米アップルは25日、欧州連合(EU)のデジタル市場法(DMA)に対応するため、アップルのアプリ市場以外からもiPhone(アイフォーン)などにアプリをダウンロードすることを認めると発表した。欧州に限定した措置だが、アイフォーンを中心に経済圏を築いてきたビジネスモデルの変更となる。 DMAは大手IT企業に自社優遇を禁じており、アップルのアプリ市場などを指定して対応を求めていた。日本でもアプリ市場開放の議論があり、動きが注目される。 アップルの基本ソフト(OS)「iOS」上でアプリをダウンロードする際、現状ではアップルのアプリ市場「アップストア」からしか入手できない。欧州では3月からiOSで外部のアプリ市場が稼働し、アプリを入手可能になる。アップル以外の決済システムを使用することも認める。(共同)