最終ラウンド、18番でイーグルとなるウイニングパットを決めた古江彩佳。通算19アンダーでメジャー初制覇=フランス南東部エビアンのエビアン・リゾートGC(共同) パラシュートで降下する女性が持つ「日の丸」がフランスの空に舞い、これを見上げる古江彩佳の目には涙があった。 手渡されたその国旗を身にまとって「君が代」の演奏を聴き、勝利者インタビューを受けてトロフィーに口づけした。自身の海外メジャー初制覇を、なによりも実感できた瞬間だったろう。 仏エビアンリゾートGCで開催された女子ゴルフのメジャー大会「エビアン選手権」で古江が見事な逆転優勝を飾った。 奇跡ともいえる連続のロングパットを沈めて首位をとらえ、最終18番のイーグルで勝利を決めた。試合展開も優勝セレモニーも美しく、感動的だった。 海外の報道は153センチの古江の身長に焦点をあてた。「こんなに小さな女子選手が…」と。ただし米ツアーに参戦中の