島根県中山間地域研究センター(島根県飯南町上来島)のシカの屋外飼育施設で昨年10月、男性職員=当時64=が倒れているのが見つかり死亡した事故で、雲南署は9日、業務上過失致死容疑で、業務を監督する立場にあった地方公務員の男性(57)を書類送検した。 【死亡事故で対策】柵を新設、シカと職員分離 島根県中山間地域センター 同署によると、男性は「物理的に隔離し、同場しないようにすればよかった」と供述しているという。同署は男性の所属を明らかにしていない。 書類送検容疑は昨年10月25日、同センターの野生動物放飼場で男性職員が草刈り作業をする際、業務上必要な危険防止の措置を怠った疑い。男性職員は飼育されていたニホンジカに襲われ、死亡したとしている。