国連の安全保障理事会の改革を求める声が高まる中、アメリカはアフリカの2か国が、拒否権のない常任理事国として安保理に加わることを支持すると表明しました。一方、日本の常任理事国入りも引き続き支持するとしています。 国連の安保理では、アメリカやロシアなど拒否権を持つ常任理事国がウクライナ情勢などで対立し、機能不全に陥っていると指摘され、改革を求める声が高まっています。 こうしたなかアメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は12日、ニューヨークで講演し、「アフリカのために常任理事国に2議席を設けることを支持する。それが正しいと信じるからだ」と述べ、具体的な国名はあげませんでしたが、新たにアフリカの2か国を常任理事国に加えることを支持すると発表しました。 また、気候変動の影響をうける島しょ国、1か国についても非常任の理事国に加えることを支持する考えを明らかにしました。 ただ、拒否権については「拡