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自閉症育児の検索結果41 - 80 件 / 264件

  • 3.11 東日本大震災から学んだ教訓 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

    もう10年なのか、まだ10年なのか。東日本大震災から10年経過した。 当時、長男は2歳。周りの赤ちゃんと比べて「あれ?」と思うことが多くなっていた頃だ。 当時は新横浜のマンションに住んでいた。ちょうどお友達のママ友達2人が赤ちゃんを連れて我が家へ遊びに来ている時に地震発生。 かなり激しく揺れたようだが、長男は気にする様子もなく普段の遊びを続けていたらしい。 周りの赤ちゃんは異変に気付き、泣いたりキョロキョロしていたと聞くので、当時から”変わっている”片鱗があったようだ。 私の職場は静岡県の裾野市にあり、横浜ほど強い揺れは感じなかった。 ただ、新幹線を含めJRがストップし、高速道路も普通になってしまったので、その日のうちに帰宅することができず 会社の寮を借りて一泊した(2011年3月11日は金曜日だった)。 翌日、新幹線が段階的に動くという情報があり、三島駅まで出て新幹線を待ち、昼過ぎに自宅

      3.11 東日本大震災から学んだ教訓 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
    • ASD先進国 アメリカ 2 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

      日本でも自閉症を取り扱う作品が増えています。ATARU、僕の生きる道、グッドドクターなど。自閉症の認知度は少しずつ上がっていると感じます。しかし、自閉症モノの作品に共通するのは、サヴァン的な能力を持つ、SPECホルダー的な人としての描かれ方です。大半の自閉症はサヴァン的な才能を持たない。『能力のない自閉症はどうなの?居場所ってある?』異能の存在でなければ、“村の中“に居場所はない、と言われているような印象です。最近、学校や家庭の困り事として自閉症がフォーカスされるようになりましたが、『可哀想な人とその家族は大変だな。可哀想に』で終わっているような気がしています。自閉症は福祉の対象であり、助けてあげなければいけない可哀想な人、そして“自分たちとは違う人“。日本国もしくは日本社会からこう扱われているように感じられます。多少被害妄想があるかもしれませんが。 ニューロダイバーシティ、という取り組み

        ASD先進国 アメリカ 2 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
      • 仲のいいお友達をつくる(2) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

        前回は、支援学級でのお友達との付き合い方を中心に書いた。長男なりにお友達をおおよそ3パターンに層別して、接し方を変えている。おそらく無意識でやっているのだろうが、”人を見る”ことができるようになったので、一本やりではないコミュニケーション術を駆使することができているのだろう。 気の合うお友達とは仲良く接する。冗談を言っても大丈夫。外遊びは気心の合う子を誘う(誘われる)。気の合わないお友達とは相手本位で対応する。求められたら相手をする。相手の“世界“を尊重する。苦手なお友達とは基本距離を取る。距離を取ることで無用ないざこざを起こさない。困った事態が起こったら、先生に相談する。 交流級と言って、健常児と一緒に学校生活を送る時間がある。長男は入学当時、交流級が大の苦手だったが、今は嫌がらずに参加することができている。おそらく”対処法”を身に付けたからだと思う。 健常児との距離感は、3.がベース。

          仲のいいお友達をつくる(2) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
        • マスク着用 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

          長男は誰よりも頑なにマスクを付ける コロナウィルスの第一波から約8ヶ月。マスクはすっかり生活ルールの一つに収まった。“口元にマスク“みたいな曲を秋元康に作って貰いたいぐらいだ。おいでシャンプー、よりも定着した生活ルールなのだから。話を戻す。顔の下半分が隠れているので、人の顔が覚えられなくなって久しい。これから数年間はマスク着用が欠かせないだろう。場合によってはこれから先ずっとマスク着用ルールが続くかもしれない。 ビフォーコロナの長男は、マスクを付けたがらなかった。口元がチクチクする、息苦しい、マスクを付けていると暑い、嫌な理由に事欠かずマスクの習慣は根付かなかった。 コロナの休校、妻の懇切丁寧な説明、学校再開後の先生方の頑張りにより、抵抗なくマスクを付けるようになった。一度腹落ちしてルールになると、長男は頑なに守ることができる。マスク着用“遵守“を貫いている。アフターコロナでマスク側に改良

            マスク着用 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
          • 人生ゲーム | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

            よかったこと:計算力がついた よかったこと2:負けを認められるようになった 今はテレビゲームが遊びの中心になっているが、以前はボードゲームが遊びの中心だった。最初はすごろくから始まったボードゲーム愛。視覚的に状況を把握しやすいので、ウチの子たちはボードゲームが大好きだ。今でも月に何度かボードゲームのプレイをせがまれる。今回は、ボードゲーム界の大ヒット商品である人生ゲームについて書く。 おもちゃ屋さんの特売コーナーに陳列されていたので、なんとなく買ったのがきっかけだ。各プレーヤーの進みが具合がひと目でわかる点、リアルなお金のやりとりをする点、適度に複雑なゲームルールが長男の好奇心をくすぐり、新シリーズが登場するたびに購入している。健常児の次男は、このゲームのお金のやり取りで、計算が格段に早くなった。 最初、長男は自分が一番じゃないと泣いていた。その”一番”は、一番先にゴールに着くことと財産が

              人生ゲーム | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
            • 役割を与えよう | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

