KORGがアナログシンセ黎明期の伝説的メーカーARPの代表機種「Odyssey」の復刻リリースに取り組むなど、ここ数年盛り上がりの兆しを見せてきたアナログシンセ界隈が、どんどんすごい領域へと進もうとしている。 一方、ボカロやソフトシンセ全盛の時期に音楽を始めた若い世代の人などは、おじさん達が何で興奮しているのか不思議に思っているかもしれない。そこで、今回から複数回に渡って、現在(2014年2月中旬)の最新トピックであるKORGのARP Odysseyにつながる形で、アナログシンセの登場から最初の衰退、そして復活に至る歴史を駆け足でご紹介しよう。 ちなみに筆者は、1975年生まれの現在38歳。この年齢でも最初のアナログ全盛期はリアルタイムで経験しておらず(YMO全盛期が幼稚園位)、アナログシンセの魅力を知ったのは1990年代初頭あたりの最初のアナログ・リバイバル期だ。なので、1980年代前半