岡山県新見市にある「河本ダム(こうもとダム)」は、昭和39年度に完成した、ラジアルゲート2門を有する洪水調節や倉敷市水島臨海工場地帯への工業用水供給および発電を行う多目的ダムです。 また、日本に13基しかない中空重力式ダムで、堤頂長が258.6mと長く、中空重力式ダムの中では第4位の大きさを誇ります。 建設当時コンクリートが高価だったために、建設費用を抑えるため、内部を空洞にして造られた珍しいダムです。 高梁川と西川の合流点付近にある県営のダム水路式発電所「新見発電所」では、河本ダムの貯水を利用して最大10,900kW、常時1,200kWの発電を行い、中国電力へ供給しています。 毎年桜の開花時期に施設が開放され「新見発電所さくらまつり」が開催されます。