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  • 『入門現代の量子力学 -量子情報・量子測定を中心として-』の新しい点について|Masahiro Hotta

    「物理量が演算子で、それが複素数である謎めいた波動関数に作用する?その波動関数って何?因果律を破って観測で収縮するっていいの?シュレディンガー方程式に従う連続的な時間発展ではないから、その観測による収縮って変でしょ?」という疑問から解放されたい方には、この教科書がお勧めです。力学や電磁気学、解析学や線形代数の基礎知識を持っている大学理学部物理学科の2年生から3年生向けの内容になっています。 『入門現代の量子力学』は、量子ネイティブ育成のための現代的な量子力学の教科書です。そしてヴィクター・ワイスコップに習って、"It doesn't matter what we cover in the textbook, it matters what you discover"の精神で書かれてます。水素原子などのこれまで標準的だったテーマを全体的にカバーして、その内容を嚙み砕いて分かりやすく教えること

      『入門現代の量子力学 -量子情報・量子測定を中心として-』の新しい点について|Masahiro Hotta
    • 「万物は量子情報」と「万物は素粒子」との整合性について|Masahiro Hotta

      「万物は量子情報」という認識論的な理解と「万物は原子分子、そしてそれらは素粒子標準理論に出てくる素粒子やまだ発見されていない素粒子からできている」という原子論的な還元論の理解との整合性で混乱する人もいます。それは原子論が前世紀に実在論として語られていたことが原因だと思います。でも21世紀の現在ではその「実在論」は下記記事にあるように否定をされてます。 電子、ニュートリノやクォークなどの素粒子を記述する標準理論も、「実在」という概念が実験的に既に否定をされている量子力学の中の1つの理論に過ぎません。しかし体を貫通し続けても我々に何も感じさせないニュートリノを、現場でその実験をする研究者が「実在」であると無意識に感じてしまう理由は、素粒子反応のデータから各種物理量の保存則を読み取る、彼らの経験そのものにあります。 そもそもパウリがニュートリノを理論的に提案した理由は、エネルギー保存則の破れが起

        「万物は量子情報」と「万物は素粒子」との整合性について|Masahiro Hotta
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