北九州空港にダイバートしたセブ・パシフィック航空の機体=北九州市小倉南区で2024年5月19日午後10時15分、山下智恵撮影 フィリピン・マニラ発のフィリピン格安航空会社(LCC)「セブ・パシフィック航空」の航空機(乗客186人)が19日、目的地の福岡空港(福岡市)に着陸できずに北九州空港(北九州市)にダイバート(代替着陸)し、そこからさらに約400キロ離れた関西国際空港(大阪府泉佐野市)に行き先を変更していたことが判明した。関空に到着したのは午後11時40分過ぎで、乗客はマニラを出発して約8時間缶詰め状態だった。 セブ機は2023年9月にも福岡空港から北九州空港にダイバートした後に、午後10時の「門限」がある福岡空港に戻れず、マニラにUターンして乗客が約11時間機内に缶詰めになる事案があった。今回も福岡空港の門限で到着地の変更を余儀なくされたが、乗客の負担を考慮し、変更先を国内にしたとみ