              自分が担う家事があると責任感が芽生えます ゲームにおいても同じようです きっかけは主治医のアドバイスだったと記憶しているが、長男には一部の家事を任せている。 「起床後、雨戸を開ける」 「箸を食卓に並べる」 「お風呂を入れる(お湯張りボタンを押す)」 「雨戸を閉める」 etc. 細かな家事をお願いしている。 どんな小さな家事お手伝いであっても、”自分が仕事を任せられている”と思うことが大事、 そして、それらを毎日実行することが大事だ、 我が家はこの主治医のアドバイスを実践している。 成長によって出来ることが増えたら、お手伝いを少しずつ増やしている。 役割を担うのは、家事だけではない。 今我が家で大流行中の「あつまれどうぶつの森」でも同様だ。 一番最初に遊び始め、一番プレイ時間も長い長男は、島民代表を務めている。 島のインフラ整備や情報伝達が代表である彼の役目になっている。 『○○に橋を架けて

                役割を与えよう | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
              • ハムスターは夜行性 すれ違い生活・・・ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                ウチはゴールデンハムスターを飼っている。1歳半のオスで、「ハムちゃん」という名前だ。ハムスターは夜行性なので、活発になるのは夜だ。ウチのハムちゃんは朝(=PM19~21時のこと)が苦手で、起床が遅い。子どもたちが起きている時間に、ハムちゃんが起きてくれることが極めて少ない。 しかも、ハムちゃんは”ケナフ”という巣づくりの素材が大好きで、ケナフの部屋を作っている。この中で寝る為、寝姿すら見ることが出来ない。最近、ハムちゃんはキャベツやニンジンなどの野菜が好きで、手乗りで食べてくれる。とても可愛らしいのだが、この可愛らしさを堪能できるのは私と妻だけだ。ハムちゃんの起床が遅い為だ。 『子どもたちの為に』と思って飼い始めたハムスターなのだが、親にとっての癒しの存在になっている。子どもたちがハムちゃんに会えるのは、週末の朝にゲージの掃除をする時だけ(平日の掃除は夜行うので会えない)。ハムちゃんには申

                  ハムスターは夜行性 すれ違い生活・・・ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                • ワクチン注射がこわい | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                  新型コロナウィルスのワクチンを報じるニュースが多い。注射の様子や注射器が映り込むニュースを見た子どもたちは、注射の恐怖で震えている。親の接種ですら当分先なので、実施されたとしても子どもたちの接種はかなり先の話だ。 ファイザーのワクチンは、若年層にも打てるようなので、子どもたちが“恐怖のXデー“を迎える可能性はある。(下記のニュースサイトをご参照下さい) ファイザーのワクチン 12歳~15歳も公的予防接種対象に 厚労省 NHK NEWS WEB ウチの兄弟は揃って注射が苦手だ。 長男は、物心ついてから一度も注射をしていない。水疱瘡など、任意の予防接種はほとんど受けられていない。今の長男なら注射を我慢できるかもしれない。ただ、インフルエンザの予防接種は、きっぱりNo。生来の“(注射)反対派“だ。 一方、次男の方は、幼稚園入園前までは注射に強かった。にもかかわらず、喘息の検査やインフルの予防接種

                    ワクチン注射がこわい | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                  • 敗戦を糧にして | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                    前回までの投稿で、友達と「大乱闘スマッシュブラザーズ」で対戦し歯が立たなかったことを書いた。長男は『練習する。次は勝つ。』と言っていた。 有言実行、長男は再戦に向けて練習をしている。親と取り交わした一日のゲーム時間全てを、スマブラの練習に費やしている。 打倒お友達を掲げ、そのお友達が得意にしている「ネス」というキャラクター(MOTHERシリーズ?)を相手に戦っている。

                      敗戦を糧にして | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                    • できない理由はいつも「コロナだから」 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                      学校行事は、コロナウィルス感染を怖れて大幅に見直されている。遠足中止の理由は「コロナ感染リスクを考慮して」だ。週末のお出かけも、「コロナの感染が怖いから」取りやめている。私が言う、例えばディズニーランドへ行けない理由は「コロナに感染するかもしれないから」だ。 長男は、全てコロナで片付けられている印象を持っているかもしれない。 最近、学校の年間行事について妻が長男に確認していた際、長男がこんなことを言った。 『コロナがなかったら参加できるかも。分からないな』 その行事は長男があまり得意ではない行事なので、元々参加したくない。“先のことは分からないよ“と主張するのに、彼は“コロナカード“を持ち出した。 楽しいお出かけができない理由としての「コロナが怖いから」は、どんな状況でも使えるオールマイティーカードだ。 私や妻はよくこのカードを使っている。多少理不尽なこのカードを、長男も使った。 『そんな

                        できない理由はいつも「コロナだから」 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                      • 服薬(1) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                        自閉症の長男は、未就学の療育期から薬を服用している。長男の場合は、自分に合った薬を見つけるために、色々試した。小学校へ進学して生活リズムが整った頃、今服用している薬でほぼ固定された。長男は不安やストレスを軽減させる薬を服用している。 服薬を始めたのは、療育期(幼稚園でいう年中さん)だ。療育の教室が病院を兼ねている施設だったので、家庭や教室の様子、日々の困り事を鑑みて投薬治療を勧められた。 薬をのんでいなかった頃の長男は、かなり痩せ型だった。しっかり食べていても太らなかった。かんしゃくを頻繁に起こしていた。笑顔が少なく、普段から緊張した表情をしていたと記憶している。 投薬治療を開始するにあたり、確認されたことがある。 薬による治療に抵抗はありませんか? 私が長年うつ病の薬を服用しているので、抵抗は全くなかった。妻は、私に「どう思う?」と聞いた。決めかねて意見が欲しかったようだ。お医者さんの問

