ハマギク(浜菊)は、青森県から茨城県にかけての大平洋側で自生するキク科の多年草ですが、 こちらの写真は、大阪公立大学附属植物園で栽培されているものを撮らせていただいたものです。 長く伸びた枝の先に、直径6cmほどの頭状花をつけています。 野菊の仲間で花の直径が3cmほどのヨメナに較べて大きく、 中心部の筒状花が黄色く、周辺の舌状花が白い花で、素朴な感じがします。 ハマギクの花は9月ごろから11ごろまで長い期間咲きますが、 日本固有種で、昔から人々に親しまれてきたようです。 花言葉は、「逆境に立ち向かう」「単純な美」などで、 9月3日、10月10日、11月3日、11月4日などの誕生花です。 「逆境に立ち向かう」は、環境が厳しい海岸近くで元気に育つ姿から、 「単純な美」は、白と黄のシンプルな頭状花の様子をみてつけられたのでしょうか。