経済的に豊かなドイツなどを目指す中東からの難民や移民が、経由地の旧ユーゴスラビアに殺到するなか、対策を話し合う会議が開かれ、各国はEU=ヨーロッパ連合に具体的な対応を示すよう求めました。 EUは紛争地からの難民と、経済的な目的の移民を区別するため、近く出身国の治安状況をリスト化し、シリアなどからの難民は積極的に受け入れる一方で、比較的安定している国の出身者は強制送還するとしています。しかし、難民の受け入れには多くの国が消極的なうえ、強制送還の実施にも時間がかかることが予想され、EUが効果的な対策を打ち出せるかは不透明です。