                          服薬(1) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                        • 辛いことは多い。ただ、辛いと感じるかどうかは、考え方次第 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                          実は記念すべき200本目の投稿です 楽しいことは忘れてしまい、辛いことはいつまでも覚えてしまう。私はこのタイプなので、辛いことが多いと感じてしまう。収支を取ったら、辛い方が圧倒的に多いだろう。 理由は単純で、辛いと感じる感覚が鋭敏なため、人によっては辛いと思わないことを辛いと感じてしまうからだ。嫌な性分だなと思う。 辛さの大前提として、 辛いと感じるか感じずに済むかは自分次第 辛いと感じてしまう回路を変えよう 少し話を変えます。 楽しいと感じられる出来事は、辛いと感じるそれよりも、非日常の要素が強いと思う。 普段と違わなければ、楽しいと感じない。 一方、辛いことは普段と地続きのものが多い。 構造上、辛いと感じることの方が容易だと認識する →辛いことが多いと嘆く習慣を辞める また少し話を変えます。 楽しいこと辛いことの割合について。楽しいことが1、辛いことが1〜3、残りがどちらでもないこと。

                            辛いことは多い。ただ、辛いと感じるかどうかは、考え方次第 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                          • 障がい者家族の強い味方 新横浜・らぽーる | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                            障害者スポーツ文化センター らぽーる(横浜市港北区 最寄り駅:新横浜駅) 長男が未就学児の頃からお世話になっている。我が家はよく利用させてもらっている。 ここは、知的や精神、身体に障がいを持つ方とその家族が利用できるスポーツ施設だ。 通常のスポーツ施設よりも利用料が安い。 利用料よりも有難いのは、他の人の目を気にせず利用できる点だ。 我が家はプールとボーリング場を利用する。 利用者は障がいを持つ当事者が家族なので、ちょっと変なことをしても“問題ない“。 長男が変な踊りや動きをしても、ちょっと大きな声を出しても、奇異な目で見られずに済む。 お互い様の世界なのだ。 周りから白い冷たい目で見られることの多い介助者にとって、とても気が休まる施設なのだ。 長男のお気に入りは、二階にあるボーリング場。 自力で投げられない人用のスロープがあるので、長男は滑り台のような形のスロープを使ってゲームを楽しんで

                              障がい者家族の強い味方 新横浜・らぽーる | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                            • ディズニーランドは夢の国 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                              長男はディズニーランドに行くだけでなく、ディズニーランドについて調べることも大好き。活力の源です 長男はディズニーランドが大好きだ。正確には、ディズニーに関するものならなんでも好きだ。東京ディズニーリゾート関係の番組は録画してチェックするのは序の口で、海外のディズニーランドについても情報を収集している。フロリダやアナハイムのディズニーガイドブックを読み、海外のディズニーランドにあるアトラクションのYoutubeを熱心に視聴している。好きになったきっかけは覚えていないが、大した出会いではなかったように思う。 長男が現在通う支援級や、過去の療育クラスにもディズニー好きはいた。でも、長男ほど知識の収集癖があるディズニー好きはいなかった。長男に「ディズニーランドのどこが好き?」と聞いても「全部」と言われるので、真因分析はできていない。 長男は、アトラクションが大好きなのだが、それ以上にパレードが好

                                ディズニーランドは夢の国 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                              • 理由のない辛さは辛い | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                マイナス思考故のものか、鬱を患っているからなのか分からないが、訳もなく辛いと感じることが多い。何が嫌なことがあった訳ではない。健康を損なった訳でもない。漫然と辛いのだ。私は頻繁にこのモードが常態化してしまう。結構辛い。鈍痛が続くイメージだ。 厄介なのは、これといった原因がないので、解消が難しいという点だ。好転させる術が分からない。 「何故今辛いのだろう」こう考え出すと、より辛くなる。同じような悩みを持つ人はいないだろうか?解消方法を教えてほしい。 私の考えられる解消方法は、漫然と辛い状態に慣れてしまうこと。辛さを感じないように慣れてしまう。 耐えられないような激しいのもではないので、慣れることはできる。気にならないように慣れてしまうことができれば、「辛い」は「辛くない」に変えられる。 大したレベルの辛さでなくても、訳もなく辛い状態は精神的に堪える。その状態が長く続くと尚更だ。慣れてしまうの

