ジャマーアテ・イスラーミー(Jamaat-e Islami; ウルドゥー語: جماعتِ اسلامی, ラテン文字転写: Jamāʿat-i Islāmī)は、英領インドで創設されたイスラーム主義組織。創設者はサイイド・アブルアアラー・マウドゥーディー。1928年にエジプトで設立されたムスリム同胞団と並ぶイスラーム世界において最も影響力のあるイスラーム主義組織のひとつ。[1]パキスタン・インド分離独立以降は、ジャマーアテ・イスラーミー(パキスタン)とジャマーアテ・イスラーミー(インド)に分かれ、後にバングラデシュやイギリス、アフガニスタンでも関連組織が結成された。 ジャマーアテ・イスラーミーが創設される前年の1940年、全インド・ムスリム連盟はラーホール大会で、「インド亜大陸のヒンドゥー教徒とムスリムは互いに異なった民族である」とする二民族論を根拠に、インド亜大陸のムスリム多数派地域に