「最も偏差値が高い中高一貫校に進学させてしまったのが、この子の教育に対する最大の失敗でした」 これは43年連続で東大合格者数1位を誇る開成に息子が進学した、母親からの一言です。 オンライン学習指導塾のクラウドセンバツを運営する私の元には、「中学受験で成功した」といえるような中学に子どもが合格したにもかかわらず、入学したことを後悔する親からの相談が相次いでいます。 なぜそう思うようになってしまったのか。開成中学の笹岡君(仮名)の事例をみてみましょう。 入学後に燃え尽き症候群に… 笹岡君は、小学校3年生から某中学受験塾に週3で通い、母親の献身的なサポートを受けながら高い成績を維持しました。小5からは塾内でいちばん上のクラスに在籍し、模試でも好成績を収め、ずっと第1志望にしていた開成中学に入学。滑り止めにもすべて合格します。 我が子に中学受験をさせている親からすると、とても理想的な結果であると言