                                  理由のない辛さは辛い | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                • 回顧録 土曜登校日の克服 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                  通常なら休みである土曜日に学校へ行く。 このイレギュラーに、なかなか対応できなかった 今になって思えば、何故あの頃苦しんだのか分からないことが沢山ある。気付くと綺麗さっぱりなくなっていたその困り事がいくつかある。なぜなくなったのか、理由を考えず今に至っていることが山ほどある。幸運なことだと思っている。解消された今、要因は何だったか考えてみる、回顧録シリーズ。 今回は、土曜の登校日イヤイヤ解消についてご紹介する。 自閉症の長男は、年に数回催される土曜の登校日が苦手だった。「通常土曜日は休みなのに、なぜ学校があるのか」。この”イレギュラー”をなかなか理解できず、その登校日の2週間ぐらい前から強いストレスを感じていた。運動会が苦手な理由の一つは、土曜日開催だと思われる。 子どもたちの通う小学校では、春の運動会、秋の授業参観(研究授業)、冬の学校開放日、年3回の土曜登校日がある。 どのような困り事

                                    回顧録 土曜登校日の克服 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                  • 我が家の、鬼滅の刃(陸) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                    竈門炭治郎のうた 十二鬼月に合わせて6話構成を狙い、無理繰りひねり出した6本目の最終回。 前回のブログで書いた那田蜘蛛山編、アニメ19話のラストで流れるのがこの歌だ。 ストーリー展開、画の美しさだけでなく、エンディング曲への繋がりと家族のスライド。見終わった後しばし呆然とするほど、心を掴まれる。 初見では気付かなかったのだが、何回か見て歌詞の素晴らしいさに(ようやく)気が付いた。 この歌には、生きるヒントがある、と感じた。 竈門炭治郎のうた 目を閉じて思い出す 過ぎ去りしあの頃の 戻れない帰れない 広がった深い闇 戻れない帰れない 広がった深い闇 泣きたくなるような 優しい音 どんなに苦しくても 前へ前へ進め 絶望断ち 失っても失っても 生きていくしかない どんなにうちのめされても 守るものがある 失っても失っても 生きていくしかない どんなにうちのめされても 守るものがある 我に課す一択

                                      我が家の、鬼滅の刃(陸) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                    • TEACCH 家庭に少しだけ取り入れてみた ① | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                      構造化 構造化によって「見通しを立てることができる」と、自閉症児の不安は大幅に緩和されるようです 療育で広く使用されているTEACCH。療育で初めて触れ、現在通う支援学級でも用いられており、家庭内でもそのエッセンスを活用している。 TEACCH : Treatment and Education of Autistic and related Communication handicapped Children 直訳すると「自閉症および関連するコミュニケーション障害児の治療と教育」です 自閉症の人たちが自立した行動を取ることができるように支援する包括的なプログラム 我が家が書籍等で参考にさせて頂いている佐々木正美先生が、その研究を進めるなかで積極的に携わっておられた 川崎医療福祉大学のTEACCH・自閉症支援ページのURLを添付します https://w.kawasaki-m.ac.jp/

                                        TEACCH 家庭に少しだけ取り入れてみた ① | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                      • 桃太郎電鉄のこだわり(セーブデータ 続編) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                        長男の貧乏神嫌いは相当なものだった データセーブで解決したと思われた桃太郎電鉄の遊び方だが、解決していなかった。私はセーブの仕方を知らないから上手くデータを残せないのだと思っていたが、実態は違った。 長男は家族で桃鉄を遊ぶことが嫌だった。家族で遊んだデータがなかったのは、セーブがうまく行かなかったのではなく、こっそり消していたからだった。消した理由は、 自分に“貧乏神“がついてしまうことが嫌だから だと言った。?だったのだが、話を聞くと、皆が操作をすると自分が目的地から一番遠くなってしまうことがある。そうすると貧乏神が憑いてしまう。 貧乏神は、ゴールである目的地から一番遠くにいるプレーヤーに憑く。お金を減らされたりカードを捨てられたり、キングボンビーに変身したり。桃鉄の醍醐味である貧乏神を、長男は予想以上に嫌がっていた。 前回書いた通り、長男は一人で四人分操作して桃鉄を楽しんでいる。これに

                                          桃太郎電鉄のこだわり(セーブデータ 続編) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                        • 好きなことで知識欲をくすぐろう | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                          上達の第一歩は、そのものを好きになること。好きになれば自然と習慣になり、自分から能動的にアクションするようになる。 ウチの長男の場合は、ディズニーランドが最もそれに該当する。大好きなものNo.1。来園はもちろんのこと、ガイドブックを読む、紹介番組を見る、スマホでディズニーランドのホームページや動画を見る。全部大好きだ。 ディズニーランドをサンプルに用いて、好きなものの知識を増やす(我が家の)プロセスを紹介する。 早いうちに楽しい体験をする 物心つく前の東京ディズニーランド来園がこれにあたる。 我が家は、長男の物心がつく前からディズニーランドに行っている。可愛らしいキャラクター、パークの鮮やかな色使い、楽しい音楽。楽しい経験が刷り込まれている。 我が家独自のプロセスで、ディズニー好きを深めたものは後述のものだと思っている。 ディズニーランドのビデオ、写真をとにかく記録。動画や写真をいつでも見

                                            好きなことで知識欲をくすぐろう | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                          • 自閉症育児で意識していることは、自分とは違うタイプの“のうみそ”への伝え方【自閉症育児体験談】(たまひよONLINE) - Yahoo!ニュース

