社青同解放派(主流派、狭間派、現代社派)は、1977年(昭和52年)に革労協書記長内ゲバ殺人事件で革マル派に殺害された、社青同解放派指導者の中原一の思想を掲げる。 中原一は論文で、社青同解放派の基本思想は1961年の『解放No.6』(レーニン主義(外部注入論)批判、マルクス主義復権、プロレタリア世界革命)と位置付け、思想を支配階級(有産階級)による「ブルジョワ思想」、没落する有産階級が労働者階級の側に立とうとして共産主義革命を抹殺する「中間主義」(スターリン主義、トロツキズムなど)、プロレタリアートによる反逆である「共産主義」に分類し、革命的マルクス主義により世界革命に進むべき、とした。日本では日本帝国主義が復活し、日本共産党は右翼日和見主義・大衆追随主義、革マル派・中核派・ブント諸派などは「中間主義」として、「共産主義の旗の奪還」と「世界革命」を主張した[3]。 2002年(平成12年)