10月8日。和歌山地裁で10回目となる審理が開かれた。まずは、野崎さんの自宅で家政婦として働いていた女性の供述調書が検察官によって読み上げられた。女性は、須藤被告と最初に接した時のことを「須藤被告から『死んだら遺産ってもらえるの?』と聞かれた」と振り返ったという。 ◆「須藤被告は金目当てだったのだと思う」続けて女性は、須藤被告が「金目当てだったのだと思う」と話し、その根拠として、須藤被告が普段から野崎さんに冷たい態度で接していて、野崎さんが話しかけても返事がないこともあり、関心がないように見えていたとした。 また、野崎さんはしばしば便が漏れてしまうことがあり、それについて被告が「汚い」などと言うこともあったとした。 野崎さんは、結婚後も須藤被告が性行為はおろか、添い寝さえしてくれないことに「結婚した意味がない、離婚したい」と憤るようになったとした。 ◆離婚届「悔しかったら破ってみろ」そして