                                            竹山美奈子さんは14歳のひとり娘・鈴乃ちゃん(以下:すずちゃん)と夫の3人家族です。すずちゃんは3歳の時に自閉症スペクトラムと診断され、現在は特別支援学校に通う中学2年生です。はじめは軽度知的障害と思われましたが、小3で最重度知的障害と診断され、発語はほとんどありません。美奈子さんはすずちゃんの障害を題材にした絵本『すずちゃんののうみそ』を出版し絵本作家として活動をする傍ら、トークイベントや講演会などで自身の育児体験を語り、障害理解を広める活動しています。 2回目の本インタビューでは、すずちゃんの特性・こだわりと、その対応、美奈子さんが子育てで普段から気をつけていること、自閉症について知って欲しいことを聞きました。 【画像】3歳のころのすずちゃん ――未就学児の時は、冷めたものを一切食べず、保育園では給食が食べられるようになるまでかなり時間がかかったというすずちゃん。他にどのような特性・こ

                                              自閉症育児で意識していることは、自分とは違うタイプの“のうみそ”への伝え方【自閉症育児体験談】(たまひよONLINE) - Yahoo!ニュース
                                            • 自閉症児の新学期 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                              順調な滑り出し さすが6年生。しかし・・・ 今春スタートした新学期。長男は6年生になった。小学校入学時は、毎日泣いていた。ほとんど引きずるようにして学校へ連れて行った5年前を思い返すと、長男の成長を感じる。 ただ、一筋縄ではいかない点はあり、例年通りヒヤヒヤの春を迎えている。 今年度の変化点は下記の通りだ。 ①6年生がいなくなり、自分が最高学年になった 支援級にしっかりした6年生がいて、その子は長男のことをよくケアしてくれていた。長男はその子のことが大好きだったが、中学校へ進学した。来年になれば中学校で会えるのだが、いなくなったことは寂しいようだ。 ②長男を担当する支援級の先生が代わった 支援級には3人の先生がいて、それぞれの先生が担当する生徒を決めて対応している。長男は初めて”手のかからない子”グループに入った。まだ本決まりしていないが、今年度の担当は今まで関わりが薄めな先生なので、長男

                                                自閉症児の新学期 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                              • 劇的変化「見たことのない番組を見る」 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                自閉症の長男は、テレビ番組をオンタイムで視聴しない。10年以上続くこの習慣は、 中身の分らないもの(番組)を見るのが怖い こう考えている為、続いている習慣だと思われる。長男は録画した番組をざっと確認し、何度も見るべき番組が否かを判断している。 下記のような手順で番組の予約~選別の作業をしている。 デッキの番組表機能から、見たい番組をキーワード検索で探し、録画予約をする録画した番組をチャプター送りや早送りボタンを使い、大まかに内容把握する集中して見るべき番組が否かを判断する。 見なくていいと判断した番組は、長男が自分で判断し、ストックか消去か決める。 消去の操作は自分で行うする見るべきと判断した番組を繰り返し見る。”早送りせずに見る場面”と”早送りする場面”が、おおよそこの過程で決まる。見たい番組のお気に入りシーンを何度も見る。 最初は、同じ番組を何度も見ていると思っていたのだが、そうではな

                                                  劇的変化「見たことのない番組を見る」 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                • いつからか、パニックを起こしていない長男 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                  療育期の長男は、毎日何かしらのことでパニックを起こして泣いていた。いつパニックを起こすかわからないので、妻と私はいつもビクビクしていた。その上、当時は家で長い時間過ごすことができなかったので、週末は必ず何処かしらへ出かけていた。出かけ先にはもちろん、パニックを引き起こす多くの因子がある。乗り物、時刻表、予定外の休業や展示取りやめなど、パニックのきっかけになりそうなものが、たくさんある。長男がひっくり返って大泣きしてしまうことがよくあった。その度に、妻と私は絶望感を味わっていた。 我々親はいつも生きた心地がしなかった。本来関係のない次男も、自分のやりたいことができずストレスをためていたと思う。もちろん、本人も常に髙ストレス状態だったので、苦しかったと思う。皆が辛い時期だった。小学校に入学しても、パニックの到来を恐れる生活は続いた。 話は少し飛ぶ。今年、コロナ禍で生活は一変した。学校は長期休み

                                                    いつからか、パニックを起こしていない長男 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                  • 読書の虫 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                    長男は、調べものが好き。分からないことがあると、本やタブレットで調べる。既に知っていることであっても調べる。知っている知識を目にすることで、喜びを感じるようだ。ディズニー関係がそれにあたる。長男は、朝起きると直ぐ本を読む。知識を習得するのだ。ただ、読んでいるのはゲームの攻略本だ。嬉々として読み漁っている。思いがけずに定着した読書週間について紹介する。 好きなものを扱った本は、自然と読んでくれる 全ての親は、我が子に本を読む習慣が付けて欲しいと思っているはずだ。絵本を買い、本棚に並べる。読み聞かせなどして、本を読む習慣が付くことを期待する。本を読む子になってほしいので、我が家は絵本をかなり用意して子どもたちに提供した。次男には効果があり、自ら絵本を手に取る子になってくれたが、自閉症の長男に対しては効果がなかった。そんな長男だが、読書自体は大好きだ。字に拒否反応はない。 長男が時間をかけて読む

