(以上、ウィキペディアより抜粋)。 このように、頻発した軍事クーデターと政権のたらい回し、何よりも大統領の資質のなさに幻滅した国内感情、そしてここぞとばかりに裏から手を回す北ベトナムの謀略により、この時期にベトコンの勢力がそれはもうとんでもないスピードで南ベトナムに浸透していく。政争が一段落したときすでに、南ベトナムにおける実質的なベトコンの支配地域が国土の半分以上を占めるまでになっていたというから、すでに終わっている。しかし、このような事態を最も恐れ、なんとしてでも回避しなければならない立場だったアメリカは、情報戦、スパイ戦のなんたるかをまったく理解していないかのごとく、ベトナムのことはベトナムに任せていた。なお、これと同じ過ちはアフガニスタン侵攻の際にクーデターでパキスタンの政権を奪取した軍人、パルヴェーズ・ムシャラフに対する過度な支援という形で繰り返されている。 全ての点で言えること