空手の男子組手75キロを超えるクラスの決勝で、イランの選手がサウジアラビアの選手の蹴りを受けて倒れ、そのまま試合続行が不可能となるアクシデントが起きました。蹴りを繰り出したサウジアラビアの選手は3点リードしていましたが危険な攻撃とみなされて反則負けを喫し、イランの選手が金メダルを獲得するという意外な幕切れとなりました。 空手では大会最後の試合として男子組手75キロを超えるクラスの決勝が行われ、イランのサジャド・ガンジザデー選手とサウジアラビアのターレク・ハメディ選手が対戦しました。 試合は、開始早々からハメディ選手が上段蹴りを決めるなど優位に進めていました。しかし、およそ1分が経過したところで、ハメディ選手の上段蹴りが相手選手の首に当たり、そのままマットに倒れて天井を見つめたままほとんど動けない状態となりました。 主審はすぐに医療スタッフを呼んだ上で10秒をカウントし、ガンジザデー選手が立