                                                      読書の虫 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                    • 自粛連休 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                      コロナ禍に伴い、2年連続で蟄居を命じられたゴールデンウィーク。元々自由に遠出できないウチにとっては、困ることやストレスはない。ただ、世間に漂う閉塞感は嫌なものだ。感染リスクが低そうな動物園や水族館であってもはばかられる。ずっと家で過ごすと、元々運動量の少ない長男は更にゴロゴロしてしまう。ウチのソファーには、成人男性ほどの大きさの“アザラシ”が横たわり、任天堂スイッチやYouTubeに興じている。 少しでも体が動かせる過ごし方をさせたいのだが、なかなか選択肢はない。釣りは丁度良さそうなのだが、子ども2人の2本の棹をメンテするのは難しい。他の釣り人に迷惑をかけるのではないか、とヒヤヒヤするのも嫌だ。 バーベキューは、東京都のエライ人がフリップ芸でNOと言っていたので、やってはいけないのだろう。 外食を伴う遊びは控えたい。人の多い所には行きたくない。家で過ごす以外、選択肢はなさそうだ。 数少ない

                                                        自粛連休 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                      • 横浜Fマリノス(2) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                        次男よ、一緒にサッカーを観ないか? 次男とは、何度かDAZNのJリーグ中継を見たことがある。 私の応援しているチームはどちらのチームなのか、何番の選手が上手いのか、今の笛はなぜ吹かれたのか、など、とても食い付き度合いを感じられる質問をしてくれる。 私も気を良くして次男にサッカーのことを説明する。 『いけそうだ。次男ならスタジアムへ行ってくれるかもしれない』 期待してしまうのだが、次男には一つ問題がある。それは、 次男はサッカーが嫌い 正確には、サッカーをプレーするのが嫌いなのだ。周りには、小学校低学年でありながらサッカースクールへ通う子がいる。次男が公園で遊ぶ友達の中に、スクールの子がいるらしく、その子にいいようにやられたのだという。 次男は2〜3学年上の子どもぐらいの、立派な体躯をしている。その為、幼稚園など今まで運動でほとんど負けたことがなかった。ある程度自信のあった運動で、経験者にコ

                                                          横浜Fマリノス(2) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                        • 回顧録 食へのこだわり(既製商品) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                          今になって思えば、何故あの頃苦しんだのか分からないことが沢山ある。気付くとその困り事は綺麗さっぱりなくなっていた。なぜなくなったのか、理由を考えず今に至っていることが山ほどある。 自閉症の長男は、食べ物の好みが偏っている。今回は食のこだわりから、メーカーが製造した既製の商品に対するこだわりをご紹介する。第二弾は食のこだわりから、既製商品に関するものを取り上げます。 既製食品へのこだわり 自閉症は偏食が激しいというのは、万国共通のようで、お気に入りの商品を確保するのに苦労している親御さんは多いようだ。○○ストアの△△というハムしか食べない、など、自閉症児の数だけ食のこだわりのパターンが存在するような印象がある。長男にも、毎日決まった商品を食べる・飲む習慣がある。最初は、“その商品しか食べられるものがない“というところから始まっている。ある程度食べられるものが増えると、やめるものと残るものに分

                                                            回顧録 食へのこだわり(既製商品) | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                          • 週末、雨 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                            今日17日の運動会は中止 週間天気予報を見てやきもきしていたが、週末の予報は変わらなかった。運動会が開催される予定だった10/17土曜日は、予報通り雨。早々に延期が決まった。順延日は明日日曜日。予報では傘マークがついている。果たして、明日運動会は開催されるのか? 見通しが立たないことに何より不安を感じる長男は、この1週間、予定変更の可能性を理解しようと努力していた。先週の時点では、『本来の17日以外なら参加しない(見学のみ)』と言っていたが、妻や先生方の努力によって、少しずつ考え方が変わった。順延した場合の見通しを立てられるになってきた。延期された場合でも見学ではなく参加すると言ってくれている。 日曜日がダメなら、振替休日の月曜日を挟んで、火曜日開催、火曜日が雨なら水曜日、という具合に順延される。戸惑いなく参加できるのは日曜日開催までだろう、と思っている。平日は難しいだろう。長男に前もって

                                                              週末、雨 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                            • 運動会 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                              天候に左右されるイベントは、親子ともにストレッサー 我が家の兄弟が通う小学校の運動会が今週末開催される。練習は佳境を迎えている。運動会が苦手な長男は、なんとか気持ちを切らさず頑張っている。これだけ頑張ったのだから、参加できることを願っているのだが、不安要素が現れた。それは天気だ。土曜日も日曜日も傘マークがついている。 運動会の順延ルールは、自閉症の長男にとって理解しづらいものだ。 土曜日が雨なら日曜日開催。月曜日は振替休日日曜日が雨の場合、日曜は通常の登校日に切り替わる。月曜日は振替休日。運動会は火曜日へ順延される火曜日が雨なら、運動会は中止となる(今の時点で確定しているのは、月曜日の振替休日) 長男が腹落ちしているのは、土曜日の運動会開催だけ。日曜日と火曜日の運動会には参加しないと言っている。学校へ行って体操着に着替えるが見学する、と言っている。日曜日が雨で開催できず通常授業のケースが一

