将棋の羽生善治九段(49)とメディアアーティストの落合陽一氏(32)が9月末、都内で開催されたイベント「イノフェス」で公開トークセッションを行った。現代日本の知性を代表すると言っていい2人が語り合ったテーマは「AIと人類の未来」。43分間、完全ノンストップで展開された超スピードトークの全貌を紹介する。「天才」の思考についていけるか―。(北野 新太) 落合陽一氏(以下、落)「小さい頃、公文式(CMキャラクターを羽生が務めていた)をやってて…25年後の今、お会いしてドキドキしています」 羽生善治九段(以下、羽)「たま~に『子供の頃…』と言われるんですけど、年を取ったなあと思います」 落「当時から見た目が変わっていないのがすごいなと思います」 羽「現役生活34年で40年勤続表彰も近づいてきましたけど…」 落「今回はAIをテーマにお話しさせていただきます。電王戦(2011~17年に行われた棋士とコ