直近の航空業界トピックスを「ななめ読み」した上で、筆者の感覚にひっかかったものを「深読み」しようという企画。今回は、阪急電鉄の伊丹空港に乗り入れ案、エアアジア初の国内対面店舗について取り上げたい。 阪急電鉄が伊丹空港に乗り入れを検討 阪急阪神ホールディングスの中核子会社、阪急電鉄が大阪国際(伊丹)空港に乗り入れる新線を検討していることが9月1日、分かった。阪急宝塚線曽根駅(大阪府豊中)と空港を結ぶ約3kmの地下を運行する。実現すれば大阪・梅田と伊丹空港が1本で結ばれる。今後、同路線を使う乗客の需要を予測し、採算ベースに乗るか見極めてから事業化を決める 本当の「広域観光圏」に向けた取り組みとして検討を これは鉄道マニア、航空マニアにまたがる大きな話題として、関西の交通関係者の間を駆け巡った感がある。「なぜ今までその計画がなかったのか」というほど、明らかに需要の見込める路線なのだが、問題は現時