                                                                運動会 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                              • 求む 運動習慣 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                運動させたい いい手はないものか 長男は、学校から帰ったあと、宿題して風呂を済ませ、ソファーで横になる。 ソファーでくつろぎながら、テレビを見るかゲームをして過ごす。 健常児に比べて、学校生活で疲弊するのは間違い無いが、もう少しキビキビしたライフスタイルを送ってほしい。 身長162cm、体重56kg、学年一立派な体軀の持ち主なので、いつも「もったいない」と思ってしまう。 本人には運動をしたい意思が全くない。人と競うことが苦手で、勝ち負けのこだわりがない。根っからののんびり屋。 この子が将来185cmぐらいになっても、おそらくスポーツとは無縁の生活を送っているだろう。 なんと「もったいない」。 前述のような、おっとりのんびりで、人と競うことが苦手な長男でも夢中なれるスポーツはないだろうか。 自閉症児の先輩親御さんのブログを読み、リサーチをしている。しかし、なかなかいい情報を仕入れられない。

                                                                  求む 運動習慣 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                • 長男はオリンピック騒動を知らない | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                  長男のテレビの見方は変わっている。基本ら自分の好きな番組しか見ない。しかも録画してから見る。その為、世の中の情報をテレビから知ることはない。流行やニュースも知らない。長男にとっては、新型コロナウィルスの情報ですら人から聞いたことしか知らない。もちろん、オリンピックのことも知らない。 長男のオリンピック知識は、任天堂スイッチからオリンピック関連のゲームが2タイトル出ていることぐらいだと思う。マリオとソニックが登場するスポーツ大会=オリンピック、と思っているかもしれない。いつ開催されるか知らない。開催地が東京であることも知らないだろう。仮にオリンピックが開催されることになったとしても、長男が大会期間中にオリンピックのことを知る機会はないだろう。機会があるとしたら、支援級の友達や次男からオリンピックの話を聞くぐらいだ。長男は自閉症児の中では社交的なタイプなのだが、それでも外へと興味は少ない。自閉

                                                                    長男はオリンピック騒動を知らない | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                  • 一人を楽しむ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                    人は一人でいると不安になるらしい。一人は「独り」と表記され、辛いことの代表的なものと認識され、皆「独り」を恐れる。 私にはよく分からない。一人でいる方が自由なのに。気を遣わないのに。楽しいのに。独りだからダメなのだ。一人にならないと。独りだから、寂しさや人間関係が乏しいなと、マイナスのイメージを抱いてしまう 独りに慣れて、一人に変えよう こんなプロセスで慣れるのがいいと思う。 独りの時間をわざとつくる →独りであることに慣れる →独りの楽しみを見つける →一人の方が良くなる 楽しめるようになれば、「独り」は「一人」に変わる。 ストレッサーの大半は他人だ。友達と遊ぶことは楽しいが、友達と一緒でなければ楽しめないのは、それはただの他力本願だ。友達がいないと何も楽しめないことは、弱さだ。多分、友達と遊んでいても、気を遣い過ぎたりイライラしたり、嫌なことは何かしらあるはず。一人を極めれば、それらは

                                                                      一人を楽しむ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                    • ことばあそび | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                      動画やゲームなど、最近熱中している遊びは“受け身“のものばかりだった。遊び方・楽しみ方を提供されるがままに受けるものが遊びの主流。遊びであっても頭を使って欲しいと思っていた。 今日たまたま車で近所へ出かけている時、次男が学校で流行っているゲームをやろうと言い出した。いわゆる“マジカルバナナ“だ。『マジカルバナナ、バナナと言ったら……』と歌っていなかったので、ただの連想ゲームかもしれない。ただ、マジカルのような節はあった。 長男は連想ゲームをやったことがなかった。ただ、次男の説明で長男がやる気になってくれた。単純なルールなので、初めて知った長男でも参加することができた。 一緒に言葉遊びをして盛り上がったことに気を良くした次男が、次々に遊びを提案。次男は長男が楽しめるように、自分からルールを“調整“してくれた。親としては、次男が長男のためを思ってくれることが嬉しい。 今回は次男が派生させてくれ

                                                                        ことばあそび | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                      • 一夜明けて、弛緩 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                        振替休日をのんびり過ごす 運動会対応、本日にて終了 本日は運動会の振替休日で小学校はお休み。妻は毎週月曜日パートへ出ているので、私が午前半休と在宅勤務で相手をしている。アクティブなご家庭は、ディズニーランドや遊園地に繰り出すと聞いているが、我が家は一日家でのんびり過ごす。お出かけは、昼を食べに近所のファミレスへ行く程度だ。 自閉症の性なのか、長男は今日も通常通り5時半に起床し、週末のルーティン通りの生活をしている。疲労が蓄積していないからなのか、疲れているのにルーティンが優先されたのか、どちらなのか分からない。長男はニコニコして元気よく過ごしているので、おそらく前者なのだと思う。 撮影したホームビデオを見返すと、長男は運動会の間ずっとリラックスした様子だった。昨年の運動会と比べて、表情は明るくそわそわした素振りもなかった。一年間の成長とコロナ対応に伴う時間短縮・簡略化が大きく作用しているよ

