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随筆の検索結果1 - 3 件 / 3件

  • 推しのアーティストのカミングアウトを受けてのゲイのファンの随筆 - kokeのブログ

    思い出を振り返ると、そこにはいつもAAAと與真司郎がいた。 (ここから数行の間めっちゃ喋るのでオタク以外には読めないインクで書いています) 高校の頃、友だちとカラオケに行くたびに「wake up!」を歌い、毎晩寝る前は「さよならの前に」を聞いた。「恋音と雨空」は定番すぎて逆に聞かなくていいなどとツウぶったり、ドライブに行くと決まって「winter lander!」を大音量で流して踊っていた。悲しいときは「wonderful life」を聴いて心を慰めたし、楽しいときは「good day」を聴いた。冬の街角では、肩を震わせながらきまって「perfect」を聴いたし、夏の日差しを感じた時には「love is in the air」をかけた。ノンケに片想いしてたときは「lil infinity」を聴いて愛することの素晴らしさを痛感したし、ノンケに振られた翌日は「day by day」を聴いて少し

      推しのアーティストのカミングアウトを受けてのゲイのファンの随筆 - kokeのブログ
    • 『精選女性随筆集 須賀敦子 川上弘美選』文庫化記念! 若松英輔さんが綴る「須賀敦子の魅力」 | 文春オンライン

      ◆◆◆ 須賀敦子の拠点「コルシア書店」に集う者たち ミラノは二度、行ったことがある。どちらの旅も目的は、須賀敦子の作品に出てくる場所を丹念にというよりも思うままにめぐってみることだった。最初は彼女の評伝を書こうと心に決めたとき、そして、二度目は雑誌の連載を終え、本にまとめようとしていたときだった。須賀敦子のイタリアでの生活の拠点だったミラノというよりも、かつてコルシア書店があった街、それが私にとってのミラノだった。 『コルシア書店の仲間たち』が彼女の代表作の一つであることは異論がないように思う。この「書店」は単に本を売る場所ではなかった。出版機能を有したいわゆる書肆でもあるのだが、何よりも「カトリック左派」の拠点、つまり、開かれた教会の「建設」を企図した人々が自分の立場を忘れて集える場所だった。さらにいえば、キリスト教の伝統の上に立って、「キリスト教の殻」を打ち破り、人間が「ことば」によっ

        『精選女性随筆集 須賀敦子 川上弘美選』文庫化記念! 若松英輔さんが綴る「須賀敦子の魅力」 | 文春オンライン
      • 司馬遼太郎さんの随筆④浅井長政の裏切り - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録

        司馬遼太郎さんの大作・「街道をゆく」のなかの「近江散歩」を読んでいる。近江国(おうみのくに)は現在の滋賀県の旧国名である。 近江は元々「近淡海国」(ちかつあふみ)と呼ばれ都に近い淡水糊・琵琶湖を表した国名である。 余談に成るが現在静岡県の一部になっている旧国名遠江国(とおとうみのくに)は元々「遠淡海国」(とほつあふみ)と呼ばれ都から遠い浜名湖を表した旧国名である。 司馬さんはこの近江北部にある姉川のほとりで、織田・徳川連合軍と、浅井・朝倉連合軍が戦った「姉川の合戦」に思いを巡らす。 この戦いは周知のように織田信長が越前朝倉氏討伐に軍を進めた際に、信長の妹婿であった浅井長政が織田に背いて朝倉氏側に付いたことを発端にその決着を図る戦いでもあった。 信長は浅井長政を深く信頼していたとされ、当初長政が背いた知らせを聞いても容易に信じなかったと言われる。 この裏切りの原因は従来、長政の父・浅井久政は

          司馬遼太郎さんの随筆④浅井長政の裏切り - 厚狭吉亭日乗・神戸残日録
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