムにより、黄緑色をしているものが多く、クロムの含有量が増えると緑色になります。 結晶の形が、三角形の楔に似ていることから、ギリシャ語のクサビを意味するスフェノスsphenosを語源として、名付けられたとのことです。 光の分散が強く、ダイヤモンド以上に輝きます。 宝石として価値のあるものを、スフェーンと呼び、7月の誕生石になっています。 太陽光に曝されると退色し易いです。 衝撃に弱く、欠けやすいので注意が必要です。 原石 ルース

                                                                          楔石(チタナイト) - Ushidama Farm
                                                                        • 黒曜石(オブシディアン) - Ushidama Farm

                                                                          黒曜石(オブシディアン)は、溶岩が急速に冷え固まってできた、ガラス質の火成岩で、黒色や灰色、褐色などの色合いで、ガラス光沢があります。 割ると貝殻状の断面を生じ、断面は鋭利です。 黒曜石というと、先史時代の矢尻を思い浮かべますが、割れた断面は鋭く、不用意に触ると、手を切ってしまいそうで、狩猟などに用いられたのも納得できます。 他の用途としては、装飾品や魔除けのお守りにも使われたそうです。 黒地に大きな白い斑点があるものは、フラワーオブシディアンと呼ばれ、黒地に褐色の網目があるものは、マホガニーオブシディアンと呼ばれています。 他に、小さな白い斑点のあるものは、スノーフレークオブシディアン、虹のような光彩のあるものは、レインボーオブシディアンと呼ばれています。 黒曜石(オブシディアン) フラワーオブシディアン マホガニーオブシディアン

                                                                            黒曜石(オブシディアン) - Ushidama Farm
                                                                          • 蛍石(フローライト) - Ushidama Farm

                                                                            蛍石は産出量の多い鉱物で、ペグマタイトや熱水鉱床、スカルン鉱床などに産します。 結晶を作りやすく、立方体や八面体などの自形結晶が見られます。 4方向に完全劈開があり、八面体への劈開片になります。 鉱物の中では、最も色調が豊富で、微量に含まれる希土類元素などにより着色し、無色の他、黄、ピンク、緑、青、紫、茶、灰色などの色があります。 加熱すると、青白く発光する性質があり、蛍石の名称の由来となっています。 紫外線と反応して蛍光を発するものもあり、この発光現象はフローレッセンスと呼ばれています。 大きな蛍石の塊 紫色の縞模様がきれいです。 立方体結晶 いろいろな色の八面体結晶

                                                                              蛍石(フローライト) - Ushidama Farm
                                                                            • 新生代新第三紀中新世の巻貝の化石 北東の地域 - Ushidama Farm

                                                                              北東の地域には、中新世前期から後期に至る地層が積み重なっています。 中新世前期は、熱帯や亜熱帯性の気候で、地層からはビカリアなど、暖かい海の河口付近の汽水域に、生息していた貝類の化石が産出します。 ビカリアと一緒に、ビカリエラというビカリアを小型化した様な巻貝も見つかります。 どちらも絶滅種です。 ビカリアなどの巻貝の化石は、二酸化ケイ素が置換することで、オパール化したものも見つかっています。 その後、中新世の中期以降は、段々と寒冷化が進み、上部の地層からは、寒い深い海に生息するヒタチオビガイやエゾバイなどの化石が産出しています。 ウミニナ エゾボラ カニモリガイ キリガイダマシ スガイとタマツメタガイ ツメタガイ ビカリア ビカリエラ ヒタチオビガイ フジタバイ マメヒガイ ミクリガイ 他にはカサガイやツノガイも見つかっています。 カサガイ ツノガイ

                                                                                新生代新第三紀中新世の巻貝の化石 北東の地域 - Ushidama Farm
                                                                              • 隕石 - Ushidama Farm

                                                                                隕石は、宇宙から地球に降り注いだ貴重なものです。 隕石の多くは、およそ45億年前、太陽系の初期に形成された物質で、太陽系の誕生史の解明に役立つと考えられています。 隕石はその構造により、石質隕石と鉄隕石、石鉄隕石に分けられます。 石質隕石 石質隕石は、主にケイ酸塩鉱物から成り、球粒状構造のあるコンドライトと無いエイコンドライトに分けられます。 コンドライト モロッコ サハラ砂漠で発見されたもの 鉄隕石 主にFe-Ni合金から成る隕石で、含有比や構造からヘキサヘドライト、オクタヘドライト、アタキカイトに分けられます。 オクタヘドライトには、ウィドマンシュテッテン構造という特有の模様が現れます。 この構造は、地球上の鉄鉱石には見られず、人工的にも作れないものです。 アルタイ隕石 中国 新疆アルタイで発見された隕石 カンポデルシエロ アルゼンチン チャコ州のクレーターから産出した隕石 石鉄隕石

                                                                                  隕石 - Ushidama Farm
                                                                                • 新生代第四紀完新世の貝の化石 - Ushidama Farm

                                                                                  海岸沿いの埋立地に、新生代第四紀完新世の化石が採れる場所がありました。 ここは、海底から土砂を浚渫して造成した地域で、土砂の中に化石が含まれていました。 採集は、砂の中に埋もれている貝殻を拾うといった感じで、貝の化石は周りにいくらでもありました。 時代が新しく、砂浜に落ちている貝殻と変わらず、まだ、殻の色が残っているものがあります。 一方、石灰化して石に付いているものもありました。 貝化石の他には、カニやウニなどの化石も見つかりました。 二枚貝の化石 巻貝の化石 ツノガイの化石 石に付いている化石

                                                                                    新生代第四紀完新世の貝の化石 - Ushidama Farm

                                                                                  新着記事