                                                                          一夜明けて、弛緩 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                        • 自閉症の子に学ぶ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                          いつも明るく元気な長男 暗くて人を避ける自分を恥じる 私は人生の7割以上を鬱とともに生きている。前回のブログに書いた通り、自分の人生を終わらせたい願望をいつも抱え、日々辛いと思って生きてきた。 自分は何のために生きているのだろう 常にそう思いながら生きてきた。家族を持ってからは「家族のために生きている」。ようやく生きる理由が見つかったが、私個人の中に生きる理由はまだない。 日々悩み、自己を卑下し、ため息をつき、社会とイヤイヤ付き合っている。 話は変わる。 我が家は早起きなので、毎朝、長男と言葉を交わす機会がある。長男は今日の予定や昨日の出来事、たぬき商店で買ったアイテム、釣果、作った魚の餌の数(後半3つはあつまれどうぶつの森)を嬉しそうに話す。 できないことは山程あるが、長男は自分を卑下しない。不安や疲れを人一倍感じるが、生きるのが辛いなんて言わない。基本、笑顔で生活している。先生や周りの

                                                                            自閉症の子に学ぶ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                          • こだわり行動 棚卸 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                            現時点のこだわり行動 どこまで解消できるか こだわりは成長によって緩和ができる 自閉症の特徴として、こだわり行動がある。自閉症児なら、何かしらの”こだわり”を持っていて、 その種類や熱量は、生活のしやすさと困難さを決定する。 自閉症児特有の行動パターンには、およそ3つの基本原則がある。 (こだわり行動を)変えない(こだわり行動を)やめない(新しいことを)始めない これが自閉症児と親の困り事を形成している。長男は①と③がなくなりつつある。 自閉症の長男は、未就学期~小学校低学年の頃、一番こだわりが強かった。生活の困り事も多かった。 今は、本人の成長とレジリエンス(=困難を乗り越えた経験)の積み重ね、ストレスの軽減によって、かなり減っている。 少なくなってくると、残存するこだわりが目についてしまう。残存しているこだわり(上記リストの②について)を棚卸する。 テレビの見方は基本録画 (土曜のしん

                                                                              こだわり行動 棚卸 | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                            • お昼寝をしない、給食を食べない、言葉が出ない…保育園からの指摘、「障害を認めてしまうのが怖かった」【自閉症育児体験談】(たまひよONLINE) - Yahoo!ニュース

                                                                              みっちゃんママは、重度知的障害と自閉症の息子のみっちゃん(中3)、娘のこっちゃん(小6)、パパの4人家族。みっちゃんは2022年に受けた発達検査で“2歳半程度”の精神発達年齢と診断されています。児童発達支援施設で6年間働いた経験を持つみっちゃんママに、赤ちゃんのみっちゃんに対して感じた違和感や、病院に行くまでの経緯、障害に対する考え方の変化についてお話を聞きました。全2回のインタビューの1回目です。 【画像】中学3年生になったみっちゃん ――赤ちゃんのみっちゃんに対して最初に感じた違和感を教えてください。 みっちゃんママ:当時は、「ちょっと手がかかるかなぁ」とは思っていましたが、目が合うし、あやすと笑うのでそれほど気になっていませんでした。けれども今振り返ってみると、とにかく泣いていたなぁと思います。おなかが空いているとか、おむつを替えて欲しいでもなく、なんで泣いているのかがわかりませんで

                                                                                お昼寝をしない、給食を食べない、言葉が出ない…保育園からの指摘、「障害を認めてしまうのが怖かった」【自閉症育児体験談】(たまひよONLINE) - Yahoo!ニュース
                                                                              • 本好き | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                                現代っ子の長男は、iPadを巧みに使いこなす。自閉症児であってもタブレットの操作に支障は全くないようだ。検索エンジンとYouTubeなどの動画検索。意外なのは、タブレットの文字入力を苦手としていない点だ。長男の手先は意外と器用だ。長男がiPadで検索するのは、主にディズニーランド関係の情報。あとは、任天堂スイッチのソフトや外食チェーンのメニューだ。知らないことを見つける為にはあまり使わない。知っていることを確認する為にiPadで検索する。不思議な使い方だ。 知らないことを調べる時には、本を使う。図鑑や辞書など、昔ながらの方法を好む。長男は、特定のものを調べるわけではなく、なんとなくページをめくる”ながら見”も好きだ。魚の図鑑、ディズニーランドのガイドブック、ゲームの攻略本など、目的のものを調べ終わった後も本を読んでいることが多い。 本は、情報量がページ数として可視化できるので、判りやすい。

                                                                                  本好き | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ
                                                                                • 自閉症と近視 ③ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ

                                                                                  視力低下の要因が電化製品や情報通信機器であれば、対策として有効なのもこれらの機器だと思っている。先進機器の機能を最大限活用する。勿論、目を休める、視聴ルールを改めるなどの行動属性の対策も行うが、テレビなどの視聴があまりにも生活と密接している為、効果は薄い。 例えが違っているかもしれないが、“毒をもって毒を制す“。現在も新たな対策を鋭意検討中だが、実施済みの対策を紹介する。最終回の第3回目。 第3回 視力低下対策 ■対テレビ 前回書いた通り、テレビ番組を繰り返し見ることは、長男にとって娯楽以上の役割がある。不安やストレスを軽減させるルーティンとして、テレビは長男の安定した生活に貢献している。その為、テレビ視聴に関しては対策が取れない。視聴時間を減らすことも難しい。代わりにタブレットを使う時間が増えてしまったら、本末転倒だ。 唯一テレビに関して実施した対策は、テレビを見る姿勢を正すことぐらいだ

                                                                                    自閉症と近視 ③ | アスペ父親の自閉症育児日記 〜ASD DIARY〜 作:ハムスターパパ