ロシア軍のランセット自爆ドローンの最新型は、ウクライナ軍がドローン攻撃から車両を守るために頼りにしている追加装甲を貫通する自己鍛造弾(爆発成形貫通弾=EFP)を発射しているようだ。 ロシア軍のドローンでEFPの使用が広がっているらしいことに関して、ウクライナ軍にとって朗報があるとすれば、防御力が最高レベルの車両ならその攻撃もしのげるはずだということだ。 EFPを搭載しているとみられるロシア軍のドローンは、数カ月前、観察眼の鋭いウォッチャーたちが前線の写真や映像で見つけていた。ここにきて、その存在が事実として広く受け入れられ始めている。 「こうした弾頭(EFP)を搭載したランセット徘徊型兵器の最新モデルが、(歩兵戦闘車のM2)ブラッドレーを攻撃する映像が(ウクライナ東部の)ドネツク軸で記録された」。独立調査団体のコンフリクト・インテリジェンス・チーム(CIT)は先週、そう報告している。