骨太が出たので今月は趣向を変えて。 「骨太の方針」は、従前各省庁と族議員とが既得権益の確保に奔走し、構造改革の抵抗勢力となっていたことを踏まえ、大方針の舵取りを官邸に移し、「骨太」な年次方針を策定するべきだとして小泉政権時に重用された手法である。 だが時は経ち、骨太に載ればカネが付くんでしょと各省庁は骨太からスケジュールを逆算し、各種審議会・検討会を舞台にアウトプットの仕込みを行うようになり(骨太のマイルストーン化)、族議員は、骨太に盛り込むことを目的に提言の取りまとめを行う(さらにそれを水面下で各省庁が仕込む)など、当初の目的とは大幅に乖離した、king of 総花文書としての地位を不動のものとするに至ってしまった。 こうなるともはや総花というより「ポータルサイト」と化したのではないかとの発想の下、骨太本文に手当たり次第関連情報のリンクを付すことを試みた。粒度もバラバラだし、リンク先が的