通りかかった道路沿いで育ったゼニアオイ(銭葵)に、たくさんのピンクの花が咲いていました。 花の直径は3.5cmほどで、先端が凹んだ5枚の花びらがつき、縦方向に濃い紫の筋がついています。 ユーロッパ原産のアオイ科の多年草で、江戸時代に鑑賞用に移入され、いまは帰化していると言われます。 花期は6~8月で、夏に咲く花として知られ、正岡子規の「鴨の子と 盥(タライ)に飼うや 銭葵」に登場しています。 名前は、花の大きさが江戸時代の一文銭ぐらいの大きさで、葉がタチアオイ(立葵)ににていることや、向日性であることから日を「仰ぐ」が変じて「葵(アオイ)」にになったためとも言われます。 大きな株になって、たくさんの茎がのびており、1.5mほどの丈になっています。 花は、葉の葉腋から花茎をだして複数(5~15個)の花をつけ、茎がのびるのにつれ、下から上に咲き上がります。写真のように、茎全体に花がさいていて、