「読書」と「読解」は違う!読書によるよい影響は多いですが、重要なのは読書と読解はそもそも読み方が違うということです。子どもが読書をするときは気持ちが乗らなければななめ読みをしたり、難しい漢字や語彙を飛ばしたりします。だれかに感情移入をし、ときには最後まで読みきれないこともあるでしょう。これらは読解問題を解くうえで、よい読み方とは言えません。 漢字や言葉を読み飛ばせばそれらの知識は身につきませんし、そもそも易しい語彙で書かれた本を読んでいたら吸収するものは少ないですよね。文の量でも同じことが言えます。かといって中学受験に出題されるような物語を普段から好んで読みきれる子は少なく、無理に読まされても集中しては読めません。 読書は正確性を抜きにして、好きなように読み、本の内容を楽しむものです。しかし読解問題では、書かれていることを正確に読み取る力が求められるもの。文章すべてにきっちり目を通し、感情